魂魄流/Torrent of Souls
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ソーサリー
この呪文を唱えるために(黒)が支払われていたなら、あなたの墓地にあるクリーチャー・カードを最大1枚まで対象とし、それを戦場に戻す。この呪文を唱えるために(赤)が支払われていたなら、プレイヤー1人を対象とする。ターン終了時まで、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは+2/+0の修整を受けるとともに速攻を得る。((黒)(赤)が支払われていたなら、両方を行う。)
WHISPERのテキストには誤りがあります。正しいルール・テキストは「あなたの墓地にあるクリーチャー・カード最大1枚と、プレイヤー1人を対象とする。この呪文を唱えるために(黒)が支払われていたなら、そのカードを戦場に戻す。この呪文を唱えるために(赤)が支払われていたなら、ターン終了時まで、そのプレイヤーがコントロールするクリーチャーは+2/+0の修整を受けるとともに速攻を得る。」です。
黒赤の混成強化呪文。黒マナでリアニメイト、赤マナで全体に+2/+0修整+速攻。類似したゾンビ化/Zombifyや憤怒の炎の道/Path of Anger's Flameと比べると個々は重めだが、その両方の効果を得られると考えれば話は変わる。
サイクルの中では最も重いが、その分効果は強力。5マナならばリアニメイトとしては許容範囲だし、全体強化はエンドカードとして期待できる。2色支払って唱えられれば釣ったクリーチャーまで攻撃できてさらに強力。
リミテッドの膠着状態を破るには最適。また、構築でも黒赤トークンに採用しているデッキをよく見かける。
- 魂魄流によって包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderや若き群れのドラゴン/Broodmate Dragonを釣っても、ETB能力によって戦場に出るクリーチャー・トークンに修整や速攻は与えられない。呪文の解決中に誘発型能力は解決されないため、修整や速攻を付与する時点ではトークンはまだ戦場に出ていない。
- インスタントやソーサリーでクリーチャー全体に速攻を持たせるものは比較的珍しい。
- 「魂魄(こんぱく)」とは道教の思想で、”魂”とは精神を支える気、”魄”とは肉体を支える気を意味し、人間にはその両方が宿っているとされる。当然ながら、英語の"Soul"にはそのような思想はない。ただ、「魂の流れ」ではいかにも語呂がよくないので、そちらを優先した結果だろうか。カードの効果ともよく合致している。
- 後に同名のカウンターが登場した際もこの訳語が使われている(→冥界生まれの祭壇/Netherborn Altarなど)。
- 魂流し/Soulscourではない。日本語名が似ているがまったく違う。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
シャドウムーアの混成向上呪文のサイクル。友好色の色マナをコストとして支払うと効果が現れる。
- 侵入の追い返し/Repel Intruders
- 川の掌握/River's Grasp
- 魂魄流/Torrent of Souls
- 炎渦竜巻/Firespout
- アケノヒカリの注入/Dawnglow Infusion
イーブンタイドの混成向上呪文のサイクル。対抗色の色マナをコストとして支払うと効果が現れる。
- コウモリ翼の霞/Batwing Brume
- 狼狽する突撃/Unnerving Assault
- 腐敗する渇き/Cankerous Thirst
- 月抑え/Moonhold
- 空の転置/Invert the Skies
対応する色マナを支払わない場合でも、対象を指定する必要があるならばその義務があるので注意。ただし“最大”とついている対象は選ばないことを選択することができる。
その他のルールについては、向上呪文#ルールを参照。