精神隷属器/Mindslaver
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+ | *[[公式ハンドブック]]において評価は低かったが、上記の通り本当は超強力である。[[ミラディン]]産アーティファクトの[[カードパワー]]の凄まじさを象徴しているようなカードである。 | ||
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− | + | この[[カード]][[#引用:総合ルール 5.5.2.0|専用のルール]]が1項目作られている。 | |
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*ターンをコントロールしている間に、[[あなた]]も通常通りあなたの[[呪文]]を[[プレイ]]することができる。 | *ターンをコントロールしている間に、[[あなた]]も通常通りあなたの[[呪文]]を[[プレイ]]することができる。 | ||
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*これを使って、相手を[[投了]]させることはできない。逆に、ターンをコントロールされている状態でも投了できる。 | *これを使って、相手を[[投了]]させることはできない。逆に、ターンをコントロールされている状態でも投了できる。 | ||
*もちろん[[Blacker Lotus]]などの[[コスト]]の一部として相手のカードをビリビリに破いてもよい。逆に、もしそうされそうになったら即座に投了すべきだろう(そのタイミングでの投了は認められている)。 | *もちろん[[Blacker Lotus]]などの[[コスト]]の一部として相手のカードをビリビリに破いてもよい。逆に、もしそうされそうになったら即座に投了すべきだろう(そのタイミングでの投了は認められている)。 | ||
+ | *ルール上不正な行動をさせることはできない。 | ||
+ | *[[燃え立つ願い/Burning Wish]]を使わせたとしても、そのプレイヤーの[[サイドボード]]を見ることはできない([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/gpvie08/blog2#8 参考])。サイドボードを見ることは[[総合ルール]]ではなく[[フロア・ルール]]122節によって許可された行動である({{CR|507.3c}})。見ることができない以上[[ソーサリー]]であるかどうか判別できないため、サイドボードからカードを持ってくることはできない([[ゲーム外]]のカードから選ぶことはできる)。 | ||
+ | **[[死せる願い/Death Wish]]ならば条件を指定されていないのでサイドボードから持ってくることはできるが、[[無作為に]]選ぶことになる。 | ||
*注釈文に従えば、これを自分を[[対象]]にして起動した場合、あなたはマナ・バーンによってライフを失わないように読めるが、そうはならない。{{CR|507.4}}は「他の」プレイヤーにターンがコントロールされている間に関するルールだからである。自分のターンをコントロールしても、基本的に何も起こらない。自分を対象に起動して意味があるのは、せいぜい相手の精神隷属器による効果を上書きして無効化するときぐらいのものである。 | *注釈文に従えば、これを自分を[[対象]]にして起動した場合、あなたはマナ・バーンによってライフを失わないように読めるが、そうはならない。{{CR|507.4}}は「他の」プレイヤーにターンがコントロールされている間に関するルールだからである。自分のターンをコントロールしても、基本的に何も起こらない。自分を対象に起動して意味があるのは、せいぜい相手の精神隷属器による効果を上書きして無効化するときぐらいのものである。 | ||
2009年4月19日 (日) 14:01時点における版
Mindslaver / 精神隷属器 (6)
伝説のアーティファクト
伝説のアーティファクト
(4),(T),精神隷属器を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーをコントロールする。(あなたはそのプレイヤーが見ることのできるすべてのカードを見て、そのプレイヤーのすべての決定を行う。)
相手の1ターンを完全に操ることができる伝説のアーティファクト。
呪文や能力のプレイ、攻撃クリーチャーの指定など、総合ルールで認められるあらゆる行動の選択権を奪うことができる。マナ・バーンは引き起こせないが、土地をフルタップにさせることはできるため、返しの自分のターンまで有利に運ぶことができる。
コントロール相手に起動したらほぼ勝ち。撃てば相手をほとんど壊滅させられるため、スタンダードでも各種コントロールのエンドカードとして使用された。
カード・プールが広くなればなるほど強くなるカードでもある。かつてのエクステンデッドやヴィンテージでは、修繕/Tinkerから高速で場に出され、ゴブリンの溶接工/Goblin Welderで何度も使い回されたのだ(→スタックス、ティンカースタックス)。また、アカデミーの廃墟/Academy Ruinsでも容易に、そして半永久的に再利用される(→青白トロン)。
ルール
- 他のプレイヤーにターンをコントロールされているプレイヤーは、マナ・バーンでライフを失わない(マナ・プールは通常通り空になる)。しかし、ペインランドなどからのダメージはマナ・バーンによるライフロスではないので発生する。
- ターンをコントロールしている間に、あなたも通常通りあなたの呪文をプレイすることができる。
- ターンのコントローラーは、ターンをコントロールされているプレイヤーの手札を見たり、裏向きのパーマネントの表を見ることも可能である。
- これを使って、相手を投了させることはできない。逆に、ターンをコントロールされている状態でも投了できる。
- もちろんBlacker Lotusなどのコストの一部として相手のカードをビリビリに破いてもよい。逆に、もしそうされそうになったら即座に投了すべきだろう(そのタイミングでの投了は認められている)。
- ルール上不正な行動をさせることはできない。
- 燃え立つ願い/Burning Wishを使わせたとしても、そのプレイヤーのサイドボードを見ることはできない(参考)。サイドボードを見ることは総合ルールではなくフロア・ルール122節によって許可された行動である(CR:507.3c)。見ることができない以上ソーサリーであるかどうか判別できないため、サイドボードからカードを持ってくることはできない(ゲーム外のカードから選ぶことはできる)。
- 死せる願い/Death Wishならば条件を指定されていないのでサイドボードから持ってくることはできるが、無作為に選ぶことになる。
- 注釈文に従えば、これを自分を対象にして起動した場合、あなたはマナ・バーンによってライフを失わないように読めるが、そうはならない。CR:507.4は「他の」プレイヤーにターンがコントロールされている間に関するルールだからである。自分のターンをコントロールしても、基本的に何も起こらない。自分を対象に起動して意味があるのは、せいぜい相手の精神隷属器による効果を上書きして無効化するときぐらいのものである。
その他
- イラストだけは早くから公開されていて、装備品だと思われていた。
- もともと「グリーマックス/Gleemax」の名前でアングルード2に収録される予定だった。アングルード2の企画が消えたために精神隷属器になったのだが、その後アンヒンジドで全く違うカードがGleemaxとして登場した。さらにさかのぼるとテンペストの占有の兜/Helm of Possessionの原案にたどり着く。
- 最初は伝説のアーティファクトではなかったのだが、調整の結果、伝説のアーティファクトとなった。
- 相手の財布の中身を破壊するマネデスのキーカードでもある。詳しくはマネデスの項を参照。
- 2004年のエイプリル・フールでは、インターネットの投票の結果、このカードが禁止カードに指定されるというジョークがあった(参考のコラム参照)。
参考
- 精神は素晴らしく無駄なもの―テンペスト発アングルード経由ミラディン行き (WotC, 文:Mark Rosewater, 英語)
- 「あなたが決める」--精神隷属器が禁止カードに! (Braingeyser 2004年4月1日にWotCの公式ホームページで公表されたエイプリル・フール記事の和訳)
- The Top 50 Artifacts of All Time 第38位 (WotC, 文:Zvi Mowshowitz, 英語)
- カード個別評価:ミラディン - レア
引用:総合ルール 20231117.0
- 5 ターンの構造
- 507 戦闘開始ステップ
- 507.1 最初に、アクティブ・プレイヤーの対戦相手すべてが自動的に防御プレイヤー になるわけではない多人数戦であれば、アクティブ・プレイヤーは自分の対戦相手の中から1人を選ぶ。そのプレイヤーは防御プレイヤーとなる。このターン起因処理はスタックを用いない。(rule 506.2 参照。)
- 507.2 次に、アクティブ・プレイヤーが優先権を得る(rule 117〔タイミングと優先権〕参照)。
- 507 戦闘開始ステップ