ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig
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土地
あなたが森(Forest)をコントロールしていないかぎり、ギャレンブリグ城はタップ状態で戦場に出る。
(T):(緑)を加える。
(2)(緑)(緑),(T):(緑)を6点加える。このマナは、クリーチャー呪文を唱えるためか、クリーチャーの能力を起動するためにのみ使用できる。
エルドレイン/Eldraineの緑の城。これはマナ加速ができる。
4マナに加えてこれ自体をタップするため差し引きで1マナしか増えず、サイクルの中では少々地味。マナの用途もクリーチャー呪文かクリーチャーの起動型能力に絞られてしまうため、1枚目のこれから生み出したマナを2枚目の起動コストに充てて連鎖的にマナを増やす、といったこともできない。とはいえ1ターンでも早く高マナ域に辿り着くことが重要なデッキでは2マナ以上を生み出せる土地の存在は常に重要であり、ミッドレンジやランプ系、あるいは特定のキーカードを最速で唱えたいようなデッキでは重宝される。緑マナしか生まれない欠点もあるが、アーティファクト・クリーチャーを始めとする不特定マナしか要求しないカードや、マナ・コストにXを含むクリーチャーを採用するなどである程度低減可能。
登場時のスタンダードでは、シミック・フードなどで採用される。特にハイドロイド混成体/Hydroid Krasisや大食のハイドラ/Voracious Hydraとの組み合わせが強力。またデメリットがほとんど問題にならない緑単ストンピィでは普通に4枚フル投入されている。
モダンではタイタン・シフトに採用される。猿人の指導霊/Simian Spirit Guideを絡めて素早く6マナにアクセスでき、原始のタイタン/Primeval Titanに繋げられる点が評価されている。
リミテッドでは重めのクリーチャーを多めに積んだ緑の濃いデッキを組むならぜひ採用したいところだが、そうでない場合は能力を有効活用できる場面はあまり多くない。ランプ戦術を推奨する緑青デッキや、さまよう砦/Roving Keepのようなアーティファクト・クリーチャーを主力にしたデッキであれば活かしやすいだろう。
ルール
- ルール文章に単に「クリーチャー」と書かれている場合、それはパーマネントであるクリーチャーを意味する(CR:109.2)。最後の能力で生み出されたマナで、戦場にないクリーチャー・カードの能力の起動コストを支払うことはできない。
- 出来事として唱えられた当事者カードはクリーチャー・呪文ではない。最後の能力で生み出されたマナで、そのマナ・コストを支払うことはできない。
関連カード
サイクル
エルドレインの王権の城サイクル。対応する基本土地タイプの土地をコントロールしていないとタップインになる土地。1色のマナを生み出すマナ能力と、色マナを起動コストに含むタップ能力を持つ。稀少度はレア。
- アーデンベイル城/Castle Ardenvale
- ヴァントレス城/Castle Vantress
- ロークスワイン城/Castle Locthwain
- エンバレス城/Castle Embereth
- ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig
ストーリー上は、いずれもエルドレイン/Eldraineの王国/The Realmの五つの宮廷それぞれの重要拠点であり、フレイバー・テキストには各宮廷が重視する美徳が謳われている。
ストーリー
ギャレンブリグ城/Castle Garenbrigは、ギャレンブリグ/Garenbrigの城(イラスト)。
人間の隆盛以前の時代に、巨人によって築かれた。城の主要な部分はグレートヘンジ/The Great Hengeそのもので、残りの部分は人間規模の大きさでヘンジを取り囲んでおり、巨人規模の石、人間の建造物、自然の草木が調和的に融合した風景を作り出している。