ターボフォグ
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ターボフォグ(Turbo Fog)
ロック系デッキの1つ。 ターボオアリム、ターボアベイヤンスと動きは近いが、主にクリーチャーの攻撃を防ぐことに重点を置く。
吠えたける鉱山/Howling Mineで防御カードを毎ターン確実に引くと同時に、相手のライブラリーアウトを早める。 濃霧/Fog系のカードは多くの種類が存在し、環境次第ではスタンダード程度のカードプールでも十分な枚数をデッキに積む事が可能なため、 復習/Relearnなどに頼らずともデッキが成立し、その分ターボオアリム等と比べてロックの形成が早く安定して維持できるのが強みである。 特にウィニーの様な高速ビートダウンデッキに対しては、これが大きな差となる。
だがクリーチャーの少ないデッキに対しては多くのカードが無駄カードになるため、適切なメタ環境以外では使いづらいデッキである。 ファイアーズ全盛期などには有利なデッキタイプだったと言える。
時のらせんブロック期
未来予知で栄華の儀式/Rites of Flourishingを得たことにより時のらせんを含むスタンダードで少数ながら存在する。
エンチャント
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。
各プレイヤーは、自分の各ターンに追加の土地を1枚プレイしてもよい。
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)
(1),あなたの手札から白のカードをX枚公開する,砂の殉教者を生け贄に捧げる:あなたはXの3倍のライフを得る。
1/1色の役割の変更があったことにより濃霧系の呪文が白に移ったこともあり、白メインでタッチ緑となっているものが多い。 緑を足す最大の理由は栄華の儀式の存在であり、吠えたける鉱山/Howling Mineと合わせて8枚体制をしくこともできる。 その他のカードとしては濃霧系呪文の聖なる日/Holy Dayや暁の魔除け/Dawn Charm、全体除去の神の怒り/Wrath of God、強力なライフゲインカードである砂の殉教者/Martyr of Sandsなどがよく採用され、場合によっては物語の円/Story Circleも使用される。 特に砂の殉教者は再誕の宣言/Proclamation of Rebirthなどのリアニメイト手段と共に恒久的なライフゲインエンジンを形成し、このデッキの中核とも言える。
伝説のプレインズウォーカー — ジェイス(Jace)
[+2]:各プレイヤーはカードを1枚引く。
[-1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚引く。
[-10]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを20枚切削する。
ローウィン以降は、緑の代わりに青を用い、ジェイス・ベレレン/Jace Belerenをドロー・エンジンに据えるものも存在する。 これは同時にライブラリー破壊によるフィニッシャーも兼ねている。
サンプルレシピ
aligen="center" | LEFT: | |
メインデッキ (60) |
呪文 (36) |
インベイジョン・ブロック期
登場したのはインベイジョン・ブロックと第6版の時期。 ここでは緑と白で構成され、もつれ/Tangleやオアリムの詠唱/Orim's Chantなど強力な攻撃阻止手段を有する。
インスタント
このターンに与えられるすべての戦闘ダメージを軽減する。
すべての攻撃しているクリーチャーは、それのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
白が混ざることにより、悟りの教示者/Enlightened Tutorでより確実に吠えたける鉱山/Howling Mineを引けるようになる他、象牙の仮面/Ivory Maskや浄化の印章/Seal of Cleansing、呪われたトーテム像/Cursed Totemなどを1枚ずつ入れたシルバーバレット戦略も可能となる。 もちろん、神の怒り/Wrath of Godが使えるのも大きなメリットとなる。
テンペスト・ブロック期
テンペスト・ブロックの時期は緑単で構成される。 濃霧/Fog、中休み/Respite、小休止/Lullなどの他、緑のライフ回復カードをまじえて時間を稼ぐ。
アーティファクト
(3),(T):プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚切削する。これにより共通する色1色を持つ2枚のカードが切削されたなら、この過程を繰り返す。
勝ち手段は石臼/Millstoneまたは丸砥石/Grindstoneによるライブラリーアウト。 また、一度使ったカードをエルフの隠し場所/Elven Cacheや回収/Reclaimで再利用する。