新たな芽吹き/Regrowth
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カード・タイプを問わない墓地回収呪文の元祖。2マナで好きなカードを墓地から手札に戻すことができる。
Demonic Tutorほど万能ではないものの、どんなカードでも回収できる効果はかなり汎用性が高く、強力なインスタントやソーサリーを再利用したり、除去後のリカバリーに使ったりと、様々な局面で有用。特に黎明期は強力な制限カードを使いまわすことができたため、宝石箱やThe Deckなどの様々なデッキで重宝された。
- バランスを調整したいくつかの亜種も作られている。元が制限・禁止を経験したほどのカードであったためか基本的に下方修正バージョンであるが、永遠の証人/Eternal Witnessやヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageなどは、これを超えるコスト・パフォーマンスを持つと言われる。
- デュエルデッキ:英雄vs怪物に収録され、日本語名と新規イラストが与えられた。
- 日本語名が存在しない時代に制作されたコンピューターゲーム(MicroProse版マジック:ザ・ギャザリングおよびデュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ2013)中においても、「新たな芽吹き」と訳されていた。
1994年3月23日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定されるが、前述の亜種カードの活躍に伴い使用者が少なくなってきた状況を受け、2013年5月3日に制限解除となる(参考)。タイプ1.5では制定当初から禁止カードだったが、レガシーに移行する2004年9月20日に禁止解除。スタンダードではフォーマット制定当初から制限カードであった。
関連カード
主な亜種
墓地のカードを特性を問わず1枚手札に戻す緑のソーサリー。カード名が太字のものは解決時に自分自身を追放する。
- Forgotten Lore - 対戦相手が選んだカードを戻す。マナを払うことで選択を変えることができる。(アイスエイジ)
- エルフの隠し場所/Elven Cache - マナ・コストが2倍の下位互換。(ビジョンズ)
- 喚起/Recollect - マナ・コストを1増やした下位互換。以後はこれを標準に亜種が作られている。(ラヴニカ:ギルドの都)
- 森林の案内/Woodland Guidance - 激突に勝つとすべての森をアンタップできる。(ローウィン)
- 化石の発見/Fossil Find - 無作為に選んだカードを戻す。(シャドウムーア)
- ナヤの魔除け/Naya Charm - 赤緑白の多色カード。インスタント。モードの1つでいずれかの墓地のカードをオーナーの手札に戻す。(アラーラの断片)
- 復讐に燃えた再誕/Vengeful Rebirth - 赤緑の多色カード。クリーチャーかプレイヤーに戻したカードの点数で見たマナ・コストと等しいダメージを与える。(アラーラ再誕)
- 貴重な発見/Treasured Find - 黒緑の多色カード。(ラヴニカへの回帰)
- 有害+不潔/Down+Dirty(不潔/Dirty) - 喚起と同じ性能の半分をもつ分割カード。(ドラゴンの迷路)
主な調整版
戻すカードの特性に制限などが付いたリメイク。
- 回収/Reclaim - インスタント。ライブラリーの一番上に戻す。(エクソダス)
- 生き返り/Revive - 戻せるカードを緑のカードに限定している。(メルカディアン・マスクス)
- 生まれ変わった希望/Reborn Hope - 緑白の多色カード。戻せるカードを多色カードに限定している。(アラーラ再誕)
- 自然のらせん/Nature's Spiral - 戻せるカードをパーマネント・カードに限定している。(基本セット2010)
その他
- 墓地から複数枚のカードを手札に戻す緑の呪文については再供給/Restockを参照。
- 墓地からカードを手札に戻す能力を持つ緑のパーマネントについては永遠の証人/Eternal Witnessを参照。
- 墓地からパーマネント・カードのみを手札に戻す緑の呪文については自然のらせん/Nature's Spiralを参照。
参考
- カード個別評価:リバイズド・エディション - アンコモン
- カード個別評価:アンリミテッド・エディション - アンコモン
- カード個別評価:マスターズ25th - アンコモン
- カード個別評価:Vintage Masters - レア
- カード個別評価:Masters Edition 4 - レア