アーチエネミー戦

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'''アーチエネミー戦'''/''Archenemy''は、[[総合ルール]]で定められている[[カジュアル変種ルール]]の一つ。
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==解説==
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一対多の特殊な[[多人数戦]]が前提の[[フォーマット]]である。[[プレイヤー]]は[[魔王]]とその他のプレイヤーからなる2つの[[チーム]]に分かれて[[ゲーム]]を行う。
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==ルール==
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===構築ルール===
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[[魔王]]は通常の[[デッキ]][[構築]]ルールに則って構築したデッキ1つの他に、20枚以上の[[計略]][[カード]]からなる[[計略デッキ]]を1つ用意する。計略デッキには同じ[[名前]]を持つカードは2枚までしか入れることはできない。
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===ゲームルール===
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*多人数戦の変種ルール「[[チーム対抗戦]]」を用い、選択ルール「[[複数への攻撃]]」と「[[共有チーム・ターン]]」を使用する。他の選択ルールは使用しない。
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**一方のチームは1人のプレイヤーからなり、そのプレイヤーを魔王と呼ぶ。
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**他方のチームは何人のプレイヤーからなっていてもよい。
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*魔王には初期[[ライフ]]40点や、[[計略デッキ]]といったアドバンテージが与えられる。
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*魔王の[[先攻]]で[[ゲーム]]が開始。先攻でも[[ドロー・ステップ]]にカードを[[引く]]ことができる。
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*魔王は、自身の第1[[メイン・フェイズ]]の開始時に、[[計略デッキ]]の一番上を[[実行中にする]]。[[持続]]でない計略の誘発型能力の解決が終わったら、[[状況起因処理]]で計略デッキの一番下に置かれる。
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*多数側は[[ターン]]を共有する。[[アンタップ]]、[[引く|ドロー]]、[[戦闘]]はチームのターンとして1度に行うが、[[マナ]]・[[ライフ]]・[[手札]]などの[[リソース]]は共有されない。
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*多数側チームのプレイヤーが負けた場合、そのプレイヤーが[[オーナー]]である[[オブジェクト]]は取り除かれる。
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*多数側チームの全滅か魔王の敗北によって勝敗が決まる。
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====魔界大決戦====
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各プレイヤーがそれぞれに計略デッキを持った無差別戦を行なうという選択ルールが存在する。このルールでは「複数への攻撃」選択ルールを用い、他の多人数戦用選択ルールは用いない。
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このゲームでは全てのプレイヤーが魔王であり、通常の無差別戦と同じように、開始プレイヤーは無作為に決定される。それ以外の、アーチエネミー戦のゲームで魔王に適用されるルールは、魔界大決戦のゲームでは全てのプレイヤーに適用される。
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====アーチエネミー統率者戦====
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[[ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ]]で新たに制定された選択ルール。[[統率者戦]]のルールに従った上で下記の変更が適用される。
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*魔王側の初期ライフ総量は60点。計略デッキは10枚以上で同名の計略カードは1枚制限で構築する。
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*他方のチームは[[共用ライフ]]を用い初期ライフは60点である。
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*[[毒カウンター]]の管理は[[プレイヤー]]毎だが、いずれかのプレイヤーが10個以上の毒カウンターを得たならチーム全体の負けとなる。
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==専用セット==
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;[[アーチエネミー]]
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2010年6月発売。魔王用のデッキと計略カードが入った4種類の製品が発売された。
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;[[Archenemy: Nicol Bolas]]
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2017年6月発売。[[アモンケット・ブロック]]の[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)| ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]と[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の戦いを表現したセットで、魔王用のデッキ1つと計略カード、対するチーム用のデッキ3つで構成された製品。
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;[[ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ]]
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[[2024年]]9月発売。統率者戦用構築済みデッキに10枚の計略カードが入った4種類の製品が発売され、いずれのデッキも魔王にして対戦することができる。
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==その他==
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*公式ルールの訳語は[[2010年]]6月に制定された際はアーチエネミーだったが、[[2011年]]5月の[[総合ルール]]更新の際、魔王戦に変更された。さらに[[2012年]]2月に現在の訳に変更になった。英語では最初から変わらずArchenemyである。
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**魔王戦は、日本では「1対多人数」で行う[[多人数戦]]を意味する俗語としても用いられていた。詳しくは[[魔王戦]]を参照。
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**[[MTGアリーナ]]で[[2021年]]に制定されたフォーマットである[[アルケミー]]/Alchemyは、英単語としての字面が似ているが別物。
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==参考==
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*[[多人数戦]]
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*[[カジュアル変種ルール]]
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*[[ルーリング]]
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2024年9月24日 (火) 10:52時点における最新版

アーチエネミー戦/Archenemyは、総合ルールで定められているカジュアル変種ルールの一つ。

目次

[編集] 解説

一対多の特殊な多人数戦が前提のフォーマットである。プレイヤー魔王とその他のプレイヤーからなる2つのチームに分かれてゲームを行う。

[編集] ルール

[編集] 構築ルール

魔王は通常のデッキ構築ルールに則って構築したデッキ1つの他に、20枚以上の計略カードからなる計略デッキを1つ用意する。計略デッキには同じ名前を持つカードは2枚までしか入れることはできない。

[編集] ゲームルール

[編集] 魔界大決戦

各プレイヤーがそれぞれに計略デッキを持った無差別戦を行なうという選択ルールが存在する。このルールでは「複数への攻撃」選択ルールを用い、他の多人数戦用選択ルールは用いない。

このゲームでは全てのプレイヤーが魔王であり、通常の無差別戦と同じように、開始プレイヤーは無作為に決定される。それ以外の、アーチエネミー戦のゲームで魔王に適用されるルールは、魔界大決戦のゲームでは全てのプレイヤーに適用される。

[編集] アーチエネミー統率者戦

ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキで新たに制定された選択ルール。統率者戦のルールに従った上で下記の変更が適用される。

  • 魔王側の初期ライフ総量は60点。計略デッキは10枚以上で同名の計略カードは1枚制限で構築する。
  • 他方のチームは共用ライフを用い初期ライフは60点である。
  • 毒カウンターの管理はプレイヤー毎だが、いずれかのプレイヤーが10個以上の毒カウンターを得たならチーム全体の負けとなる。

[編集] 専用セット

アーチエネミー

2010年6月発売。魔王用のデッキと計略カードが入った4種類の製品が発売された。

Archenemy: Nicol Bolas

2017年6月発売。アモンケット・ブロック ニコル・ボーラス/Nicol Bolasゲートウォッチ/The Gatewatchの戦いを表現したセットで、魔王用のデッキ1つと計略カード、対するチーム用のデッキ3つで構成された製品。

ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキ

2024年9月発売。統率者戦用構築済みデッキに10枚の計略カードが入った4種類の製品が発売され、いずれのデッキも魔王にして対戦することができる。

[編集] その他

  • 公式ルールの訳語は2010年6月に制定された際はアーチエネミーだったが、2011年5月の総合ルール更新の際、魔王戦に変更された。さらに2012年2月に現在の訳に変更になった。英語では最初から変わらずArchenemyである。
    • 魔王戦は、日本では「1対多人数」で行う多人数戦を意味する俗語としても用いられていた。詳しくは魔王戦を参照。
    • MTGアリーナ2021年に制定されたフォーマットであるアルケミー/Alchemyは、英単語としての字面が似ているが別物。

[編集] 参考

引用:総合ルール 20231117.0

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