戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
14行: 14行:
 
;-4能力
 
;-4能力
 
:[[血のやりとり/Barter in Blood]]。
 
:[[血のやりとり/Barter in Blood]]。
:クリーチャーを並べた相手に対しては致命的になりづらい[[除去]]だが、採用するデッキなら除去カードが優秀な[[黒]]の[[ダブルシンボル]]を基本的に捻出できるので、2体も[[墓地]]送りにすれば対戦相手の戦場が空になるケースも多い。[[破壊不能]]などを無視しやすい利便性も持つ。[[多人数戦]]ではさらに強力。
+
:クリーチャーを並べた相手に対しては致命的になりづらい[[除去]]だが、採用するデッキなら除去[[カード]]が優秀な[[黒]]の[[ダブルシンボル]]を基本的に捻出できるので、2体も[[墓地]]送りにすれば対戦相手の戦場が空になるケースも多い。[[破壊不能]]などを無視しやすい利便性も持つ。[[多人数戦]]ではさらに強力。
 
:自分のクリーチャーの頭数も減らしてしまうが、こちらにクリーチャーがいなければ一方的に得であるし誘発型能力により枚数上のアドバンテージを失う事は少ない。無論、トークンを生け贄に捧げれば得が大きい。忠誠度の消費は多いが、非常に強力な能力。
 
:自分のクリーチャーの頭数も減らしてしまうが、こちらにクリーチャーがいなければ一方的に得であるし誘発型能力により枚数上のアドバンテージを失う事は少ない。無論、トークンを生け贄に捧げれば得が大きい。忠誠度の消費は多いが、非常に強力な能力。
  
22行: 22行:
 
:ただ、戦場の脅威を完全に排除できるわけではなく、[[土地]]も1枚は残るので、万全とは言えない点には注意。特に[[カードプール]]が広い[[フォーマット]]の[[構築]]環境では[[リカバリー]]される恐れも大きい。
 
:ただ、戦場の脅威を完全に排除できるわけではなく、[[土地]]も1枚は残るので、万全とは言えない点には注意。特に[[カードプール]]が広い[[フォーマット]]の[[構築]]環境では[[リカバリー]]される恐れも大きい。
  
即時除去されなければ膨大な[[カード・アドバンテージ]]を生み出す誘発型能力が強力で、目先の[[ボード・アドバンテージ]]に関与できるプラス能力/小マイナス能力ともシナジーを形成し、[[マナ・コスト]]は重いがそれ相応の強みがある。同じく6マナの[[秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker]]に似た能力構成であり、そちらと比べて多彩なパーマネントに触れる事は難しく[[忠誠度]]面で堅牢さがない代わり、戦況にハマれば登場してすぐに1:多数の交換に持っていきやすい。
+
即時除去されなければ膨大なカード・アドバンテージを生み出す誘発型能力が強力で、目先の[[ボード・アドバンテージ]]に関与できるプラス能力/小マイナス能力ともシナジーを形成し、[[マナ・コスト]]は重いがそれ相応の強みがある。同じく6マナの[[秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker]]に似た能力構成であり、そちらと比べて多彩なパーマネントに触れる事は難しく[[忠誠度]]面で堅牢さがない代わり、戦況にハマれば登場してすぐに1:多数の交換に持っていきやすい。
 +
 
 +
登場時の[[スタンダード]]では[[エスパー・ヒーロー]]や[[青黒緑ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド+ラヴニカの献身+灯争大戦期|スゥルタイ・ミッドレンジ]]など[[ボードコントロール]]系のデッキで採用されることがあった。[[エルドレインの王権]]追加後は[[食物 (デッキ)|スゥルタイ・フード]]や[[出来事 (デッキ)|ゴルガリ・アドベンチャー]]で使われるようになる。[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]を中心としたフードデッキが環境を支配し、[[青]]と[[緑]]に対する[[色対策カード]]が[[メインデッキ]]から複数搭載されるような歪んだメタの中で、それらの対策カードに引っかからずに相手にプレッシャーをかけられる点が評価された理由である。
  
 
[[リミテッド]]では初手級の[[エンドカード|ボム]]。環境にプレインズウォーカー除去は少なくないが、維持できれば基本的に[[ゲーム]]が決まるだろう。
 
[[リミテッド]]では初手級の[[エンドカード|ボム]]。環境にプレインズウォーカー除去は少なくないが、維持できれば基本的に[[ゲーム]]が決まるだろう。

2019年12月26日 (木) 20:24時点における版


Liliana, Dreadhorde General / 戦慄衆の将軍、リリアナ (4)(黒)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)

あなたがコントロールしているクリーチャーが1体死亡するたび、カードを1枚引く。
[+1]:黒の2/2のゾンビ(Zombie)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:各プレイヤーはそれぞれクリーチャー2体を生け贄に捧げる。
[-9]:各対戦相手はそれぞれ、パーマネント・タイプ1つにつき、そのタイプであり自分がコントロールしているパーマネント1つを選び、残りを生け贄に捧げる。

6

灯争大戦のストーリーで戦慄衆/Dreadhordeを率いるリリアナ誘発型能力は自分のクリーチャー死亡誘発するドロー。忠誠度能力はクリーチャー・トークン生成、各プレイヤーへの布告除去、各対戦相手への大量布告除去。

誘発型能力
定形外のマジックのカードだが、ヴァンガードRofellosと同能力。ドローは強制。
トークン・クリーチャーにも反応するため、自ら生成したゾンビ・トークンで多くのドローが可能。対戦相手がリリアナ本体を直接除去する手段を持たない場合に大きく作用し、戦闘ダメージで排除しようとしてもチャンプブロックする事でカード・アドバンテージを失わず、更なる戦力を逐次投入できる。
+1能力
ゾンビ・トークン生成。
忠誠度を増やしながら2/2のクリーチャーを生成でき攻防に役立つ。シナジーの多いゾンビなので利用価値が高いのもよい。
-4能力
血のやりとり/Barter in Blood
クリーチャーを並べた相手に対しては致命的になりづらい除去だが、採用するデッキなら除去カードが優秀なダブルシンボルを基本的に捻出できるので、2体も墓地送りにすれば対戦相手の戦場が空になるケースも多い。破壊不能などを無視しやすい利便性も持つ。多人数戦ではさらに強力。
自分のクリーチャーの頭数も減らしてしまうが、こちらにクリーチャーがいなければ一方的に得であるし誘発型能力により枚数上のアドバンテージを失う事は少ない。無論、トークンを生け贄に捧げれば得が大きい。忠誠度の消費は多いが、非常に強力な能力。
-9能力
プレインズウォーカーは残るが対戦相手のみ大変動/Cataclysm
パーマネント・タイプ1つにつき1枚を除き他を全て生け贄に捧げさせる。最大5つのパーマネントを戦場に残して敵軍を壊滅させ勝利に直結する奥義。妨害なしに毎ターン+1能力を起動できたとしても4ターンかかる重さもありこの奥義を戦略の中心にするのは難しい性能だが、起動さえすれば目覚ましい効果を発揮するのは嬉しい。
ただ、戦場の脅威を完全に排除できるわけではなく、土地も1枚は残るので、万全とは言えない点には注意。特にカードプールが広いフォーマット構築環境ではリカバリーされる恐れも大きい。

即時除去されなければ膨大なカード・アドバンテージを生み出す誘発型能力が強力で、目先のボード・アドバンテージに関与できるプラス能力/小マイナス能力ともシナジーを形成し、マナ・コストは重いがそれ相応の強みがある。同じく6マナの秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seekerに似た能力構成であり、そちらと比べて多彩なパーマネントに触れる事は難しく忠誠度面で堅牢さがない代わり、戦況にハマれば登場してすぐに1:多数の交換に持っていきやすい。

登場時のスタンダードではエスパー・ヒーロースゥルタイ・ミッドレンジなどボードコントロール系のデッキで採用されることがあった。エルドレインの王権追加後はスゥルタイ・フードゴルガリ・アドベンチャーで使われるようになる。王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsを中心としたフードデッキが環境を支配し、に対する色対策カードメインデッキから複数搭載されるような歪んだメタの中で、それらの対策カードに引っかからずに相手にプレッシャーをかけられる点が評価された理由である。

リミテッドでは初手級のボム。環境にプレインズウォーカー除去は少なくないが、維持できれば基本的にゲームが決まるだろう。

ルール

誘発型能力
-9能力

関連カード

ストーリー

4体の悪魔と交わしたニコル・ボーラス/Nicol Bolas渡ったことで、彼に従わざるを得なくなってしまったリリアナ/Liliana戦慄衆/Dreadhordeを率いてラヴニカ/Ravnicaに現れ、ゲートウォッチ/The Gatewatchと敵対するが……。

詳細はリリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)を参照。

参考

QR Code.gif