鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earth
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登場時の[[スタンダード]]では大きな実績を残せていなかったが、[[ヒストリック]]では一転して強力。[[ネオストーム]]の[[新生化/Neoform]]、[[ゴブリン (デッキ)#ヒストリック|ゴブリン]]の[[スカークの探鉱者/Skirk Prospector]]や[[ずる賢いゴブリン/Wily Goblin]]、[[サクリファイス#ヒストリック|ジャンド・サクリファイス]]の各種[[サクり台]]など、環境に溢れる多くの生け贄[[ギミック]]の対策となる。[[2020年シーズン・グランドファイナル]]では半数以上の[[プレイヤー]]が使用し、注目を集めた。 | 登場時の[[スタンダード]]では大きな実績を残せていなかったが、[[ヒストリック]]では一転して強力。[[ネオストーム]]の[[新生化/Neoform]]、[[ゴブリン (デッキ)#ヒストリック|ゴブリン]]の[[スカークの探鉱者/Skirk Prospector]]や[[ずる賢いゴブリン/Wily Goblin]]、[[サクリファイス#ヒストリック|ジャンド・サクリファイス]]の各種[[サクり台]]など、環境に溢れる多くの生け贄[[ギミック]]の対策となる。[[2020年シーズン・グランドファイナル]]では半数以上の[[プレイヤー]]が使用し、注目を集めた。 | ||
− | 遅れてスタンダードでも[[ローテーション]]後に[[白緑コントロール#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|セレズニア・ランプ]]で採用されるようになった。土地サーチ能力は[[ムラーサの根食獣/Murasa Rootgrazer]]や[[レンと七番/Wrenn and Seven]]との相性が抜群で、常在型能力も[[黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon]]などの[[宝物]]や[[茨橋の追跡者/Briarbridge Tracker]]の[[手掛かり]]の対策になるため悪くない。 | + | 遅れてスタンダードでも[[ローテーション]]後に[[白緑コントロール#ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期|セレズニア・ランプ]]で採用されるようになった。土地サーチ能力は[[ムラーサの根食獣/Murasa Rootgrazer]]や[[レンと七番/Wrenn and Seven]]との相性が抜群で、常在型能力も[[黄金架のドラゴン/Goldspan Dragon]]などの[[宝物]]や[[茨橋の追跡者/Briarbridge Tracker]]の[[手掛かり]]の対策になるため悪くない。[[神河:輝ける世界]]参入後は[[サクリファイス]]が強化されたため、対策として[[ナヤ・ルーン]]の[[サイドボード]]や[[白緑ビートダウン/スタンダード/ゼンディカーの夜明け〜ニューカペナの街角期#セレズニア・ミッドレンジ|セレズニア・ミッドレンジ]]の[[メインデッキ]]に採用されるようになった。 |
==ルール== | ==ルール== |
2022年5月10日 (火) 21:55時点における版
伝説のクリーチャー — エレメンタル(Elemental) 猪(Boar)
鎮まらぬ大地、ヤシャーンが戦場に出たとき、あなたのライブラリーから基本森(Forest)カード1枚と基本平地(Plains)カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。
プレイヤーは、呪文を唱えたり能力を起動したりするために、ライフを支払うことも土地でないパーマネントを生け贄に捧げることもできない。
土地をサーチするETB能力と、一部のコストの支払いを禁止する常在型能力を持つ伝説のエレメンタル・猪。
多色ながら、4マナ4/4という安定したサイズを持ち、戦場に出た時点で2枚分のアドバンテージを確保してくれるため、コスト・パフォーマンスは高い。サーチできる土地は基本森と基本平地1枚ずつと、色の面ではあまり融通が利かないが、もちろん上陸メカニズムとの相性は抜群であるし、ランプ戦術でも高マナ域へのアクセスを助けてくれる。リミテッドでは、そのサイズと土地サーチ能力だけで十分に採用し得るだろう。
常在型能力は歓喜の天使/Angel of Jubilationによく似たもの。基本的に、対戦相手のライフや生け贄コストを要する戦術を妨害するための能力であるが、かなり独特の禁止範囲であるため、意外なカードが引っかかったり引っかからなかったりする。使用の際には、どのような行動ができなくなっているのか十分に注意を払いたい。
登場時のスタンダードでは大きな実績を残せていなかったが、ヒストリックでは一転して強力。ネオストームの新生化/Neoform、ゴブリンのスカークの探鉱者/Skirk Prospectorやずる賢いゴブリン/Wily Goblin、ジャンド・サクリファイスの各種サクり台など、環境に溢れる多くの生け贄ギミックの対策となる。2020年シーズン・グランドファイナルでは半数以上のプレイヤーが使用し、注目を集めた。
遅れてスタンダードでもローテーション後にセレズニア・ランプで採用されるようになった。土地サーチ能力はムラーサの根食獣/Murasa Rootgrazerやレンと七番/Wrenn and Sevenとの相性が抜群で、常在型能力も黄金架のドラゴン/Goldspan Dragonなどの宝物や茨橋の追跡者/Briarbridge Trackerの手掛かりの対策になるため悪くない。神河:輝ける世界参入後はサクリファイスが強化されたため、対策としてナヤ・ルーンのサイドボードやセレズニア・ミッドレンジのメインデッキに採用されるようになった。
ルール
- 「基本森・カード」とは、特殊タイプ「基本」と土地タイプ「森」を併せ持つカードのことである。基本平地についても同様。
- 土地を探すのは強制であるが、「探す」のルールにより、基本森と基本平地の片方または両方が見つからなかったことにして、土地を手札に加えないことも可能である。ただし、ライブラリーを切り直すことは回避できない。
- 基本的なルールは歓喜の天使/Angel of Jubilation#ルールを参照。
関連カード
サイクル
ゼンディカーの夜明けの2色の伝説のクリーチャーサイクル。稀少度はレア。
- 海門の擁護者、リンヴァーラ/Linvala, Shield of Sea Gate(白青)
- スカイクレイブの秘儀司祭、オラー/Orah, Skyclave Hierophant(白黒)
- トリックスター、ザレス・サン/Zareth San, the Trickster(青黒)
- 乱動追い、カーザ/Kaza, Roil Chaser(青赤)
- 鼓動盗み、ザグラス/Zagras, Thief of Heartbeats(黒赤)
- スカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravager(黒緑)
- 世界を彫る者、ファイラス/Phylath, World Sculptor(赤緑)
- 恐れなき探査者、アキリ/Akiri, Fearless Voyager(赤白)
- 鎮まらぬ大地、ヤシャーン/Yasharn, Implacable Earth(緑白)
- 分かたれし水流、ヴェラゾール/Verazol, the Split Current(緑青)
ストーリー
ヤシャーン/Yasharnは、オンドゥ/Ondu大陸のマキンディ溝/The Makindi Trenchesに棲む猪の姿をしたエレメンタル(イラスト)。
ヤシャーンはコジレック/Kozilekの帰還に対する直接の反応として目覚めた。ヤシャーンはマキンディの意志であり、目覚め以来絶え間なく暴れ回ってきた。スカイクレイブ/Skyclaveの出現により古のコー/Korの遺跡は大きな注目を集めたが、かつて帝都があったマキンディは、ヤシャーンの存在により完全に手つかずのままとなっている。
ヤシャーンが大地を踏みしめると、その足跡からは新たな芽吹きが生まれる。そこにはゼンディカー/Zendikarではこれまで見られなかった奇妙な果物や花が含まれている。それらは短く美しい瞬間に咲き誇る――ヤシャーンが引き返し、巨大な新緑の蹄で圧し潰してしまうまで。
登場作品・登場記事
- The Legends of Zendikar Rising/『ゼンディカーの夜明け』の伝説たち(Feature 2020年9月15日 Ari Zirulnik著)