オデッセイ・ブロック
提供:MTG Wiki
(根拠が不明な記述) |
|||
(3人の利用者による、間の3版が非表示) | |||
25行: | 25行: | ||
また、史上初めて[[色]]配分を大幅に崩したセットも登場し、[[トーメント]]は[[黒]]が多くて[[緑]]と[[白]]が少なく、[[ジャッジメント]]は緑と白が多くて黒が少なくなっている([[ブロック (総称)|ブロック]]全体ではバランスが取れるようになっている)。 | また、史上初めて[[色]]配分を大幅に崩したセットも登場し、[[トーメント]]は[[黒]]が多くて[[緑]]と[[白]]が少なく、[[ジャッジメント]]は緑と白が多くて黒が少なくなっている([[ブロック (総称)|ブロック]]全体ではバランスが取れるようになっている)。 | ||
− | ブロック固有の[[キーワード能力]]は[[フラッシュバック]]、[[スレッショルド]](現在は[[能力語]])、[[マッドネス]]。他には[[懲罰者カード]]、[[願い]]、[[幻影 (俗称)|幻影]]、[[ | + | ブロック固有の[[キーワード能力]]は[[フラッシュバック]]、[[スレッショルド]](現在は[[能力語]])、[[マッドネス]]。他には[[懲罰者カード]]、[[願い]]、[[幻影 (俗称)|幻影]]、[[ナイトメア能力]]、[[インカーネーション]]などのシステムが登場した。また、「[[玉虫色の天使/Iridescent Angel|すべての色に対するプロテクション]]」や「[[敬愛される司祭/Beloved Chaplain|プロテクション(クリーチャー)]]」など、それまでに無かった種類の[[プロテクション]]も出現している。 |
ブロック全体で各色に[[勝利条件]]カードがある。そのなかでも[[機知の戦い/Battle of Wits]]が有名であり、それを利用したデッキが組まれたほど(→[[バベル]])。 | ブロック全体で各色に[[勝利条件]]カードがある。そのなかでも[[機知の戦い/Battle of Wits]]が有名であり、それを利用したデッキが組まれたほど(→[[バベル]])。 | ||
33行: | 33行: | ||
*各種[[スレッショルド]]クリーチャーや[[サイカトグ/Psychatog]]などは、[[エクステンデッド]]や[[エターナル]]環境でもしばらくの間、活躍した。 | *各種[[スレッショルド]]クリーチャーや[[サイカトグ/Psychatog]]などは、[[エクステンデッド]]や[[エターナル]]環境でもしばらくの間、活躍した。 | ||
− | == | + | ==タイプ的の冬== |
− | 舞台の変更に伴い、今までの各色の主流であった[[クリーチャー・タイプ]]が一新され、いわゆる「[[ | + | 舞台の変更に伴い、今までの各色の主流であった[[クリーチャー・タイプ]]が一新され、いわゆる「[[タイプ的]]の冬」が訪れたブロックでもある。 |
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
54行: | 54行: | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | *オデッセイ・ブロックのストーリーメイキング記事Caught in the Mirari's Wake [https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-1-2002-05-20 Part1]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-2-2002-05-27 Part2]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-3-2002-06-03 Part3]/[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-4-2002-06-10 Part4]([[2002年]] [[Will McDermott]] | + | *オデッセイ・ブロックのストーリーメイキング記事Caught in the Mirari's Wake [https://web.archive.org/web/20200815063640/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-1-2002-05-20 Part1]/[https://web.archive.org/web/20200815042151/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-2-2002-05-27 Part2]/[https://web.archive.org/web/20210429180632/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-3-2002-06-03 Part3]/[https://web.archive.org/web/20210429180635/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/caught-miraris-wake-part-4-2002-06-10 Part4]([[2002年]] [[Will McDermott]]著、リンク先はいずれもInternet Archive) |
*[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/because-salt-makes-mistakes-taste-great-2016-05-09 Because Salt Makes Mistakes Taste Great]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0016961/ 塩が失敗を美味しくするから](Making Magic [[2016年]]5月9日 [[Mark Rosewater]]著) | *[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/because-salt-makes-mistakes-taste-great-2016-05-09 Because Salt Makes Mistakes Taste Great]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0016961/ 塩が失敗を美味しくするから](Making Magic [[2016年]]5月9日 [[Mark Rosewater]]著) | ||
*[[オデッセイ・ブロック構築]] | *[[オデッセイ・ブロック構築]] | ||
62行: | 62行: | ||
**[[カード個別評価:ジャッジメント]] | **[[カード個別評価:ジャッジメント]] | ||
*[[カードセット一覧]] | *[[カードセット一覧]] | ||
− | **[[インベイジョン・ブロック]] | + | **[[インベイジョン・ブロック]]([[インベイジョン]] - [[プレーンシフト]] - [[アポカリプス]]) |
**[[第7版]] | **[[第7版]] | ||
− | **[[オデッセイ・ブロック]] | + | **[[オデッセイ・ブロック]]([[オデッセイ]] - [[トーメント]] - [[ジャッジメント]]) |
− | **[[オンスロート・ブロック]] | + | **[[オンスロート・ブロック]]([[オンスロート]] - [[レギオン]] - [[スカージ]]) |
**[[第8版]] | **[[第8版]] |
2024年6月20日 (木) 18:34時点における最新版
オデッセイ・ブロック/Odyssey Blockは、オデッセイ、トーメント、ジャッジメントの3つのセットからなるブロック。
セット名 | 略号 | 発売日 | セット枚数 | 製品情報(WotC) | カードリスト(Wisdom Guild) |
---|---|---|---|---|---|
オデッセイ/Odyssey | OD,ODY | 2001年10月1日 | 350枚 | 製品情報 | カードリスト |
トーメント/Torment | TO,TOR | 2002年2月1日 | 143枚 | 製品情報 | カードリスト |
ジャッジメント/Judgement | JU,JUD | 2002年5月24日 | 143枚 | 製品情報 | カードリスト |
[編集] 概要
インベイジョン・ブロックにて終焉したウェザーライト・サーガから一転し、オタリア/Otariaのピット・ファイターであるカマール/Kamahlを主人公に、ミラーリ/Mirariをめぐる物語が描かれている。
テーマは墓地で、墓地をリソースとして利用するカードやシステムが多い。それに伴い、共鳴者という概念が生まれた。
また、史上初めて色配分を大幅に崩したセットも登場し、トーメントは黒が多くて緑と白が少なく、ジャッジメントは緑と白が多くて黒が少なくなっている(ブロック全体ではバランスが取れるようになっている)。
ブロック固有のキーワード能力はフラッシュバック、スレッショルド(現在は能力語)、マッドネス。他には懲罰者カード、願い、幻影、ナイトメア能力、インカーネーションなどのシステムが登場した。また、「すべての色に対するプロテクション」や「プロテクション(クリーチャー)」など、それまでに無かった種類のプロテクションも出現している。
ブロック全体で各色に勝利条件カードがある。そのなかでも機知の戦い/Battle of Witsが有名であり、それを利用したデッキが組まれたほど(→バベル)。
変則的な色配分のブロックであり、トーメントで黒を前面に押し出したおかげでリミテッドをやると全員タッチ黒になったりすることもあり、他のブロックとは違ったリミテッドを楽しむことができる。
- 各種スレッショルドクリーチャーやサイカトグ/Psychatogなどは、エクステンデッドやエターナル環境でもしばらくの間、活躍した。
[編集] タイプ的の冬
舞台の変更に伴い、今までの各色の主流であったクリーチャー・タイプが一新され、いわゆる「タイプ的の冬」が訪れたブロックでもある。
色 | 消えたタイプ | 代わりのタイプ |
---|---|---|
白 | 騎士 | ノーマッド、鳥(エイヴン/Aven) |
青 | マーフォーク | セファリッド |
赤 | ゴブリン | ドワーフ |
緑 | エルフ | ドルイド、ケンタウルス、昆虫(ナントゥーコ/Nantuko) |
黒のゾンビだけは健在であった。またゴブリンとエルフは次のオンスロート・ブロックで復活している。
ちなみにマーフォークはこの後5年間、時のらせんブロックが出るまで姿を消し、青の代表的クリーチャー・タイプはウィザードとなる。(ラクァタス大使/Ambassador Laquatusだけが唯一のマーフォークであった)
[編集] 参考
- オデッセイ・ブロックのストーリーメイキング記事Caught in the Mirari's Wake Part1/Part2/Part3/Part4(2002年 Will McDermott著、リンク先はいずれもInternet Archive)
- Because Salt Makes Mistakes Taste Great/塩が失敗を美味しくするから(Making Magic 2016年5月9日 Mark Rosewater著)
- オデッセイ・ブロック構築
- カード個別評価:オデッセイブロック
- カードセット一覧