優雅な猶予/Graceful Reprieve
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墓地に落ちたクリーチャーを再利用するインスタント。ルール文章はわずかに違うが、自分がコントロールするクリーチャーを対象にするならば、サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotterの起動型能力とほぼ同じ。
比較的シンプルな効果であるが、意外と多芸で、下記のように利用できる。
- 破壊されゆくクリーチャーの擬似再生(恐怖/Terrorのような再生不可の効果を持つ呪文にも対応できる)。-1/-1カウンターが置かれた頑強持ちクリーチャーも、カウンターのない状態で戦場に戻る。
- 想起クリーチャーなどのETB能力の再利用(しかも想起で唱えたクリーチャーは戦場に残る)。
- 変異クリーチャーの変異コストを踏み倒して表向きにする(なんらかの方法で墓地に落とす必要がある。また、表向きになったときの誘発型能力は誘発しない)。
ローテーション前のスタンダードで同居するサッフィー・エリクスドッターはクリーチャーであるがゆえに複数回使用しやすいが、こちらは基本的には一度きりの使用となるだろう。しかし、こちらはあらかじめ戦場に出しておく必要がないため、コンバット・トリックとして使用できる。
- これは、墓地に置かれたときに誘発する遅延誘発型能力を生成する。そのため、虚空の力線/Leyline of the Voidなどによって墓地に置かれることを置換される場合、この能力は誘発しない。
- モーニングタイドでの初出時はアンコモンであったが、モダンマスターズ2017ではコモンで収録された。これに伴い、パウパーでも使用可能となった。
[編集] 関連カード
死亡前にあらかじめ唱えておくことでリアニメイトできるインスタント。
- 生まれ変わり/Reincarnation - 1GG。その死亡したクリーチャーでなく、墓地の他のクリーチャー・カードを戦場に戻してもよい。(レジェンド)
- 星界の介入/Cosmic Intervention - 3W。あなたのパーマネント全般に適用される全体版。まず追放し、終了ステップに戻す。予顕1W付き。(カルドハイム統率者デッキ)
同じく遅延誘発によってリアニメイトするインスタントは黒を含むものが多い。超常的耐久力/Supernatural Staminaを参照。
サッフィーのように内蔵している置きパーマネントは蘇生の天使/Angelic Renewalを、破壊されるのを阻止するインスタントは蘇生の印/Death Wardを参照。
[編集] その他の亜種
そのターンに死亡していたパーマネント・カードをリアニメイトするインスタント。
- 第二の日の出/Second Sunrise - 1WW。このターン既に戦場から墓地に置かれたアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地を、各プレイヤーが戻す。(ミラディン)
- 信仰の見返り/Faith's Reward - 3W。戻せるのがあなただけになったうえにすべてのパーマネントが戻る第二の日の出。(基本セット2013)
- 帰寂からの帰還/Brought Back - WW。タップインなうえ2つしか戻せない、信仰の見返りの下位種。(基本セット2020)
- リヴィヴィファイ/Revivify - 2W。クリーチャー限定の信仰の見返り。ただし戻す枚数+d20<15の場合は手札に戻す。(フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ)
- 突然の救済/Sudden Salvation - 2WW。最大3つ戻せる静寂からの帰還の上位種。対戦相手のパーマネントを戻させても良く、その場合その人数ぶんあなたがドロー。(イニストラード:真紅の契り統率者デッキ)