マナ吸収/Mana Drain

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[[ヴィンテージ]]において[[意志の力/Force of Will]]と双璧をなす[[打ち消す|カウンター]]の1つ。意志の力を除いて[[]]の非[[制限カード]]の中で最強とされる(→[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/crafting-vintage-2009-06-25 Crafting a Vintage]参照)。
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[[ヴィンテージ]]において[[意志の力/Force of Will]]と双璧をなす[[打ち消す|カウンター]]の1つ。[[呪文]][[打ち消し|無効化]]したうえに、その呪文に使われていた[[マナ]]を「吸い取って」[[あなた]]のものにしてしまう。
  
[[パーミッション]][[デッキ]]にとっては貴重な[[マナ加速]]になる。パーミッションは普通、[[打ち消す|打ち消し]][[マナ]]を確保したまま重要[[カード]]を使えるような[[マナ基盤]]ができるまで我慢の構えになるが、これによって「吸い取った」マナで重要カードを使えるのなら早期に手をはじめられる、ということ。
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元々強力な呪文である[[対抗呪文/Counterspell]][[マナ加速]][[能力]]がついてしまったという、訳が分からない強烈なカード。[[パーミッション]]戦略においては、序盤の「[[マナ]]を使って[[展開]]を進めるべきか、温存して[[対戦相手]]への妨害をすべきか」という二者択一が鬼門であるのだが、この呪文があればいともたやすくジレンマが解消されてしまう。ただし生み出されるのは[[無色マナ]]なので、[[色拘束]]の濃いカードとはあまり相性が良くない。[[アーティファクト]]と併用すると良いだろう。
  
ただし生み出されるのは[[無色マナ]]なので、[[色拘束]]の濃いカードとはあまり相性が良くない。[[アーティファクト]]と併用すると良いだろう。
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極めて強力なカードであり、下記にあるように評価も高い。しかし、ほぼ唯一の欠点として、[[マナ・コスト]]が[[ダブルシンボル]]という[[色拘束]]の厳しさが挙げられる。一部のデッキでは[[Mox]]などを使用する上での安定性の面から、これよりも[[マナ漏出/Mana Leak]]が優先されることもある。また、この[[ターン]]で勝負がつくという局面、例えば[[コンボデッキ]]の[[キーカード]]が[[通し|通る]]か否かというような場面においては[[対抗呪文/Counterspell]]と同等でしかない(もちろんそれでも強力ではあるのだが)のも若干のネックであり、[[目くらまし/Daze]]などの[[ピッチスペル]]が優先されるケースもある。
 
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[[マナ・バーン]]のルールが存在した頃は[[対抗呪文/Counterspell]]に劣ってしまう場面もあり、[[上位互換]]ではなかった。しかし[[基本セット2010]]発行と同時に行われたルール変更においてマナ・バーンが無くなったためにその心配もなくなり、気兼ねなく使えるようになった。
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[[Masters Edition 3]]に収録され、2ターンキルの[[コンボ]]が横行する[[クラシック]]においてパーミッションの復興に一役買った。
 
[[Masters Edition 3]]に収録され、2ターンキルの[[コンボ]]が横行する[[クラシック]]においてパーミッションの復興に一役買った。
  
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*[[2013年]]4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、[[1994年]]を代表するカードとして展示された([https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater 参考])。
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[[2004年]]9月20日より、[[タイプ1.5]]からの移行に伴って[[レガシー]]で[[禁止カード]]に指定された。
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==ルール==
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*マナを加える能力は[[遅延誘発型能力]]である。[[マナ能力]]ではない。
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**[[もみ消し/Stifle]]で打ち消すことができる。
 
*「[[あなた]]の次の[[メイン・フェイズ]]の開始時」としか指定されていないので、自分の[[戦闘前メイン・フェイズ]]や[[戦闘フェイズ]]で呪文を打ち消すと、マナが出るのは自分の[[戦闘後メイン・フェイズ]]開始時になる。
 
*「[[あなた]]の次の[[メイン・フェイズ]]の開始時」としか指定されていないので、自分の[[戦闘前メイン・フェイズ]]や[[戦闘フェイズ]]で呪文を打ち消すと、マナが出るのは自分の[[戦闘後メイン・フェイズ]]開始時になる。
*次のターンに[[X火力]]に繋げてゲームを決める時など、自身の呪文を打ち消すこともある。
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*自身の呪文を打ち消してもよい。次の[[ターン]]の[[X火力]]の威力を高めたいときなどに有効なテクニック。
*ヴィンテージにおける3強の一角を占めるカード。[[苦悶の触手/Tendrils of Agony]]、[[Mishra's Workshop]]が他の2者。(→[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/cards-are-playing-not-banning-2005-12-02 Cards are for Playing, not Banning!]([http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20051227/index.html 邦訳])参照)
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*マナを加えることは強制である。
*一部のデッキでは[[Mox]]などを使用する上での安定性の面から、これよりも[[マナ漏出/Mana Leak]]が優先されることもある。また、[[コンボデッキ]]では概ね[[目くらまし/Daze]]などの[[ピッチスペル]]が優先される。マジックに厳密な意味での最強は存在しない。
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**[[マナ・バーン]]のルールが存在した頃は[[対抗呪文/Counterspell]]に劣ってしまう場面もあり、[[上位互換]]ではなかった。しかし[[基本セット2010]]発行と同時に行われたルール変更においてマナ・バーンが無くなったためにその心配もなくなり、気兼ねなく使えるようになった。
*{{Gatherer|id=1491|イラスト}}に描かれている赤い生物は、遥か後の[[時のらせん]]でカード化した[[吸収するウェルク/Draining Whelk]]の幼体である。{{Gatherer|id=111057|吸収するウェルクのイラスト}}でも隅の方にこれが描かれているのが確認できる。
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==[[カードパワー]]の評価・逸話==
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*[[意志の力/Force of Will]]を除いて、[[青]]の非[[制限カード]]の中で最強とされる(→[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/crafting-vintage-2009-06-25 Crafting a Vintage]参照)。
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*「[[ヴィンテージ]]3強」の一角を占めるカード。[[苦悶の触手/Tendrils of Agony]]、[[Mishra's Workshop]]が他の2者。(→[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/cards-are-playing-not-banning-2005-12-02 Cards are for Playing, not Banning!]([http://mtg.takaratomy.co.jp/others/column/product/20051227/index.html 邦訳])参照)
 
*[[藤田憲一]]が[[ゲームぎゃざ]]の初心者講座にて「([[ルール文章]]に)書かれていることが何もかもおかしい」と指摘した。
 
*[[藤田憲一]]が[[ゲームぎゃざ]]の初心者講座にて「([[ルール文章]]に)書かれていることが何もかもおかしい」と指摘した。
 
*公式カードガイドには「今こんなカードをデザインしたら開発チームは全員バスに轢かれるね」と書かれている。
 
*公式カードガイドには「今こんなカードをデザインしたら開発チームは全員バスに轢かれるね」と書かれている。
 
**とはいえ、対抗呪文すら[[スタンダード]]から外された今の[[環境]]ならそれも当たり前だが、これが世に出た当時は同様の強力カードがうようよしていたことも忘れてはならない。特に[[露天鉱床/Strip Mine]]のおかげで青にとっては氷河期だった。
 
**とはいえ、対抗呪文すら[[スタンダード]]から外された今の[[環境]]ならそれも当たり前だが、これが世に出た当時は同様の強力カードがうようよしていたことも忘れてはならない。特に[[露天鉱床/Strip Mine]]のおかげで青にとっては氷河期だった。
*[[2013年]]4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、[[1994年]]を代表するカードとして展示された([https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater 参考])。
 
 
[[2004年]]9月20日より、[[タイプ1.5]]からの移行に伴って[[レガシー]]で[[禁止カード]]に指定された。
 
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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===[[リメイク]]===
 
*[[まき散らす殴打/Scattering Stroke]] - [[激突]]で勝った場合のみマナが加えられる。(2)(青)(青)。([[ローウィン]])
 
*[[まき散らす殴打/Scattering Stroke]] - [[激突]]で勝った場合のみマナが加えられる。(2)(青)(青)。([[ローウィン]])
 
*[[原形質捉え/Plasm Capture]] - マナは好きな色の組み合わせのマナ。(緑)(緑)(青)(青)。([[ドラゴンの迷路]])
 
*[[原形質捉え/Plasm Capture]] - マナは好きな色の組み合わせのマナ。(緑)(緑)(青)(青)。([[ドラゴンの迷路]])
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===モチーフ===
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*[[吸収するウェルク/Draining Whelk]] - {{Gatherer|id=1491|マナ吸収のイラスト}}に描かれている生物が成長した姿({{Gatherer|id=111057|吸収するウェルクのイラスト}})。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:Vintage Masters]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 3]] - [[レア]]
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__NOTOC__

2017年9月17日 (日) 20:51時点における版


Mana Drain / マナ吸収 (青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。あなたの次のメイン・フェイズの開始時に、その呪文のマナ総量に等しい量の(◇)を加える。


ヴィンテージにおいて意志の力/Force of Willと双璧をなすカウンターの1つ。呪文無効化したうえに、その呪文に使われていたマナを「吸い取って」あなたのものにしてしまう。

元々強力な呪文である対抗呪文/Counterspellマナ加速能力がついてしまったという、訳が分からない強烈なカード。パーミッション戦略においては、序盤の「マナを使って展開を進めるべきか、温存して対戦相手への妨害をすべきか」という二者択一が鬼門であるのだが、この呪文があればいともたやすくジレンマが解消されてしまう。ただし生み出されるのは無色マナなので、色拘束の濃いカードとはあまり相性が良くない。アーティファクトと併用すると良いだろう。

極めて強力なカードであり、下記にあるように評価も高い。しかし、ほぼ唯一の欠点として、マナ・コストダブルシンボルという色拘束の厳しさが挙げられる。一部のデッキではMoxなどを使用する上での安定性の面から、これよりもマナ漏出/Mana Leakが優先されることもある。また、このターンで勝負がつくという局面、例えばコンボデッキキーカード通るか否かというような場面においては対抗呪文/Counterspellと同等でしかない(もちろんそれでも強力ではあるのだが)のも若干のネックであり、目くらまし/Dazeなどのピッチスペルが優先されるケースもある。

Masters Edition 3に収録され、2ターンキルのコンボが横行するクラシックにおいてパーミッションの復興に一役買った。

  • 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、1994年を代表するカードとして展示された(参考)。

2004年9月20日より、タイプ1.5からの移行に伴ってレガシー禁止カードに指定された。

ルール

カードパワーの評価・逸話

関連カード

リメイク

モチーフ

参考

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