殺害/Murder
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シンプルな黒の単体除去。入れ替わりで基本セット落ちした破滅の刃/Doom Bladeを初めとする多くの黒の除去と異なり、対象に何の条件もないが、その分3マナとやや重い。
構築では3マナの単体除去は使用に耐えないほどではないが、やはりテンポロスが大きく、強いとは言いがたい。2マナの破滅の刃や喉首狙い/Go for the Throatと共存する環境ではメタゲームに合わせてそれらを使い分ける方が無難だが、あまりに混沌としたメタであれば、相手を選ばないこのカードにも出番があるかもしれない。特にコントロールデッキ向け。
リミテッドではほとんどのクリーチャーに対処できる最高級の除去。ただしダブルシンボルであるため、ある程度黒が濃いデッキでないと扱いにくい点に注意。
- 基本セット2013内には、同じくシンプルなパーマネント破壊カードが多い(火口化/Craterize、溶解/Smelt、消去/Eraseなど)。デベロップ・チームによれば、これらのカードは新しいプレイヤーが問題に対処するきっかけを得るためのものであり、カードパワーよりも直感的な分かりやすさを優先して作られている。
- 効果のシンプルさを強調するためか、基本セット2013版では審判の日/Day of Judgmentや取り消し/Cancelのように、フレイバー・テキストは書かれていない。イラスト
- 異界月で新規イラストで再録され、フレイバー・テキストが与えられた。
- プレインズウォーカーも破壊できる上位互換である英雄の破滅/Hero's Downfallがテーロスで登場した。
関連カード
主な亜種
色やタイプ等の制限なしかつ追加コスト無しでクリーチャー1体を破壊するインスタント呪文。
- 終止/Terminate - BR。黒赤の多色カード。再生不可。(プレーンシフト)
- 肉体の裏切り/Betrayal of Flesh - 5B。クリーチャー・カード回収のモードと双呪も持つ。(ミラディン)
- 影の中の貪り/Devour in Shadow - BB。破壊したクリーチャーのタフネス分のライフを失う。再生不可。(フィフス・ドーン)
- オルゾフの魔除け/Orzhov Charm - WB。白黒の多色カード。モードの1つで破壊したクリーチャーのタフネス分のライフを失う。(ギルド門侵犯)
- 肉は塵に/Flesh to Dust - 3BB。再生不可。(基本セット2015)
- 英雄の破滅/Hero's Downfall - 1BB。クリーチャーかプレインズウォーカーを破壊する上位互換。(テーロス)
- 残忍な切断/Murderous Cut - 4B。探査付き。(タルキール覇王譚)
- 不浄な飢え/Unholy Hunger - 3BB。魔巧達成時に2点ライフ回復。(マジック・オリジン)
- 当然の結論/Tidy Conclusion - 3BB。コントロールしているアーティファクトの数だけライフを得る。(カラデシュ)
- 無許可の分解/Unlicensed Disintegration - 1BR。黒赤の多色カード。アーティファクトをコントロールしていれば対象のコントローラーに3点ダメージ。(カラデシュ)
他の色マナが加わったことでクリーチャー以外のパーマネント・タイプのパーマネントも破壊できる呪文。
- 化膿/Putrefy - 1BG。黒緑の多色カード。クリーチャーかアーティファクトを破壊する。再生を禁止する。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 屈辱/Mortify - 1WB。白黒の多色カード。クリーチャーかエンチャントを破壊する。(ギルドパクト)
- 破壊の宴/Wrecking Ball - 2BR。黒赤の多色カード。クリーチャーか土地を破壊する。(ディセンション)
参考
- The Cards of Magic 2013, Part 1/マジック2013のカード達 パート1(Latest Development 2013年7月6日 Zac Hill著)
- The M-Files: Eldritch Moon, Part 1/Mファイル『異界月』編・パート1(Latest Developments 2016年7月22日 Sam Stoddard著)
- カード個別評価:異界月 - アンコモン
- カード個別評価:基本セット2013 - コモン
- カード個別評価:コンスピラシー:王位争奪 - コモン