啓示の刻/Hour of Revelation
提供:MTG Wiki
ソーサリー
戦場に土地でないパーマネントが10個以上あるなら、この呪文を唱えるためのコストは(3)少なくなる。
土地でないパーマネントをすべて破壊する。
白の刻は、土地以外のパーマネントのリセットボタン。戦場に土地を除いて10個以上のパーマネントが存在するなら、3マナで唱えることができる。
クリーチャーのみならずメインでは対処しにくいエンチャントやアーティファクト、さらにプレインズウォーカーまでまとめて破壊できるのは非常に強力。覚醒やミシュラランドといったクリーチャー化する土地には対処できないが、逆にこれらのカードを自分で使うことで優位な盤面を作ることもできる。弱点となるのは重さと色拘束。高速ビートダウン相手に6マナ呪文が間に合うかは危ういところであり、トリプルシンボルは多色デッキで使う際のネックになる。
コスト減少効果は対戦相手がトークン・デッキでもない限り、こちらもパーマネントを展開しないと条件を達成することは難しい。元々マナ・コスト相応の効果ではあるが、狙うなら無私の霊魂/Selfless Spiritや雲遊+萍寄/Leave+Chanceなどで自分が並べているクリーチャー達のみ破壊を免れたり、ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingotや霊気装置の設計図/Servo Schematicなど相性の良いカードと組み合わせたい。他の除去カードに疑似除去オーラの類を用いると対戦相手のクリーチャー数を減らさずして妨害が出来てパーマネント数稼ぎに貢献してくれる。一方多人数戦では特に意識しなくても条件を達成できる。この場合でもトリプルシンボルであることは変わらないため、多色デッキであればマナ基盤に相応の配慮が必要になる。
参入時のスタンダードでは白系コントロールがメタゲーム上で退潮していること、破壊不能を持つ絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerや神サイクルの採用頻度が高いこと、対抗色ミシュラランドやラムナプの遺跡/Ramunap Ruinsといったダメージソースになる土地が存在することなど逆風の気はあるが、白黒コントロールや青白コントロールに採用されている。
- 次元の浄化/Planar Cleansingの上位互換。
- 同様のコンセプトを持つ全体除去として、過去に冒涜の行動/Blasphemous Actが存在した。
関連カード
サイクル
破滅の刻の「刻/Hour」サイクル。いずれもレアで、注目のストーリーカードである。
- 啓示の刻/Hour of Revelation
- 永遠の刻/Hour of Eternity
- 栄光の刻/Hour of Glory
- 破滅の刻/Hour of Devastation
- 約束の刻/Hour of Promise
カード名とストーリー上の順番は刻の書/The Accounting of Hoursに記された4つの刻/Hourに対応しており、それらの後に「破滅の刻/Hour of Devastation」が来る構成になっている。
ストーリー
「啓示の刻/The Hour of Revelation」は預言に伝わる第一の刻/Hourで、来世への門/Gate to the Afterlifeが開き、すべての疑問が解けるとされている。
副陽/The Second Sunが地平線の二つ角の間に入ったとき、預言通りに門が動き出し、「啓示の刻」が始まった。ナクタムン/Naktamun中から殺到した巨大な群集が、神が、その一部始終を見届けた(イラスト)。
その瞬間、来世への門が開き、人々は王神の光に包まれてひれ伏した。
そこにあったのは、果てしない砂漠。死滅都市を除けばヘクマ/The Hekmaの外となんら変わりない、無の荒野が広がるばかりであった。人々と神に困惑が広がる中、門の向こうより強大な悪魔が飛来し、その血によってルクサ川/The Luxa Riverの流れを血のぬかるみに変えた[1]。
脚注
- ↑ The Hour of Revelation/啓示の刻(Magic Story 2017年6月7日 Alison Luhrs著)
- ↑ Devastation Information, Part 2/『破滅』の情報 その2(Making Magic 2017年7月10日 Mark Rosewater著)