食物 (デッキ)
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[[ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋]]ではゴロス・ランプには劣るものの、それでも3割近い使用率となり<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC5/mythic-championship-v-metagame-breakdown-2019-10-14 Mythic Championship V Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC5/article/0033172/ 2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)メタゲームブレイクダウン](Event Archive [[2019年]]10月14日 [[Frank Karsten]]著)</ref>、Top8の半数を占める活躍を見せた。死者の原野の禁止後は一気に[[トップメタ]]となり、[[グランプリ名古屋19]]では2日目進出者の過半数が使用<ref>[https://mtg-jp.com/coverage/mfnag19/article/0033311/ グランプリ・名古屋2019 2日目メタゲームブレイクダウン](イベントカバレージ 2019年11月3日 [[小山 和志]]著)</ref>、Top8に7人を送り込むという圧倒的な支配を見せた。[[ミシックチャンピオンシップリッチモンド19]]では全参加者の63パーセントが食物デッキを持ち込み、トップ8のうち6人が食物デッキで占められ、トップ4を独占するという過去に前例のないレベルの支配率を記録した<ref>[https://magic.gg/news/mythic-championship-vi-day-one-metagame-breakdown Mythic Championship VI Day One Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC6/article/0033360/ 2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)初日メタゲームブレイクダウン](MAGIC ESPORTS 2019年11月8日 [[Frank Karsten]]著)</ref>。 | [[ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋]]ではゴロス・ランプには劣るものの、それでも3割近い使用率となり<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/2019MC5/mythic-championship-v-metagame-breakdown-2019-10-14 Mythic Championship V Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC5/article/0033172/ 2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)メタゲームブレイクダウン](Event Archive [[2019年]]10月14日 [[Frank Karsten]]著)</ref>、Top8の半数を占める活躍を見せた。死者の原野の禁止後は一気に[[トップメタ]]となり、[[グランプリ名古屋19]]では2日目進出者の過半数が使用<ref>[https://mtg-jp.com/coverage/mfnag19/article/0033311/ グランプリ・名古屋2019 2日目メタゲームブレイクダウン](イベントカバレージ 2019年11月3日 [[小山 和志]]著)</ref>、Top8に7人を送り込むという圧倒的な支配を見せた。[[ミシックチャンピオンシップリッチモンド19]]では全参加者の63パーセントが食物デッキを持ち込み、トップ8のうち6人が食物デッキで占められ、トップ4を独占するという過去に前例のないレベルの支配率を記録した<ref>[https://magic.gg/news/mythic-championship-vi-day-one-metagame-breakdown Mythic Championship VI Day One Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/2019MC6/article/0033360/ 2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)初日メタゲームブレイクダウン](MAGIC ESPORTS 2019年11月8日 [[Frank Karsten]]著)</ref>。 |
2020年2月4日 (火) 05:18時点における版
食物(Food)は、食物に関するカードを中心とするデッキの総称。英語読みでフードとも呼ばれる。エルドレインの王権参入後のスタンダード環境とパイオニア環境に存在する。
目次 |
概要
キーカードは金のガチョウ/Gilded Goose・王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns・意地悪な狼/Wicked Wolfの3枚。金のガチョウやオーコの+2能力で食物・トークンを生成し、オーコの+1能力や-5能力で食物を戦力に変えたり、意地悪な狼の起動コストに充てたりして盤面を制圧する。
ラヴニカのギルド〜エルドレインの王権期
デッキのバリエーションは様々だが、特にマナ加速して世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the Worldを設置し、ハイドロイド混成体/Hydroid Krasisに繋げるというランプ戦略を取るものが多い。前環境のシミック・ランプやバント・ランプが、新たに食物ギミックを取り入れたものと言える。
死者の原野/Field of the Deadが禁止カードにされる前はゴロス・ランプに有効な探索する獣/Questing Beastが採用されることがほとんどだったが、禁止後はミラーマッチが多くなり、意地悪な狼に弱いため採用されなくなっていった。
- 緑青
- 緑青2色のランプ型。シミック・フード (Simic Food) と呼ばれる。
- 主に厚かましい借り手/Brazen Borrowerが採用される。メタゲームに合わせて軽蔑的な一撃/Disdainful Strokeや霊気の疾風/Aether Gustがメインデッキから採用されることもある。
- 緑白青
- 緑白青のランプ型。主にバント・フード (Bant Food) と呼ばれるが、食物シナジーを減らしたタイプをバント・ランプ (Bant Ramp) と呼んで区別することもある。
- 白を足す最大の理由は拘留代理人/Deputy of Detention。特にゴロス・ランプを無理なく対策できることが評価され、メタの一角となった。死者の原野が禁止カードに指定された後は数を減らしたが、一定の結果を残し続けている。
- 黒緑青
- 黒緑青のランプ型。主にスゥルタイ・フード (Sultai Food) と呼ばれるが、プレインズウォーカー・コントロールに寄せたタイプをスゥルタイ・フレンズ (Sultai Friends) と呼んで区別することもある。
- 黒を足す最大の理由は害悪な掌握/Noxious Graspで、メインデッキから採用されることも珍しくない。その他の採用カードはゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queenや虐殺少女/Massacre Girlなど。
- 死者の原野の禁止後に食物デッキがメタゲームの中心になったことで、ミラーマッチ対策として隆盛した一種のメタデッキである。
- 緑青赤
- 緑青赤のミッドレンジ型。ティムール・フレンズ (Temur Friends) などと呼ばれる。
- 金のガチョウや樹上の草食獣/Arboreal Grazerといった1マナのマナ加速から、オーコや王家の跡継ぎ/The Royal Scionsなどの3マナ域のプレインズウォーカーを高速で展開する。
- 詳細は青赤緑ビートダウンを参照。
- 黒赤緑/青黒赤緑
- 黒赤緑もしくは青黒赤緑のサクリファイス型。
- 大釜の使い魔/Cauldron Familiarを魔女のかまど/Witch's Ovenで何度も生け贄に捧げ、波乱の悪魔/Mayhem Devilの能力を繰り返し誘発させる。
- 詳細はサクリファイスを参照。
ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋ではゴロス・ランプには劣るものの、それでも3割近い使用率となり[1]、Top8の半数を占める活躍を見せた。死者の原野の禁止後は一気にトップメタとなり、グランプリ名古屋19では2日目進出者の過半数が使用[2]、Top8に7人を送り込むという圧倒的な支配を見せた。ミシックチャンピオンシップリッチモンド19では全参加者の63パーセントが食物デッキを持ち込み、トップ8のうち6人が食物デッキで占められ、トップ4を独占するという過去に前例のないレベルの支配率を記録した[3]。
その支配率ゆえ、王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsとむかしむかし/Once Upon a Time、夏の帳/Veil of Summerが禁止カードに指定され、大幅な弱体化を余儀なくされた。
サンプルリスト
緑青
初期型
- 備考
- ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋 第4位(参考/参考)
- 使用者:Gabriel Nassif
- フォーマット
Simic Food [1] | |||||||||||||||||||||||||
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- エルドレインの王権参入直後の、緑青2色のタイプ。
- 軽蔑的な一撃/Disdainful Strokeをメインデッキから4枚積みしているのが大きな特徴。ゴロス・ランプの高い使用率を事前に見抜いた結果と言える。
- William Jensenも75枚同一のデッキリストで第8位に入賞している。
死者の原野禁止後
- 備考
- ミシックチャンピオンシップリッチモンド19 優勝(参考/参考)
- 使用者:Ondřej Stráský
- フォーマット
- 死者の原野/Field of the Dead禁止後の、緑青2色のタイプ。
- ミラーマッチや出来事デッキに効く、色対策カードの霊気の疾風/Aether Gustがメインデッキから採用されている。
緑白青
食物型
- 備考
- ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋 第3位(参考/参考)
- 使用者:Andrea Mengucci
- フォーマット
Bant Food [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑白青のタイプ。メインデッキから意地悪な狼/Wicked Wolfを採用した、食物シナジー重視型。
ランプ型
- 備考
- ミシックチャンピオンシップロングビーチ19秋 第5位(参考/参考)
- 使用者:Stanislav Cifka
- フォーマット
Bant Ramp [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑白青のタイプ。意地悪な狼をサイドボードに下げ、代わりに樹上の草食獣/Arboreal Grazerや成長のらせん/Growth Spiralを採用した、ランプ戦略重視型。
黒緑青
- 備考
- ミシックチャンピオンシップリッチモンド19 ベスト4(参考/参考)
- 使用者:Oscar Christensen
- フォーマット
Sultai Food [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 死者の原野禁止後の、黒緑青のタイプ。
パイオニア
構成はスタンダード期とほぼ変わらないが、追加のマナ・クリーチャーとしてラノワールのエルフ/Llanowar Elves(とエルフの神秘家/Elvish Mystic)が、忠誠度が高くなりやすい王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsと相性の良いキランの真意号/Heart of Kiranなどが追加で採用される。
しかし、2019年12月にオーコが禁止カードに指定され、大幅な弱体化を余儀なくされた。
サンプルリスト
Simic Food [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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脚注
- ↑ Mythic Championship V Metagame Breakdown/2019ミシックチャンピオンシップⅤ(MTGアリーナ)メタゲームブレイクダウン(Event Archive 2019年10月14日 Frank Karsten著)
- ↑ グランプリ・名古屋2019 2日目メタゲームブレイクダウン(イベントカバレージ 2019年11月3日 小山 和志著)
- ↑ Mythic Championship VI Day One Metagame Breakdown/2019ミシックチャンピオンシップⅥ(リッチモンド)初日メタゲームブレイクダウン(MAGIC ESPORTS 2019年11月8日 Frank Karsten著)