啓示の刻/Hour of Revelation
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ソーサリー
戦場に土地でないパーマネントが10個以上あるなら、この呪文を唱えるためのコストは(3)少なくなる。
土地でないパーマネントをすべて破壊する。
白の刻は、土地以外のパーマネントのリセットボタン。戦場に土地を除いて10個以上のパーマネントが存在するなら、3マナで唱えることができる。
クリーチャーのみならずメインでは対処しにくいエンチャントやアーティファクト、さらにプレインズウォーカーまでまとめて破壊できるのは非常に強力。覚醒やミシュラランドといったクリーチャー化する土地には対処できないが、逆にこれらのカードを自分で使うことで優位な盤面を作ることもできる。弱点となるのは重さと色拘束。高速ビートダウン相手に6マナ呪文が間に合うかは危ういところであり、トリプルシンボルは多色デッキで使う際のネックになる。
コスト減少効果は対戦相手がトークン・デッキでもない限り、こちらもパーマネントを展開しないと条件を達成することは難しい。元々マナ・コスト相応の効果なので軽減を期待せずに採用することはできるが、狙うなら無私の霊魂/Selfless Spiritや雲遊+萍寄/Leave+Chanceなどで自分が並べているクリーチャー達のみ破壊を免れたり、ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingotや霊気装置の設計図/Servo Schematicなど相性の良いカードと組み合わせたい。他の除去カードに疑似除去オーラの類を用いると対戦相手のクリーチャー数を減らさずして妨害が出来てパーマネント数稼ぎに貢献してくれる。一方多人数戦では特に意識しなくても条件を達成できる。この場合でもトリプルシンボルであることは変わらないため、多色デッキであればマナ基盤に相応の配慮が必要になる。
参入時のスタンダードでは白系コントロールがメタゲーム上で退潮していること、破壊不能を持つ絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerや神サイクルの採用頻度が高いこと、対抗色ミシュラランドやラムナプの遺跡/Ramunap Ruinsといったダメージソースになる土地が存在することなど逆風の気はあるが、白黒コントロールや青白コントロールに採用されている。
- 次元の浄化/Planar Cleansingの上位互換。
- 同様のコンセプトを持つ全体除去として、過去に冒涜の行動/Blasphemous Actが存在した。
関連カード
サイクル
破滅の刻の「刻/Hour」サイクル。いずれもレアで、注目のストーリーカードである。
- 啓示の刻/Hour of Revelation
- 永遠の刻/Hour of Eternity
- 栄光の刻/Hour of Glory
- 破滅の刻/Hour of Devastation
- 約束の刻/Hour of Promise
カード名とストーリー上の順番は刻の書/The Accounting of Hoursに記された4つの刻/Hourに対応しており、それらの後に「破滅の刻/Hour of Devastation」が来る構成になっている。
ストーリー
「啓示の刻/The Hour of Revelation」は預言に伝わる第一の刻/Hourで、来世への門/Gate to the Afterlifeが開き、すべての疑問が解けるとされている。
副陽/The Second Sunが地平線の二つ角の間に入ったとき、預言通りに門が動き出し、「啓示の刻」が始まった。ナクタムン/Naktamun中から殺到した巨大な群集が、神が、その一部始終を見届けた(イラスト)。
その瞬間、来世への門が開き、人々は王神の光に包まれてひれ伏した。
そこにあったのは、果てしない砂漠。死滅都市を除けばヘクマ/The Hekmaの外となんら変わりない、無の荒野が広がるばかりであった。人々と神に困惑が広がる中、門の向こうより強大な悪魔が飛来し、その血によってルクサ川/The Luxa Riverの流れを血のぬかるみに変えた[1]。
脚注
- ↑ The Hour of Revelation/啓示の刻(Magic Story 2017年6月7日 Alison Luhrs著)
- ↑ Devastation Information, Part 2/『破滅』の情報 その2(Making Magic 2017年7月10日 Mark Rosewater著)