ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
提供:MTG Wiki
1/1クリーチャー限定ではあるが、タップだけで得られる+1/+2修整は破格であり、ウィニー同士の対戦等では大きな影響力を持つ。対象の基準は少々変則的であるものの、空飛ぶ男/Flying Menなどの回避能力持ちと組み合わせてクロックの増強を図るには十分であり、大抵1/1であるシステムクリーチャーを守るのにも適する。
デメリット無しで緑マナが出るので森/Forestの代わりに使え、森渡りをかわせる利点もある。ただし、「伝説」の弱点を考慮して1枚挿しで採用されることも多い。
エターナルの1/1クリーチャー中心デッキ、グランビルとは相性が良い。その他、パンプアップ能力に用途を絞ってスライなどの緑を含まないデッキにしばしば投入される。また、時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロックのスタンダードでは、緑以外のデッキでも能力目当てに1枚挿し、2枚挿しが多く見られる。モダンやレガシーでは感染でも採用される。
- 対象にしたクリーチャーが何らかの理由でこの能力の解決の段階で1/1でなくなった場合、不正な対象となり打ち消される(立ち消え)。ペンデルヘイヴンの能力以外の強化呪文や能力を使いたい場合は、まずペンデルヘイヴンの能力を解決してから唱えたり起動するようにしたい。
- 森をコントロールしている状態で密林の猿人/Kird Apeを対象にすることはできない。しかし、森をコントロールしていない状態ならば可能なので、この能力で強化した後に森を出せば、そのターンだけではあるが、密林の猿人を3/5にすることができる。
- サイクルの中でこれだけが時のらせんでタイムシフトカードとして再録され、時のらせんのサイクルに組み込まれた。またそれ以前にもアンソロジーに収録されたことがある。
- フレイバー・テキストの出典は、19世紀のアメリカの詩人ヘンリー・ワズワース・ロングフェロー(Henry Wadsworth Longfellow)の作品「エヴァンジェリン("Evangeline")」(邦訳には「哀詩エヴァンジェリン(齋藤悦子訳、岩波書店、1930/10)」がある)。
こは原初なる森呟くは松に柊……白きドルイドの如く立てる。― ヘンリー・ワズワース・ロングフェロー「エヴァンジェリン」
- 名前もイラストも美しい。
- 2008年5月のフライデー・ナイト・マジック・プロモーション・カードとして新規イラストのプロモーション・カードが配布された。マスターズ25thでもこのイラストで収録されている。
関連カード
サイクル
時のらせんブロックの、各色に対応した伝説の土地サイクル。緑はタイムシフトカードである。また黒以外は時のらせん、黒のみ次元の混乱に収録されている。
- トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
- アカデミーの廃墟/Academy Ruins
- ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
- カー砦/Kher Keep
- ペンデルヘイヴン/Pendelhaven
レジェンドの、各色に対応した伝説の土地サイクル。関連するフレイバー・テキストを持つ伝説のクリーチャーがそれぞれに存在する。括弧内はその伝説のクリーチャー。
- カラカス/Karakas(Angus Mackenzie)
- Tolaria(Halfdane)
- Urborg(Gwendlyn Di Corci)
- Hammerheim(Bartel Runeaxe)
- ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(Jacques le Vert)
主な類似カード
1/1クリーチャーに+1/+2の修整を与えるカード。