ポータル

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==セット==
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{{Otheruses|カードセット|ストーリー用語|ポータル/Portal}}
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{{情報ボックス/エキスパンション
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|英語名=Portal
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|日本語名=ポータル
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|シンボル=円形の次元の門
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|発売日=1997年7月
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|セット枚数=全215種類(テキスト違いを含めると222種類)
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}}
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'''ポータル'''/''Portal''は、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]を初めてプレイする入門者のために作られた[[初心者向け]]セット。1997年7月に発売された。
  
'''ポータル'''/''Portal''とは入門者向けに発売されたセット。[[黒枠]]
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==概要==
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[[クリーチャー]]と[[ソーサリー]]および[[基本土地]]のみで構成されており、[[能力]]がシンプルなものばかりを収録している。
  
[[クリーチャー]][[ソーサリー]]及び[[基本土地]]のみで構成されており、[[能力]]がシンプルなものばかりを収録している。
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このセットのみで遊ぶ事を前提として作られており、当時は[[トーナメント]][[リーガル]]とならず、トーナメントで他の[[エキスパンション]]と組み合わせることはできなかった。開発部も当時は「ポータルはポータルというカードゲームであって、マジックではない」と言っており、一般プレイヤーもこの言葉を引用して初心者に説明していた。その後、2005年10月20日より[[エターナル]]での使用が認められるようになった。
  
このセットのみで遊ぶ事を前提として作られており、他の[[エキスパンション]]と組み合わせて使う事は、基本的にはできなかった。開発部も当時は「ポータルはポータルというカードゲームであって、[[マジック]]ではない」と言っており、一般プレイヤーもこの言葉を引用して初心者に説明したものである。
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[[カード]][[絵|イラスト]]は[[再録]]も含めて新たに描き下ろされている。[[神の怒り/Wrath of God]]、[[ハルマゲドン/Armageddon]]、[[地震/Earthquake]]、[[ハリケーン/Hurricane]]といった有名なカードが[[再録]]されているため、これらの絵違いが目的で購入した人も多い。
しかし、2005/10/20に[[エターナル]]での使用が認められ、現在ではこの[[フォーマット]]でなら使用することができる。
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[[カード]][[絵|イラスト]]は[[再録]]も含めて全て新作。[[神の怒り/Wrath of God]]、[[ハルマゲドン/Armageddon]]、[[地震/Earthquake]]、[[ハリケーン/Hurricane]]といったカードが再録されているため、これらの絵違いが目的で購入した人も多い。また、基本土地の[[テキスト]]欄に大きな[[マナ・シンボル]]が描かれたのもこのセットが最初である。
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*基本土地の[[文章欄]]に大きな[[マナ・シンボル]]が描かれたのはこのセットが最初である。
 
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[[クリーチャー・タイプ]]は存在せず、製品版では「クリーチャーの[[召喚]]」と記述されている。現在では[[オラクル]]により、どのクリーチャーも[[クリーチャー・タイプ]]が与えられている。
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*[[ライブラリー]]・[[墓地]]は用語として存在せず、「デッキ」・「捨て札置き場」と記述されている([[ポータル・セカンドエイジ]]以降は存在する)。
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*[[カード名]]に人名や地名等の固有名詞が一切付けられていない。
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*日本語版は製造、出荷数が非常に少ないらしく、そのため一部の強力なカードはかなりの高値で販売されることもある。
 
*日本語版は製造、出荷数が非常に少ないらしく、そのため一部の強力なカードはかなりの高値で販売されることもある。
*ポータル自身に加え、後のポータル・セカンドエイジ、[[ポータル三国志]]、時には[[スターター]]までもひっくるめて「ポータル」と総称することもある。
 
  
[[エキスパンション・シンボル]]は円形の次元の門。パッケージイラストにも同じものが描かれている。
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===ポータルの特徴===
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*[[クリーチャー・タイプ]]は存在せず、製品版では「クリーチャーの[[召喚]]」と記述されている。現在では[[オラクル]]の更新により、どのクリーチャーもクリーチャー・タイプが与えられている。
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*[[ライブラリー]]・[[墓地]]は用語として存在せず、それぞれ「[[デッキ]]」・「[[捨て札置き場]]」と記述されている([[ポータル・セカンドエイジ]]以降は「ライブラリー」・「墓地」と書かれている)。
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*[[カード名]]に人名や地名などの固有名詞が一切付けられていない。
  
1997年7月発売。全222種類(テキスト違いと基本土地の絵違い含む)。
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==ポータル系列全般の特徴==
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ポータルとその続編である[[ポータル・セカンドエイジ]]、[[ポータル三国志]]の総称として「'''ポータル'''」と呼ばれることがある。また、同じ[[初心者向け]]セットの[[スターター]]、[[スターター2000]]もポータルに含まれることもある。
  
===ポータル系全般の特徴===
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以下の特徴は特記のない限り、スターター、スターター2000は含まない。
*[[パワー]]の横には剣、[[タフネス]]の横には盾のアイコンがそれぞれ描かれている([[スターター]]を除く3セット)。
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*[[キーワード能力]]は[[飛行]]([[ポータル三国志]]では[[馬術]])、[[渡り]]のみ。
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→スターターからは[[速攻]]が、そして現在ではオラクルにより[[警戒]]、[[防衛]]、[[到達]]も存在する。
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*[[タップ・シンボル]]は存在しない。[[タップ]]能力は文章で記述され、「あなたのターンの攻撃の前」にタイミング制限されている。→現在はオラクルにより存在する。
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*[[打ち消し]]の概念は存在しないが、「〜に対応してしかプレイできない。それは何の効果も生み出さず、そのオーナーの墓地に置かれる」という表現で再現。
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→スターターでは導入。また現在ではオラクルによりすべて[[インスタント]]になり、テキストも「打ち消す」に変更されている。
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*[[マナ能力]]の概念が存在しない。[[マナ・コスト]]の支払いは、ただ「土地カードのタップ」だけになっている。
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===デザイン===
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*[[パワー]]の横には剣、[[タフネス]]の横には盾のアイコンがそれぞれ描かれている。
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*[[カード・タイプ]]は[[クリーチャー]]と[[ソーサリー]]と[[土地]]([[基本土地]])のみ存在する。
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**一部のソーサリーは、特定のタイミングに限り[[インスタント・タイミング]]でプレイできる[[能力]]が与えられていた。それらのカードは、現在は[[オラクル]]の更新により[[インスタント]]となっている。また、スターターからはインスタントも収録されている。
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*[[キーワード能力]]は[[飛行]]([[ポータル三国志]]では[[馬術]])、[[土地渡り]]のみ存在する。
 +
**スターターからは[[速攻]]が、そして現在ではオラクルの更新により[[警戒]]、[[防衛]]、[[到達]]も存在する。
 +
*[[タップ・シンボル]]は存在しない。[[タップ能力]]は文章で記述され、「[[あなた]]の[[ターン]]の[[攻撃]]の前」にプレイできるタイミングが制限されている。
 +
**現在はオラクルの更新により、[[タップ・シンボル]]を[[コスト]]に含む[[起動型能力]]に変更された。
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*「[[打ち消す]]」の概念は存在しないが、「~に対応してしかプレイできない。それは何の効果も生み出さず、そのオーナーの墓地に置かれる」という表現で再現。
 +
**スターターでは「打ち消す」が導入。また、上記の表現で書かれたカードも、現在はオラクルの更新により「打ち消す」に変更された。
 +
*[[マナ能力]]の概念が存在しない。[[マナ・コスト]]の支払いは、ただ「土地のタップ」だけになっている。
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==デザイン==
 
{| class="wikitable"
 
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|デザイン・チーム||ビル・ローズ/Bill Rose (lead)||
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| rowspan="5" |デザイン・チーム||[[Bill Rose]] (lead)
 
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|||ダン・カーヴェリ/Dan Cervelli||
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|[[Dan Cervelli]]
 
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|貢献||マイク・エリオット/Mike Elliott||
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|[[Mike Elliott]] (貢献)
 
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|貢献||マーク・ローズウォーター/[[Mark Rosewater]]||
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|[[Mark Rosewater]] (貢献)
 
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|開発チーム||ビル・ローズ/Bill Rose (lead)||
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| rowspan="8" |開発チーム||[[Bill Rose]] (lead)
 
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|||ダン・カーヴェリ/Dan Cervelli||
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|[[Mike Elliott]] (貢献)
 
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|貢献||ウィリアム・ジョカシュ/William Jockusch||
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|[[William Jockusch]] (貢献)
 
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|[[Mark Rosewater]] (貢献)
 
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|[[Henry Stern]] (lead) (貢献)
 
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|貢献||ジョナソン・トウィート/Jonathon Tweet||
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|[[Jonathon Tweet]] (貢献)
 
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|アート・ディレクター||スー=アン・ハーキー/Sue-Ann Harkey||
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|アート・ディレクター||[[Sue-Ann Harkey]]
 
|}
 
|}
  
===参考===
+
==参考==
 +
*[[カード個別評価:ポータル]]
 
*[[カードセット一覧]]
 
*[[カードセット一覧]]
*[[カード個別評価:ポータル]]
 
*[[カード個別評価:ポータル系、スターター]]
 
 
==ストーリー==
 
'''ポータル'''/''Portal''とは、ストーリーにおいて、次元と次元をつなぐ門のこと。
 
 
===ストーリーに登場する主なポータル===
 
*[[ベルベイの門/Belbe's Portal]]
 
*[[次元の門/Planar Portal]]
 
*[[移ろいの門/Erratic Portal]]
 
 
===参考===
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 

2009年5月16日 (土) 15:49時点における版

ポータル/Portal
シンボル 円形の次元の門
略号 PO,POR
発売日 1997年7月
セット枚数 全215種類(テキスト違いを含めると222種類)

ポータル/Portalは、マジックを初めてプレイする入門者のために作られた初心者向けセット。1997年7月に発売された。

目次

概要

クリーチャーソーサリーおよび基本土地のみで構成されており、能力がシンプルなものばかりを収録している。

このセットのみで遊ぶ事を前提として作られており、当時はトーナメントリーガルとならず、トーナメントで他のエキスパンションと組み合わせることはできなかった。開発部も当時は「ポータルはポータルというカードゲームであって、マジックではない」と言っており、一般プレイヤーもこの言葉を引用して初心者に説明していた。その後、2005年10月20日よりエターナルでの使用が認められるようになった。

カードイラスト再録も含めて新たに描き下ろされている。神の怒り/Wrath of Godハルマゲドン/Armageddon地震/Earthquakeハリケーン/Hurricaneといった有名なカードが再録されているため、これらの絵違いが目的で購入した人も多い。

  • 基本土地の文章欄に大きなマナ・シンボルが描かれたのはこのセットが最初である。
  • 日本語版は製造、出荷数が非常に少ないらしく、そのため一部の強力なカードはかなりの高値で販売されることもある。

ポータルの特徴

ポータル系列全般の特徴

ポータルとその続編であるポータル・セカンドエイジポータル三国志の総称として「ポータル」と呼ばれることがある。また、同じ初心者向けセットのスタータースターター2000もポータルに含まれることもある。

以下の特徴は特記のない限り、スターター、スターター2000は含まない。

デザイン

デザイン・チーム Bill Rose (lead)
Dan Cervelli
Joel Mick
Mike Elliott (貢献)
Mark Rosewater (貢献)
開発チーム Bill Rose (lead)
Dan Cervelli
Joel Mick
Mike Elliott (貢献)
William Jockusch (貢献)
Mark Rosewater (貢献)
Henry Stern (lead) (貢献)
Jonathon Tweet (貢献)
アート・ディレクター Sue-Ann Harkey

参考

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