真鍮の都/City of Brass

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[[マジック]]の[[アラビアンナイト|黎明期]]から存在する、[[ライフ]]を[[リソース]]にして好きな[[色]][[マナ]]を出せる[[土地]]。史上最初の[[5色地形]]でもあるが、その利便性のつけとして、マナを出さなくとも[[タップ]]状態になるだけで1点の[[ダメージ]]を受けてしまう。
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[[マジック]]の[[アラビアンナイト|黎明期]]から存在する、[[ライフ]]を[[リソース]]にして好きな[[色]][[マナ]]を出せる[[土地]]。史上最初の[[5色地形]]でもあるが、その利便性のつけとして、[[タップ]]状態になるだけで1点の[[ダメージ]]を受けてしまう。
  
とにかく、タップ状態になると痛いので、[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]などの永続的にタップする手段に対して弱点を持つ。とはいえ、[[ステロイド]]系の[[デッキ]]はそんなものに躊躇している暇は無かったため、速攻系の[[多色]]デッキではよく使われた。
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[[マナ]]を出す出さないに関わらず、とにかくタップ状態になるとダメージを受けるため、[[氷の干渉器/Icy Manipulator]]などの永続[[タッパー]]が弱点となる。
  
1997年APACでは、香港勢がこれを多用した5色デッキで好成績を残した。[[金澤尚子]]女史曰く「真鍮の都で[[剣を鍬に/Swords to Plowshares|ソープロ]]と[[恐怖/Terror|テラー]]と[[赤霊破/Red Elemental Blast|赤ブラスト]]と[[Arcane Denial|カウンター]]が飛んできて、挙句に[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn|ジン]]で殴られた」らしい。
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とは言え、例えば[[速攻]][[デッキ]]などにとっては、その程度のデメリットを躊躇する理由が無い。[[ステロイド]]など[[多色]]の速攻デッキではよく使われた。
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また1997年APACでは、香港勢がこれを多用した5色デッキで好成績を残した。[[金澤尚子]]女史曰く「真鍮の都で[[剣を鍬に/Swords to Plowshares|ソープロ]]と[[恐怖/Terror|テラー]]と[[赤霊破/Red Elemental Blast|赤ブラスト]]と[[Arcane Denial|カウンター]]が飛んできて、挙句に[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn|ジン]]で殴られた」らしい。
  
*ダメージを与える[[能力]]は[[ペインランド]]の場合とは違い[[マナ能力]]とは独立しているので、一旦[[スタック]]に乗ることに注意。例えばマナを出してから何か[[ソーサリー]][[呪文]][[プレイ]]する場合、まずこのダメージの能力を解決する必要がある。この段階で[[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]などを使われると、その呪文を[[プレイ]]できなくなってしまう(マナを処理する手段がなければ[[マナ・バーン]]も起こる)。
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*ダメージを与える[[能力]]は[[ペインランド]]のものと違って[[マナ能力]]とは独立した[[誘発型能力]]であるため、一旦[[スタック]]に乗ることに注意。マナを出してから[[ソーサリー]][[呪文]]などを[[プレイ]]する場合、まずこのダメージの能力を解決する必要があり、例えばそれに[[対応して]][[オアリムの詠唱/Orim's Chant]]を使われるとその使いたかったソーサリーを[[プレイ]]できなくなってしまうし、出たマナを処理する手段がなければ当然[[マナ・バーン]]してしまう。
**この事例に関しては、その呪文のプレイを先に宣言し、[[コスト]]の支払いの段階で初めてマナを出せばよい。例えばライフが1点しか無い状態でも、直接[[火力]]などを使う事で、真鍮の都によるダメージでライフが無くなる前に勝てる。
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**この事例に関しては、その呪文のプレイを先に宣言し、[[コスト]]の支払いの段階で初めてマナを出せばよい。
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**またこれを逆手に取って、仮にライフが1点しか無い状態でもマナを出して、[[スタック]]に乗った[[誘発型能力]]に対応して[[インスタント]]呪文を使う事ができる。[[ライフ]]を得て凌いだり、[[火力]]を撃って勝利したり。
 
*読み方は「しんちゅうのみやこ」。
 
*読み方は「しんちゅうのみやこ」。
 
*パロディ版は[[アンヒンジド]]の[[City of Ass]]。
 
*パロディ版は[[アンヒンジド]]の[[City of Ass]]。

2008年10月29日 (水) 20:16時点における版


City of Brass / 真鍮の都
土地

真鍮の都がタップ状態になるたび、それはあなたに1点のダメージを与える。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。


マジック黎明期から存在する、ライフリソースにして好きなマナを出せる土地。史上最初の5色地形でもあるが、その利便性のつけとして、タップ状態になるだけで1点のダメージを受けてしまう。

マナを出す出さないに関わらず、とにかくタップ状態になるとダメージを受けるため、氷の干渉器/Icy Manipulatorなどの永続タッパーが弱点となる。

とは言え、例えば速攻デッキなどにとっては、その程度のデメリットを躊躇する理由が無い。ステロイドなど多色の速攻デッキではよく使われた。 また1997年APACでは、香港勢がこれを多用した5色デッキで好成績を残した。金澤尚子女史曰く「真鍮の都でソープロテラー赤ブラストカウンターが飛んできて、挙句にジンで殴られた」らしい。

主な亜種

ペインランドもこれが基になっているが、ダメージを受ける5色地形という直接的なリメイクは次のようなものがある。

ストーリー

真鍮の都/City of Brassラバイア/Rabiahの遠い外れのどこかに位置するとされる都市(ワイルドファイア/Wildfireに存在する可能性も挙げられている)。

Princess Fatima(ファティマ王女)が魔術で建造し、母国からラバイアの果てに魔法的手段で転移させた。人間不信の王女は孤独を紛らわすため真鍮人間/Brass Manを作り出し、この都に住まわせた。ジンイフリートもしばしば訪れるが、それより遥かに多くの真鍮人間が住んでいる。

この都は、絶えず熱気で蜃気楼が揺らめき、気温は周囲の砂漠/Desertよりゆうに20度ほど高い。建造物は全て石材と真鍮で造られていて、日の出から日の入りまで血塗られた黄金のように輝き、日没後でも数時間は熱放射でぼんやりと光っている。近隣の山々でさえ真鍮で覆われていて、夜のうちに山頂に雪が積もることが多々あるのものの、日の出から一時間も経たずに融けてしまう。この苛酷な環境で暮らせるクリーチャーは少ない。都で生き残れるものはわずかである。

以上のような状況から苦痛と憤怒の街と称されているにも拘らず、手軽に濃密なマナを生み出すため、魔法を扱う者たちが惹き付けられてくる。だが、この都のマナは熔解した真鍮のごとく熱く燃え、苦痛なしに扱える魔術師はいない。

登場

  • The City of Brass(Encyclopedia Dominiaの掌編)
  • City of Brass(Encyclopedia Dominiaの見出し語)

参考

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