強迫/Duress
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*[[第7版]]で再録された当時は、同様に非常に強力な手札破壊の陰謀団式療法と抜群の相性を誇り、これらを4枚ずつ投入したデッキは「8デュレス」などと呼ばれた。その後、[[ローウィン]]で思考囲いが登場し、「12デュレス」が可能となっている(この3種類が併用される事は少ないが)。 | *[[第7版]]で再録された当時は、同様に非常に強力な手札破壊の陰謀団式療法と抜群の相性を誇り、これらを4枚ずつ投入したデッキは「8デュレス」などと呼ばれた。その後、[[ローウィン]]で思考囲いが登場し、「12デュレス」が可能となっている(この3種類が併用される事は少ないが)。 | ||
− | *[[緑単色デッキ]]や[[ゴブリン (デッキ)|ゴブリン]] | + | *[[緑単色デッキ]]や[[ゴブリン (デッキ)|ゴブリン]]など、クリーチャー主体のデッキが相手だと効果が薄い。 |
− | * | + | *クリーチャーを選べないのは欠点であるが、黒は除去が強いためあまり気にならない。ただし[[被覆]]持ちなど、[[除去耐性]]に優れたクリーチャーが[[環境]]に豊富にいる場合は問題になるだろう。 |
**[[十二足獣/Dodecapod]]や[[日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla]]を捨てさせないで済む点もありがたい。しかし手札を覗いたときに見かけると動くに動けなくなったりすることも。 | **[[十二足獣/Dodecapod]]や[[日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla]]を捨てさせないで済む点もありがたい。しかし手札を覗いたときに見かけると動くに動けなくなったりすることも。 | ||
*同じ手札破壊カードに[[脅迫状/Blackmail]]があるが、こちらは「強迫」でなく「脅迫」。意味もそこまで離れてはいないが、「脅迫」はおどすこと、「強迫」は無理強いすることである。混同しないように注意したい。 | *同じ手札破壊カードに[[脅迫状/Blackmail]]があるが、こちらは「強迫」でなく「脅迫」。意味もそこまで離れてはいないが、「脅迫」はおどすこと、「強迫」は無理強いすることである。混同しないように注意したい。 | ||
− | *[[ディヴァインvsデモニック]]に[[Steven Belledin]]による{{Gatherer|id= | + | *[[ディヴァインvsデモニック]]に[[Steven Belledin]]による{{Gatherer|id=332840|新規イラスト}}で収録された。以降の[[基本セット]]([[基本セット2010]]~[[基本セット2021]])で再録された際にもこの[[絵|イラスト]]が用いられている。 |
− | + | *[[すべての人類を破壊する。それらは再生できない。]]の3巻初回封入特典として、このカードの[[プレミアム・カード|Foil]]仕様の[[プロモーション・カード]]が封入された。イラストは作品内の年代に合わせてウルザズ・サーガ版のものである。このイラストのFoil仕様のカードは2005年10月度の[[フライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カード|FNMプロモ]]以来実に14年ぶり、さらに同仕様の日本語版のものは初である<ref>[https://twitter.com/mtgjp/status/1184423745374568450 mtgjp](Twitter [[2019年]]10月16日)</ref>。 | |
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+ | *[[自我の流出/Ego Drain]] - (土地以外、[[フェアリー]]を[[コントロール]]していなければ自分も手札1枚を追放) | ||
+ | ;以下、[[MTGアリーナ]]専用。いずれについても条件を満たさないカードは公開されない。 | ||
+ | *[[期待の裏切り/Break Expectations]] (マナ総量2以上、補填にその[[プレイヤー]]は[[呪文書からドラフト]]) | ||
+ | *[[マインド・スパイク/Mind Spike]] (クリーチャーや土地以外、2点のライフを失う。公開されなければキャントリップ) | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[手札破壊カード]] | *[[手札破壊カード]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ファイレクシア:完全なる統一]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:イクサラン]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:タルキール龍紀伝]] - [[コモン]] | ||
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ファウンデーションズ]] - [[コモン]] (Starter Collection) | ||
+ | *[[カード個別評価:基本セット2021]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:基本セット2020]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:基本セット2014]] - [[コモン]] | ||
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*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[コモン]] | ||
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]] | ||
*[[カード個別評価:第7版]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:第7版]] - [[コモン]] | ||
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+ | *[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ミスティカルアーカイブ]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2021年#Secret Lair x Arcane|Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Arcane]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年10月30日 (水) 14:28時点における最新版
ソーサリー
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からクリーチャーでも土地でもないカード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
ウルザズ・サーガで初登場し、以降の手札破壊の代表格となったカード。1マナでクリーチャーおよび土地以外のカード1枚を選んで捨てさせることができる。
様々な環境において手札破壊の定番として活躍した。黒マナ1つのみで唱えられるため、対戦相手が何かし始める前に1ターン目からいきなり使用できるのが強み。エンチャントやアーティファクトといった、黒にとってパーマネントとなっては対処しづらいカードをピンポイントで墓地送りにできるのは心強い。また非パーマネントでもカウンターや除去や火力などを落とせるので、フィニッシャーを戦場に出す際やコンボの始動時などの安全確認や、暗黒の儀式/Dark Ritualからのスタートダッシュのサポートなどにも力を発揮する。基本セット2010での再録時にはさらにプレインズウォーカーへの対策にもなるためますます重要度が上がった。
また「対戦相手の手札を見られる」という点も重要。手札の内容から、相手が使っているデッキを見抜けるうえ、その先の数ターンぶんの展開も推測できるだろう。この「情報アドバンテージ」は、特に何人もの初対面の対戦相手とゲームをすることになるトーナメントでは小さくない利点となる。
エターナル環境には、1マナの手札破壊には他に陰謀団式療法/Cabal Therapyや思考囲い/Thoughtseize、コジレックの審問/Inquisition of Kozilekがあるため、デッキの構成とメタによって使い分けられることとなる。当然、併用される事も多い。自身のライフを気にする必要のあるANTでは、こちらを優先することもある。
パウパーでは1マナの手札破壊は貴重であり、特にインスタントやソーサリーを選んで捨てさせることができるカードは他にないため、黒を含むコンボデッキではしばしばサイドボードに採用される。
- 第7版で再録された当時は、同様に非常に強力な手札破壊の陰謀団式療法と抜群の相性を誇り、これらを4枚ずつ投入したデッキは「8デュレス」などと呼ばれた。その後、ローウィンで思考囲いが登場し、「12デュレス」が可能となっている(この3種類が併用される事は少ないが)。
- 緑単色デッキやゴブリンなど、クリーチャー主体のデッキが相手だと効果が薄い。
- クリーチャーを選べないのは欠点であるが、黒は除去が強いためあまり気にならない。ただし被覆持ちなど、除去耐性に優れたクリーチャーが環境に豊富にいる場合は問題になるだろう。
- 十二足獣/Dodecapodや日を浴びるルートワラ/Basking Rootwallaを捨てさせないで済む点もありがたい。しかし手札を覗いたときに見かけると動くに動けなくなったりすることも。
- 同じ手札破壊カードに脅迫状/Blackmailがあるが、こちらは「強迫」でなく「脅迫」。意味もそこまで離れてはいないが、「脅迫」はおどすこと、「強迫」は無理強いすることである。混同しないように注意したい。
- ディヴァインvsデモニックにSteven Belledinによる新規イラストで収録された。以降の基本セット(基本セット2010~基本セット2021)で再録された際にもこのイラストが用いられている。
- すべての人類を破壊する。それらは再生できない。の3巻初回封入特典として、このカードのFoil仕様のプロモーション・カードが封入された。イラストは作品内の年代に合わせてウルザズ・サーガ版のものである。このイラストのFoil仕様のカードは2005年10月度のFNMプロモ以来実に14年ぶり、さらに同仕様の日本語版のものは初である[1]。
[編集] 関連カード
[編集] 主な亜種
1マナで特定の条件のカードを1枚選んで捨てさせる呪文。その他、土地以外の好きなカードを選んで捨てさせる事ができる亜種(2マナ以上のものを含む)は困窮/Distressの項を参照。
- 村八分/Ostracize (クリーチャー)
- 侵食/Encroach (基本でない土地)
- 砕かれた夢/Shattered Dreams (アーティファクト)
- 精神の槍/Psychic Spear (秘儀かスピリット)
- 思考囲い/Thoughtseize (土地以外、2点のライフを失う)
- コジレックの審問/Inquisition of Kozilek (土地以外でマナ総量が3以下)
- 蔑み/Despise (クリーチャーかプレインズウォーカー、村八分の上位互換)
- 脳食願望/Appetite for Brains (マナ総量が4以上、追放)
- 過酷な精査/Harsh Scrutiny (クリーチャー、占術1のついた村八分の上位互換)
- 抜去/Divest (クリーチャーかアーティファクト、村八分と砕かれた夢の上位互換)
- ドリルビット/Drill Bit (土地以外、絢爛コストでのみ1マナ)
- 死霊の金切り声/Specter's Shriek(土地でない黒のカードを追放、黒くないものを選んだ場合は自分も手札1枚を追放)
- 戦慄の遁走/Dread Fugue (土地以外でマナ総量が2以下、切除(2)(黒)でマナ総量の制限解除)
- 鋼と油の夢/Dreams of Steel and Oil (クリーチャーかアーティファクトを追放、墓地からも同様のカードを選び追放。抜去の上位互換)
- 自我の流出/Ego Drain - (土地以外、フェアリーをコントロールしていなければ自分も手札1枚を追放)
- 以下、MTGアリーナ専用。いずれについても条件を満たさないカードは公開されない。
- 期待の裏切り/Break Expectations (マナ総量2以上、補填にそのプレイヤーは呪文書からドラフト)
- マインド・スパイク/Mind Spike (クリーチャーや土地以外、2点のライフを失う。公開されなければキャントリップ)
[編集] 脚注
[編集] 参考
- 手札破壊カード
- カード個別評価:ファイレクシア:完全なる統一 - コモン
- カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り - コモン
- カード個別評価:イクサラン - コモン
- カード個別評価:タルキール龍紀伝 - コモン
- カード個別評価:ウルザズ・サーガ - コモン
- カード個別評価:ファウンデーションズ - コモン (Starter Collection)
- カード個別評価:基本セット2021 - コモン
- カード個別評価:基本セット2020 - コモン
- カード個別評価:基本セット2019 - コモン
- カード個別評価:基本セット2014 - コモン
- カード個別評価:基本セット2013 - コモン
- カード個別評価:基本セット2011 - コモン
- カード個別評価:基本セット2010 - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:ドミナリア・リマスター - コモン
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - コモン
- カード個別評価:エターナルマスターズ - コモン
- カード個別評価:ミスティカルアーカイブ - アンコモン
- Secret Lair Drop Series: Secret Lair x Arcane