遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
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[[リミテッド]]でもこれ1枚で次々とクリーチャーが増えて[[攻撃]]が通りにくくなり、放っておくと増えたクリーチャーを破壊できなくなるという、非常に強力なカード。初期忠誠度が高めで[[ブロッカー]]を自身で生成できるので除去耐性も高い。 | [[リミテッド]]でもこれ1枚で次々とクリーチャーが増えて[[攻撃]]が通りにくくなり、放っておくと増えたクリーチャーを破壊できなくなるという、非常に強力なカード。初期忠誠度が高めで[[ブロッカー]]を自身で生成できるので除去耐性も高い。 | ||
− | *当初は3番目の忠誠度能力が「残りのゲームの間、破壊されない」というゲームのルールに影響する[[継続的効果]] | + | *当初は3番目の忠誠度能力が「残りのゲームの間、破壊されない」というゲームのルールに影響する[[継続的効果]]を生み出すものだったが、[[2010年]]7月の[[オラクル]]で「破壊されない」という[[紋章]]を得るものに変更された。なお、紋章を用いる初めてのカードであった。元々ゲームのルールに影響を及ぼすものであったため、忠誠度能力の[[解決]]後に[[戦場に出る|戦場に出た]]パーマネントにも影響を与えていた(→{{CR|611.2c}})。そのため、機能はそれほど大きく変わっていない。 |
− | *[[基本セット2014]] | + | **[[基本セット2014]]での破壊不能の制定に伴い、「破壊不能を持つ」という紋章を得るものに変更された。破壊されないという性質でなくなり、[[謙虚/Humility]]などの能力を[[失う|失わせる]]カードによって対処できるようになったため、若干の弱体化と言える。 |
+ | **[[Modern Masters]]には専用の紋章・カードが収録されている。(→[[トークン・カード#Modern Masters(全16種類)|トークン・カード]]) | ||
+ | *[[デュエルデッキ]]:[[エルズペスvsテゼレット]]に{{Gatherer|id=217825|新規イラスト}}で収録された。 | ||
==カードとしての評価== | ==カードとしての評価== |
2014年3月18日 (火) 01:04時点における版
伝説のプレインズウォーカー — エルズペス(Elspeth)
[+1]:白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[+1]:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/+3の修整を受けるとともに飛行を得る。
[-8]:あなたは「あなたがコントロールするアーティファクトとクリーチャーとエンチャントと土地は破壊不能を持つ。」を持つ紋章を得る。
アラーラの断片で登場したバント/Bantのプレインズウォーカー。忠誠度コストがプラスの忠誠度能力を2つ持つ最初のプレインズウォーカー。代わりにコストが小マイナスの能力がなくなっている。
- 1つ目の+1能力
- 1/1兵士・クリーチャー・トークンを生み出す。野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerと比べると出てくるトークンは頼りないが、忠誠度が増えるため使い勝手がよく、エルズペス自身の身を守る点でも有効。
- 2つ目の+1能力
- 天使の祝福/Angelic Blessing。プレインズウォーカーの能力はソーサリー・タイミングでしか起動できないのでコンバット・トリックには使えないが、サイズを大きくしながら回避能力を与えるのでダメージを見込める。
- -8能力
- 自分がコントロールするプレインズウォーカー以外のパーマネントが破壊不能を持つ。自分のクリーチャーがダメージや破壊による除去に耐性を持つことになり、その後の戦闘をかなり有利に進められる。こちらから全体除去を行い、相手だけ大量破壊に持っていければ大きなアドバンテージにもなる。
2番目と3番目の能力がクリーチャーのサポートであるものの、1番目の能力でそのクリーチャーを自ら生成できると能力が自己完結しており、手札で腐るということがまずない。着実に忠誠度を増やしながらトークンを生産してゆき、2番目の能力でダメージレースにも大きく貢献する。3番目の能力を起動後にトークンを生成し続けていけば勝利まではもはや秒読み。その戦場における制圧力の高さを買われ、スタンダードからレガシーまで幅広く活躍する良カード。
リミテッドでもこれ1枚で次々とクリーチャーが増えて攻撃が通りにくくなり、放っておくと増えたクリーチャーを破壊できなくなるという、非常に強力なカード。初期忠誠度が高めでブロッカーを自身で生成できるので除去耐性も高い。
- 当初は3番目の忠誠度能力が「残りのゲームの間、破壊されない」というゲームのルールに影響する継続的効果を生み出すものだったが、2010年7月のオラクルで「破壊されない」という紋章を得るものに変更された。なお、紋章を用いる初めてのカードであった。元々ゲームのルールに影響を及ぼすものであったため、忠誠度能力の解決後に戦場に出たパーマネントにも影響を与えていた(→CR:611.2c)。そのため、機能はそれほど大きく変わっていない。
- 基本セット2014での破壊不能の制定に伴い、「破壊不能を持つ」という紋章を得るものに変更された。破壊されないという性質でなくなり、謙虚/Humilityなどの能力を失わせるカードによって対処できるようになったため、若干の弱体化と言える。
- Modern Mastersには専用の紋章・カードが収録されている。(→トークン・カード)
- デュエルデッキ:エルズペスvsテゼレットに新規イラストで収録された。
カードとしての評価
公式コラムなどでは、総じて「しぶとい」という評価が多い。高めの初期忠誠度をトークンを生み出しながらさらに上げて行くため、とにかく非常に硬い。
具体的には、使っていると地味だが、使われると嫌なカード、または同マナ・コストの黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmaneと比較して、アジャニは勝っている状態を決められるカードで、エルズペスは負けている局面を耐えられるカードなど。
派手さは無いが汎用性が高く、様々な局面、デッキで活躍できるいぶし銀と言えるだろう。
関連カード
サイクル
アラーラの断片ブロックのプレインズウォーカー。各断片に1人ずつ配置されている。プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalkerのみコンフラックスでの登場で、他はアラーラの断片に収録されている。
- 遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(バント/Bant)
- 求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker(エスパー/Esper)
- プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker(グリクシス/Grixis)
- サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol(ジャンド/Jund)
- 復讐のアジャニ/Ajani Vengeant(ナヤ/Naya)
ストーリー
詳細はエルズペス・ティレル/Elspeth Tirel (ストーリー)を参照。