ドロスの魔神/Archfiend of the Dross

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Archfiend of the Dross / ドロスの魔神 (2)(黒)(黒)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) デーモン(Demon)

飛行
ドロスの魔神は、油(oil)カウンター4個が置かれた状態で戦場に出る。
あなたのアップキープの開始時に、ドロスの魔神の上から油カウンター1個を取り除く。その後、これの上に油カウンターがないなら、あなたはこのゲームに敗北する。
対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体が死亡するたび、それのコントローラーは2点のライフを失う。

6/6

4マナ6/6のフライヤーであり、対戦相手クリーチャー死亡する度にライフロスまで発生させるファイレクシアンデーモン。もちろん相応のペナルティ能力を持ち、油カウンターアップキープごとに減り、全て失うとあなた敗北を届けてくる。

通常であれば出てから4ターン目に敗北するため、これ自身が殴る機会は召喚酔いを考えると3回という計算になる。2人対戦の初期ライフが20ということを考えると、全ての攻撃がブロックされなかったとしても2点分は何かで稼がなければならない。とはいえ、敗北条件を満たさない限りは相手にアドバンテージを与えるようなこともなく、恐るべきコスト・パフォーマンスを実現してくれる。

敗北が油カウンターに依存しているため、他のカード能力で新たに乗せたり、増殖と組み合わせることで敗北を延長させることが可能。他にも生け贄に捧げる手段と併用して敗北しそうになり次第、別のリソースに変換する、明滅バウンスで新しいオブジェクトにしてしまう等、敗北回避手段は多岐に渡る。カウンターを減らす能力の悪影響も受けやすい点は忘れずに。

また、敗北直前に対戦相手にコントロールを押し付けてしまうのも一つの手である。スタンダードで共存するカードなら運命的連携/Fateful Handoffも合っており候補に挙がる。

より単純な対策として、複数体を並べて速やかに殴り勝つという手段もある。リソースを消費するタイプのペナルティではないため、数の増加に比例してリスクが増すわけではない。

リミテッドの場合、前述したような対処法で敗北を回避するのが自由にピックできないためリスクが大きくなる。また、構築と比較して疑似除去が採用されやすく、戦場に残したまま無力化されてしまうとデメリットだけが目立つ結果になるのも懸念点。それでも凄まじいマナレシオを備えるのは間違いないし、チャンプブロックによる時間稼ぎも通用しない強烈なクリーチャーのため、相手のも考慮しながらであれば十分に採用圏内だろう。

  • 戦場に出る際の置換効果を発生させなければ、最初から油カウンターが置かれていないドロスの魔神が出来る。共同魂の刃/Blade of Shared Soulsなど、戦場にある状態で他のパーマネントのコピーにする(なる)カードとの併用で可能。
    • 通常は敗北に近づくだけだが、場合によってはコンボ的な運用が可能になる。例えば、変態変異/Metamorphic Alterationを対戦相手のクリーチャーにつければ次のアップキープに強制敗北させられる。
    • アンタップ・ステップからアップキープ・ステップ開始時の間に優先権は発生しないため、鏡編み/Mirrorweaveなどそのターン中だけコピーする手段と併用しても、油カウンターを取り除く能力が誘発する前にコピーにすることはできないので注意。
  • 誘発型能力解決前に戦場を離れた場合、最後の情報を用いて敗北するか否かを判定する。戦場を離れる直前に油カウンターが1個でも置かれていたならば敗北はしない。

参考

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