領域

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
'''領域'''/''Zone''とは、[[マジック]]の[[オブジェクト]]が[[ゲーム]]中に存在できる場所のこと。
+
'''領域'''/''Zone''とは、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の[[オブジェクト]]が[[ゲーム]]中に存在できる場所のこと。
  
 
==解説==
 
==解説==
 
基本的には「'''[[ライブラリー]]'''」「'''[[手札]]'''」「'''[[墓地]]'''」「'''[[戦場]]'''」「'''[[スタック]]'''」「'''[[追放]]'''」の6つ。これら以外に、カジュアル変種ルールでは「[[コマンド]]」を、初期の[[カード]]では「[[アンティ]]」を用いることがある。また古い[[ルーリング|ルール]]では、スタック領域の代わりに「[[リンボ]]」、追放領域の代わりに「[[ゲーム外]]」という領域が存在していたほか、「[[フェイズ・アウト]]」という領域も存在した。
 
基本的には「'''[[ライブラリー]]'''」「'''[[手札]]'''」「'''[[墓地]]'''」「'''[[戦場]]'''」「'''[[スタック]]'''」「'''[[追放]]'''」の6つ。これら以外に、カジュアル変種ルールでは「[[コマンド]]」を、初期の[[カード]]では「[[アンティ]]」を用いることがある。また古い[[ルーリング|ルール]]では、スタック領域の代わりに「[[リンボ]]」、追放領域の代わりに「[[ゲーム外]]」という領域が存在していたほか、「[[フェイズ・アウト]]」という領域も存在した。
  
手札と墓地とライブラリーは各[[プレイヤー]]ごとに独立しており、それ以外の領域は全プレイヤー共通である(特に「自分の場」「相手の場」という言い方がよく見られるが、正確には戦場も全員で共有している)。
+
手札と墓地とライブラリーは各[[プレイヤー]]ごとに独立しており、それ以外の領域は全プレイヤー共有である(「自分の場」「相手の場」という言い方がよく見られるが、間違い。戦場も全員で共有している)。
  
 
===オブジェクトの移動===
 
===オブジェクトの移動===
11行: 11行:
 
#*[[臨機応変/Sleight of Mind]]などが該当する。
 
#*[[臨機応変/Sleight of Mind]]などが該当する。
 
#スタック上にあるパーマネント呪文からの[[ダメージ]]に適用される[[軽減]]効果は、その呪文であったパーマネントにも適用される。
 
#スタック上にあるパーマネント呪文からの[[ダメージ]]に適用される[[軽減]]効果は、その呪文であったパーマネントにも適用される。
#パーマネントの能力のうち、[[唱える|唱えられた]]ときの情報を必要とするものは、そのパーマネントになった呪文に関する情報を参照できる。
+
#パーマネントの能力のうち、[[唱える|唱え]]られたときの情報を必要とするものは、そのパーマネントになった呪文に関する情報を参照できる。
 
#*[[キッカー]]や[[想起]]などが該当する。
 
#*[[キッカー]]や[[想起]]などが該当する。
 
#オブジェクトが他の領域に移動することで[[誘発]]する誘発型能力は、移動先の領域でその移動したオブジェクトを見つけることができる。
 
#オブジェクトが他の領域に移動することで[[誘発]]する誘発型能力は、移動先の領域でその移動したオブジェクトを見つけることができる。
 
#*[[怨恨/Rancor]]などが該当する。[[領域変更誘発]]も参照。
 
#*[[怨恨/Rancor]]などが該当する。[[領域変更誘発]]も参照。
#[[エンチャント]]されているパーマネントが[[戦場]]を離れたことによって誘発する[[オーラ]]の[[能力]]は、移動先にあるそのパーマネントと、[[状況起因処理]]のチェック後に[[オーナー]]の墓地に置かれたそのオーラ自身を見つけることができる。
+
#[[エンチャント]]されているパーマネントが[[戦場を離れる|戦場を離れた]]ことによって誘発する[[オーラ]]の[[能力]]は、移動先にあるそのパーマネントと、[[状況起因処理]]のチェック後に[[オーナー]]の墓地に置かれたそのオーラ自身を見つけることができる。
 
#*[[旅する疫病/Traveling Plague]]などが該当する。[[領域変更誘発]]も参照。
 
#*[[旅する疫病/Traveling Plague]]などが該当する。[[領域変更誘発]]も参照。
 
#[[土地]]でない[[カード]]に、唱えられるようにする能力を与える効果があった場合、その能力は唱えられてスタックに移動してなったオブジェクトにも適用され続ける。
 
#[[土地]]でない[[カード]]に、唱えられるようにする能力を与える効果があった場合、その能力は唱えられてスタックに移動してなったオブジェクトにも適用され続ける。

2010年5月21日 (金) 17:43時点における版

領域/Zoneとは、マジックオブジェクトゲーム中に存在できる場所のこと。

目次

解説

基本的には「ライブラリー」「手札」「墓地」「戦場」「スタック」「追放」の6つ。これら以外に、カジュアル変種ルールでは「コマンド」を、初期のカードでは「アンティ」を用いることがある。また古いルールでは、スタック領域の代わりに「リンボ」、追放領域の代わりに「ゲーム外」という領域が存在していたほか、「フェイズ・アウト」という領域も存在した。

手札と墓地とライブラリーは各プレイヤーごとに独立しており、それ以外の領域は全プレイヤー共有である(「自分の場」「相手の場」という言い方がよく見られるが、間違い。戦場も全員で共有している)。

オブジェクトの移動

領域を移動したオブジェクトは、以前の状態の記憶を失い、以前の状態と関係のない新しいオブジェクトになる。ただし、以下の例外が存在する。

  1. スタック上にあるパーマネント呪文アーティファクトクリーチャーエンチャントプレインズウォーカー)の特性を変更する、呪文や起動型能力誘発型能力による効果は、その呪文であったパーマネントにも適用され続ける。
  2. スタック上にあるパーマネント呪文からのダメージに適用される軽減効果は、その呪文であったパーマネントにも適用される。
  3. パーマネントの能力のうち、唱えられたときの情報を必要とするものは、そのパーマネントになった呪文に関する情報を参照できる。
  4. オブジェクトが他の領域に移動することで誘発する誘発型能力は、移動先の領域でその移動したオブジェクトを見つけることができる。
  5. エンチャントされているパーマネントが戦場を離れたことによって誘発するオーラ能力は、移動先にあるそのパーマネントと、状況起因処理のチェック後にオーナーの墓地に置かれたそのオーラ自身を見つけることができる。
  6. 土地でないカードに、唱えられるようにする能力を与える効果があった場合、その能力は唱えられてスタックに移動してなったオブジェクトにも適用され続ける。

その他

ラヴニカ:ギルドの都以来、オブジェクトやプレイヤーに加えて、呪文能力対象となりうることになった(ディミーアの脳外科医、シアクー/Circu, Dimir Lobotomist参照)。

  • ゲームの外部とは、どの領域にも存在していないオブジェクトがある場所のことであり、領域ではない。
    • かつてのルールでは外部にゲーム外領域を含んでいたが、現在では追放領域は外部に含まれない。
  • 「手札を捨てる」や「あなたの手札をあなたのライブラリーに加えて切り直す」など、領域に対して何かをさせる効果がある場合、それらはその領域にある全てのカードに働く。領域そのものには何もしない。
  • アンヒンジドのカード、AWOLによってのみ参照される領域として「最悪ゲームから徹底的に永遠に除去(absolutely-removed-from-the-freaking-game-forever)」領域がある。

概念図

基本セット2010によるルール変更後のもの。以前と変わったので注意。

領域 サイドボード その他
ライブラリー 手札 戦場 墓地 スタック 追放
内部 外部(トーナメント時)
内部 外部

トーナメント以外(カジュアルプレイ)においても、「願いなどでアクセスできるのはサイドボード内のみ」という考えを持つ人がいるので、事前に確認しておくとよいだろう。

一覧

参考

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif