エルドラージ

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2015年1月28日 (水) 14:07時点における118.243.149.48 (トーク) - whois による版
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エルドラージ/Eldraziとは、クリーチャー・タイプの1つ。エルドラージ覚醒で登場した。無色に存在する。

大きいものから順に「無色のエルドラージ」、有色の「エルドラージ・ドローン」、トークンとして生み出される「エルドラージ・落とし子」の3つに大別される。

目次

無色のエルドラージ


It That Betrays / 背くもの (12)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)

滅殺2(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを2つ生け贄に捧げる。)
対戦相手1人がトークンでないパーマネントを生け贄に捧げるたび、そのカードをあなたのコントロール下で戦場に出す。

11/11


Emrakul, the Aeons Torn / 引き裂かれし永劫、エムラクール (15)
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)

この呪文は打ち消されない。
あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
飛行、プロテクション(1色以上の呪文)、滅殺6
引き裂かれし永劫、エムラクールがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。

15/15

無色のもの9体はどれもマナ・コスト7以上の巨大クリーチャーであり、すべて滅殺を持つ。

また無色にのみ、このクリーチャー・タイプを持つ部族ソーサリーが2枚と、部族インスタント、部族エンチャント(オーラ)が1枚ずつ存在し、やはりマナ・コストは7以上である。

これらはマジックの17年の歴史において初となる、土地でもアーティファクトでもなく特性定義能力にもよらない無色カードであり、多くのプレイヤーを驚愕させた(画像)。カードの枠も色がなく、イラストがはみ出している。文章欄にもイラストが透けている。

伝説のエルドラージ

3体存在する伝説のエルドラージ達は、どれもが10マナ以上の無色の巨大クリーチャーであり、「唱えたときに誘発する強力な能力」と「墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。」という2つ(滅殺を合わせると3つ)の誘発型能力を持つ。

エルドラージ・ドローン


Kozilek's Predator / コジレックの捕食者 (3)(緑)
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) ドローン(Drone)

コジレックの捕食者が戦場に出たとき、無色の0/1のエルドラージ(Eldrazi)・落とし子(Spawn)クリーチャー・トークンを2体生成する。それらは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ。

3/3

一方、彼らの血族たる有色の「エルドラージ・ドローン」6体は、いずれもマナ・コストが6以下で、後述のエルドラージ・落とし子を生み出したり強化したりする能力を持つ。

  • 侵略者というイメージではあるが、エルドラージ・ドローンの内訳は緑が3体、赤が2体、黒が1体である。トークンを生み出すという能力ゆえだろう。

エルドラージ・落とし子

前述のドローンをはじめとして、エルドラージ覚醒には、「このクリーチャーを生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに(1)を加える。」という能力を持つ「無色の0/1のエルドラージ・落とし子・クリーチャー・トークン」を生み出すカードが多数収録されている(「Eldrazi Spawn」でテキスト検索)。重い無色のエルドラージの召喚を助けるためにデザインされたと言えよう。

その他

部族専用の土地として、ウギンの目/Eye of Uginエルドラージの寺院/Eldrazi Templeが存在する。また、直接の関わりはないがエルドラージの碑/Eldrazi Monumentというアーティファクトも先行してゼンディカーに収録されていた。プレインチェイス2012では、エルドラージ達を封じていたアガディームの面晶体原/Hedron Fields of Agadeem (次元カード)次元カードとして登場した。

ストーリー

エルドラージは久遠の闇/Blind Eternitiesで生まれ、姿を現した次元/Planeのありとあらゆる生命とマナを食い尽くす、恐るべき捕食者である。さまざまな概念を超越した存在であり、一部のエルドラージがを持たないという特殊な性質もその設定に由来する。

かつて六千年以上の昔、数え切れないほどの次元の危機を目の当たりにしてきた三人の古きプレインズウォーカー/Planeswalkerにより、マナに満ちた世界ゼンディカー/Zendikarへと引き寄せられ、強力な魔法により幽閉された。

しかし彼らは、たった数世紀のあいだに自由になる寸前にまで至り、ゼンディカーのマナと生命を吸い上げてほとんど荒野にしてしまった。彼らの醜悪な小型の手下(血族)が現実世界に登場しだしたが、エルドラージとその血族は再び封印される。

3体の伝説のエルドラージの遠い昔の記憶は、三神として信仰の対象となり、ゼンディカーのマーフォークコーの種族に崇められてきた。風の女神エム(エメリア)ペテン師の神コーシ海の女神ウーラである。

そして、かつて次元を食らっていた時代から数千年が経った今。ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの命令を受けた狂乱のプレインズウォーカーサルカン・ヴォル/Sarkhan Volは、ウギンの目/Eye of Uginの部屋で封印を見張っていたが、敵対するプレインズウォーカーの行動がきっかけとなり、エルドラージが解き放たれてしまった。再びエルドラージは目覚め、虐殺が始まるのだった。

テーロス・ブロックの時代では、すでにエルドラージがゼンディカー全域を制圧してしまった。その恐るべき支配は、プレインズウォーカー・キオーラ/Kioraさえも故郷/Homeを滅ぼされていることから想像していただきたい。

  • 3体のエルドラージにとって、次元の内部におけるクリーチャーとしての姿は「物理的な延長」あるいは「肉」と表現され、久遠の闇にある「本体」にとっては傷つけられても何ら痛手ではない。墓地に置かれてもライブラリーに舞い戻る能力はこれの表現である。

参考

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