ウルザ/Urza
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(→ミシュラとの戦い(兄弟戦争)) |
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===生まれ=== | ===生まれ=== | ||
− | + | AR0年にテリシア大陸に生まれる。ミシュラとは兄弟であるが同じ年の生まれで、ウルザは年の初めに、ミシュラは年の終わりに生まれた。父と母の名前は不明。 | |
===幼年時代=== | ===幼年時代=== | ||
− | + | 10歳前後に、キャラバン隊に連れられて[[トカシア/Tocasia]]のキャンプを訪れ、トカシアに引き取られる。以後、トカシアを実の母同然に慕う。幼くして母をなくし、父が再婚するも義母には嫌われていたようだ。このころ、父も病に倒れる。ウルザとミシュラの兄弟はトカシアの下で[[アーティファクト]]の基礎を学ぶ。 | |
===徒弟時代=== | ===徒弟時代=== | ||
− | + | 弟のミシュラが研究室よりも野外での発掘を好み、他者から多くを学ぶ人好きのする性格の子になったのに対し、兄のウルザは人付きあいの苦手な研究肌の子に育っていた。AR16年頃、ウルザは弟ミシュラとともに発掘された[[スラン/Thran]]の遺物、[[羽ばたき飛行機械/Ornithopter]]を運良く良好な状態で発見、修理・復元することに成功する。AR20年、この飛行機械は3人を運命の地[[コイロスの洞窟/Caves of Koilos#コイロスの洞窟(ストーリー)|コイロスの洞窟]]に導いた。コイロスの洞窟を探険したウルザとミシュラはその中枢で[[パワーストーン/Powerstone]]を発見する。兄弟が先を争って手を伸ばしたところ、それは2つに割れ、ウルザは割れた片方の1つ[[Mightstone|マイトストーン]]を手に入れた。このパワーストーンは洞窟の奥にある、ドミナリアとファイレクシアをつなぐ{{Gatherer|id=1039|門}}([[ポータル/Portal|ポータル]])を封印するという大事な役目を果たしていたのだが、ウルザ達がこの事実を知るのは、もっとずっと後のことである。キャンプに戻った後、ウルザとミシュラはパワーストーンを巡って事あるごとに争い、遂にその巻き添えになって師匠トカシアは死んでしまう。そして兄弟は生き別れた。 | |
===青年時代=== | ===青年時代=== | ||
− | + | AR21年、ウルザが21歳になったころ、彼は[[ヨーティア/Yotia]]の首都[[クルーグ/Kroog]]にあるラスコー時計店に職人ラスコー氏の弟子として住み込んでいた。ウルザはそこで王女[[カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroog]]と出会う。その後王女の婿捜しの儀が行われ、それは「広場の中央にある[[翡翠像/Jade Statue|翡翠の巨像]]を動かしたものが、王女と結婚できる」というものであった。ウルザは王女カイラとの結婚には興味がなかったようであるが、王女の婿に与えられるという宝の山の中に古代[[スラン/Thran]]の秘本である[[ジェイラム秘本/Jalum Tome]]を見つけると、彼は[[アーティファクト]]のロボットを作り、「力ではなく知恵によって像を動かす」と言い、ロボットを使って翡翠像を動かして見せた。カイラの父である「将軍」はこのような機械を使って翡翠像を動かすというやり方には納得しなかったが、カイラの説得やラスコーの言葉を受けて、結婚を許可した。 | |
− | + | ウルザはヨーティアというバックボーンを手に入れる。その一方でミシュラもまたヨーティアと対立していたファラジをその手中に収める。ここにウルザのヨーティアとミシュラのファラジという対立構造が浮き彫りになった。AR23頃、[[タウノス/Tawnos]]がウルザに弟子入りする。一方で、同時期に[[アシュノッド/Ashnod]]もミシュラに弟子入りする。 | |
===ミシュラとの戦い(兄弟戦争)=== | ===ミシュラとの戦い(兄弟戦争)=== | ||
− | + | 2人の兄弟の対立は、テリシア大陸中の国家と部族を巻き込んだ争いに発展していった。そして後世、『[[兄弟戦争/Brothers' War]]』と呼ばれる戦争に至るのである。AR27から28年頃に兄弟戦争は開戦。タウノスはウルザの副官となる。戦争が始まってすぐのAR29年、妻カイラとの間に息子[[ハービン/Harbin]]が生まれる。家族のことを気にかけるウルザだったが、目まぐるしく変化する戦況の様子は、彼に家族のことを想う時間をあまり与えてはくれなかった。息子ハービンは妻カイラの下で育つ。兄弟戦争は各地で多くの国々を疲弊させつつ、何十年にも渡り続けられた。戦争に用いるスラン文明時代の[[マナ・クリスタル]]やパワーストーンを求める大規模な発掘が、大陸のそこかしこで行われた。また、戦争の被害や発掘作業による環境破壊が原因の異常気象も見られるようになった。AR57年、青年に育っていたハービンは{{Gatherer|id=5668|飛行機械の操縦中、大嵐に逢うが}}、その嵐の後、偶然[[アルゴス/Argoth|アルゴス島]]を発見する。戦況は次第に、この島の豊かな資源を巡る争いへと移っていった。AR64年、戦争は最終的にアルゴスの地を舞台に繰り広げられる。アルゴスをめぐる戦いはウルザとミシュラ、両者と双方の軍が死力を尽くす最終決戦を迎える。その戦いの最中、ミシュラと対峙したウルザは、弟が{{Gatherer|id=8846|人間であること捨ててを生きる機械と化していた}}こと。そして彼の口から、彼が異世界ファイレクシアの悪魔にその魂を捧げていたことを知る。人ではなくなったミシュラの姿を見、怒りと悲しみの入り混じった感情を起爆剤に、ウルザは助手が持ってきたスラン製の[[アーティファクト]]、「[[Golgothian Sylex]](サイリクス)」の力を解放。ミシュラもろともアルゴス島の大半を粉みじんとし、海に沈める。大爆発の余波はこの世界の隅々にまで及んだ。[[テリシア/Terisiare]]大陸は引き裂かれ、異常気象が日常となり、ドミナリアはゆっくりと[[アイスエイジ|氷河期]]へ突入していく。この爆発の中で、ウルザはプレインズウォーカーとなった。ちなみに後の[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]の一人[[ボウ・リヴァー/Bo Levar]]もこの影響でプレインズウォーカーになる。 | |
===プレインズウォーカー以後=== | ===プレインズウォーカー以後=== | ||
− | + | プレインズウォーカーになって間も無く、2つのパワーストーンは彼の両目に収まった。ウルザは自分が引き起こした災害の大きさと、弟を手にかけた罪の意識にさいなまれる。そのせいで半ば正気を失っていた彼の頭に時おり内なる声が囁いた。それはパワーストーンに秘められし[[グレイシャン/Glacian]]の魂だった。グレイシャンはウルザに「お前は悪くない。全てはファイレクシアのせいだ」という悪意と狂気に満ちた励ましの言葉を囁いた。やがてウルザは「ミシュラの意志はファイレクシアによって操られていた」「ミシュラはファイレクシアの手にかかり殺されたのだ」と思い込むことで、心の落ち着きを保つようになる。 | |
− | + | 弟の仇を求めて[[多元宇宙/Multiverse]]をさまようウルザは兄弟戦争から約1500年後、ようやくファイレクシアを知る者、[[潜伏工作員/Sleeper Agent|潜伏工作員]]の[[ザンチャ/Xantcha]]と巡り合う。ザンチャの導きの元、仇を取ると言う名目でファイレクシアへと乗り込んだが敗北。ウルザとザンチャは[[セラ/Serra]]の世界へと逃げ込んだ。その教訓から、彼は着々と対ファイレクシア戦への準備をすすめた。 | |
− | + | かつてヨーグモスによる侵略を一度撃退している古代スラン文明になら、ファイレクシア打倒のヒントがあると考えたウルザは時間遡行実験を計画する。しかし、[[トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy]]での実験は失敗、大爆発を起こし、[[トレイリア/Tolaria]]は時空間のひずみの中に飲み込まれた。 | |
− | + | その後、対ファイレクシアのために人造人間[[メタスラン/Metathran]]を作ったり、血統実験で[[レガシー/Legacy]]発動の「人的発動装置」としてキャパシェン一族を生み出すなど、数多くの非人道的な行為を行う。 | |
===対ファイレクシア戦争=== | ===対ファイレクシア戦争=== | ||
− | + | AR4205年、ファイレクシアの侵略が始まると彼はすぐに手を打ち、ドミナリア軍の指揮をとった。が、途中で行方不明に。彼は[[無明の予見者/Blind Seer]]として[[ウェザーライト/Weatherlight]]のクルーたちに助言を与え、コイロスの戦いでは直接手も貸した。その後ウルザは[[ナイン・タイタンズ/Nine Titans]]を率いてファイレクシアに攻め込む。しかしウルザは機械次元のファイレクシアに魅かれていき、遂に第六球層で次元破壊爆弾の起爆装置を解体し、更に仲間の[[テイザー/Taysir]]を殺害して敵に寝返ってしまう。彼は[[ヨーグモス/Yawgmoth]]の導きにより第七球層でミシュラに対面するが、助けを乞う弟を見捨ててヨーグモスに忠誠を誓う(→詳細は[[ミシュラ/Mishra#Planeshift・Apocalypse|こちら]]参照)。ウルザは[[ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena]]に連れられ、ヨーグモスの言葉どおり[[ジェラード/Gerrard]]と戦うが、敗れて首を切られた。首だけとなってもウルザは両目のパワーストーンによって死なず、ドミナリアに帰還した。ヨーグモスが倒された後、ジェラードと共に[[カーン/Karn]]に融合してその長い生涯を終えた。 | |
===次元の混乱=== | ===次元の混乱=== | ||
− | + | 公式記事[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/mc79 Backwards Through the Looking Glass]で明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、全く異なるストーリーを持つ。 | |
− | + | 才能ある若き精霊術師(elementalist)として[[ミシュラ/Mishra#次元の混乱|ミシュラ/Mishra]]と共に[[トカシア/Tocasia#次元の混乱|トカシア/Tocasia]]の教えを受けたとされ、邪悪な子孫[[ジェラード/Gerrard#次元の混乱|ジェラード/Gerrard]]に対抗するため、[[スフィンクス]]のプレインズウォーカーである[[セラ/Serra#次元の混乱|セラ/serra]]の援助を求めている。 | |
− | + | また、ドミナリアではエレメンタル・インベイジョン(the Elemental Invasions)が発生し(ファイレクシアのドミナリア侵攻に相当する事件か)、[[フレイアリーズ/Freyalise#次元の混乱|フレイアリーズ/Freyalise]]は策略を巡らす魔女(witch)となっている。 | |
==登場作品== | ==登場作品== |
2014年6月26日 (木) 18:59時点における版
二つ名 | {{{二つ名}}} |
種族 | 人間(プレインズウォーカー) |
出身 | ドミナリア、テリシア |
生没年 | AR0~AR4205 |
カード | なし |
ウルザ/Urzaは、ウェザーライト・サーガまでのマジックを代表するキャラクター。名前の初出はアルファのウルザの眼鏡/Glasses of Urzaとウルザの色眼鏡/Sunglasses of Urzaで、主にアンティキティー、ウルザ・ブロック、インベイジョン・ブロックに登場した。ヴァンガード以外でウルザ本人は直接カード化されていないが、インベイジョンではその正体を隠した無明の予見者/Blind Seerがカード化されている。
目次 |
解説
ドミナリア/Dominariaの歴史とともに生き、その命運を握った強大なプレインズウォーカー/Planeswalker。人間男性。ドミナリアのテリシア/Terisiare大陸アルガイヴ/Argive地方出身。AR0年生、AR4205年没。
弟ミシュラ/Mishraと繰り広げた兄弟戦争/Brothers' Warはあまりにも有名であり、ドミナリア/Dominaria=ファイレクシア/Phyrexia戦争において、ファイレクシア/Phyrexiaを撃退するのに大きな役割を果たした。
ストーリー
生まれ
AR0年にテリシア大陸に生まれる。ミシュラとは兄弟であるが同じ年の生まれで、ウルザは年の初めに、ミシュラは年の終わりに生まれた。父と母の名前は不明。
幼年時代
10歳前後に、キャラバン隊に連れられてトカシア/Tocasiaのキャンプを訪れ、トカシアに引き取られる。以後、トカシアを実の母同然に慕う。幼くして母をなくし、父が再婚するも義母には嫌われていたようだ。このころ、父も病に倒れる。ウルザとミシュラの兄弟はトカシアの下でアーティファクトの基礎を学ぶ。
徒弟時代
弟のミシュラが研究室よりも野外での発掘を好み、他者から多くを学ぶ人好きのする性格の子になったのに対し、兄のウルザは人付きあいの苦手な研究肌の子に育っていた。AR16年頃、ウルザは弟ミシュラとともに発掘されたスラン/Thranの遺物、羽ばたき飛行機械/Ornithopterを運良く良好な状態で発見、修理・復元することに成功する。AR20年、この飛行機械は3人を運命の地コイロスの洞窟に導いた。コイロスの洞窟を探険したウルザとミシュラはその中枢でパワーストーン/Powerstoneを発見する。兄弟が先を争って手を伸ばしたところ、それは2つに割れ、ウルザは割れた片方の1つマイトストーンを手に入れた。このパワーストーンは洞窟の奥にある、ドミナリアとファイレクシアをつなぐ門(ポータル)を封印するという大事な役目を果たしていたのだが、ウルザ達がこの事実を知るのは、もっとずっと後のことである。キャンプに戻った後、ウルザとミシュラはパワーストーンを巡って事あるごとに争い、遂にその巻き添えになって師匠トカシアは死んでしまう。そして兄弟は生き別れた。
青年時代
AR21年、ウルザが21歳になったころ、彼はヨーティア/Yotiaの首都クルーグ/Kroogにあるラスコー時計店に職人ラスコー氏の弟子として住み込んでいた。ウルザはそこで王女カイラ・ビン・クルーグ/Kayla bin-Kroogと出会う。その後王女の婿捜しの儀が行われ、それは「広場の中央にある翡翠の巨像を動かしたものが、王女と結婚できる」というものであった。ウルザは王女カイラとの結婚には興味がなかったようであるが、王女の婿に与えられるという宝の山の中に古代スラン/Thranの秘本であるジェイラム秘本/Jalum Tomeを見つけると、彼はアーティファクトのロボットを作り、「力ではなく知恵によって像を動かす」と言い、ロボットを使って翡翠像を動かして見せた。カイラの父である「将軍」はこのような機械を使って翡翠像を動かすというやり方には納得しなかったが、カイラの説得やラスコーの言葉を受けて、結婚を許可した。
ウルザはヨーティアというバックボーンを手に入れる。その一方でミシュラもまたヨーティアと対立していたファラジをその手中に収める。ここにウルザのヨーティアとミシュラのファラジという対立構造が浮き彫りになった。AR23頃、タウノス/Tawnosがウルザに弟子入りする。一方で、同時期にアシュノッド/Ashnodもミシュラに弟子入りする。
ミシュラとの戦い(兄弟戦争)
2人の兄弟の対立は、テリシア大陸中の国家と部族を巻き込んだ争いに発展していった。そして後世、『兄弟戦争/Brothers' War』と呼ばれる戦争に至るのである。AR27から28年頃に兄弟戦争は開戦。タウノスはウルザの副官となる。戦争が始まってすぐのAR29年、妻カイラとの間に息子ハービン/Harbinが生まれる。家族のことを気にかけるウルザだったが、目まぐるしく変化する戦況の様子は、彼に家族のことを想う時間をあまり与えてはくれなかった。息子ハービンは妻カイラの下で育つ。兄弟戦争は各地で多くの国々を疲弊させつつ、何十年にも渡り続けられた。戦争に用いるスラン文明時代のマナ・クリスタルやパワーストーンを求める大規模な発掘が、大陸のそこかしこで行われた。また、戦争の被害や発掘作業による環境破壊が原因の異常気象も見られるようになった。AR57年、青年に育っていたハービンは飛行機械の操縦中、大嵐に逢うが、その嵐の後、偶然アルゴス島を発見する。戦況は次第に、この島の豊かな資源を巡る争いへと移っていった。AR64年、戦争は最終的にアルゴスの地を舞台に繰り広げられる。アルゴスをめぐる戦いはウルザとミシュラ、両者と双方の軍が死力を尽くす最終決戦を迎える。その戦いの最中、ミシュラと対峙したウルザは、弟が人間であること捨ててを生きる機械と化していたこと。そして彼の口から、彼が異世界ファイレクシアの悪魔にその魂を捧げていたことを知る。人ではなくなったミシュラの姿を見、怒りと悲しみの入り混じった感情を起爆剤に、ウルザは助手が持ってきたスラン製のアーティファクト、「Golgothian Sylex(サイリクス)」の力を解放。ミシュラもろともアルゴス島の大半を粉みじんとし、海に沈める。大爆発の余波はこの世界の隅々にまで及んだ。テリシア/Terisiare大陸は引き裂かれ、異常気象が日常となり、ドミナリアはゆっくりと氷河期へ突入していく。この爆発の中で、ウルザはプレインズウォーカーとなった。ちなみに後のナイン・タイタンズ/Nine Titansの一人ボウ・リヴァー/Bo Levarもこの影響でプレインズウォーカーになる。
プレインズウォーカー以後
プレインズウォーカーになって間も無く、2つのパワーストーンは彼の両目に収まった。ウルザは自分が引き起こした災害の大きさと、弟を手にかけた罪の意識にさいなまれる。そのせいで半ば正気を失っていた彼の頭に時おり内なる声が囁いた。それはパワーストーンに秘められしグレイシャン/Glacianの魂だった。グレイシャンはウルザに「お前は悪くない。全てはファイレクシアのせいだ」という悪意と狂気に満ちた励ましの言葉を囁いた。やがてウルザは「ミシュラの意志はファイレクシアによって操られていた」「ミシュラはファイレクシアの手にかかり殺されたのだ」と思い込むことで、心の落ち着きを保つようになる。
弟の仇を求めて多元宇宙/Multiverseをさまようウルザは兄弟戦争から約1500年後、ようやくファイレクシアを知る者、潜伏工作員のザンチャ/Xantchaと巡り合う。ザンチャの導きの元、仇を取ると言う名目でファイレクシアへと乗り込んだが敗北。ウルザとザンチャはセラ/Serraの世界へと逃げ込んだ。その教訓から、彼は着々と対ファイレクシア戦への準備をすすめた。
かつてヨーグモスによる侵略を一度撃退している古代スラン文明になら、ファイレクシア打倒のヒントがあると考えたウルザは時間遡行実験を計画する。しかし、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyでの実験は失敗、大爆発を起こし、トレイリア/Tolariaは時空間のひずみの中に飲み込まれた。
その後、対ファイレクシアのために人造人間メタスラン/Metathranを作ったり、血統実験でレガシー/Legacy発動の「人的発動装置」としてキャパシェン一族を生み出すなど、数多くの非人道的な行為を行う。
対ファイレクシア戦争
AR4205年、ファイレクシアの侵略が始まると彼はすぐに手を打ち、ドミナリア軍の指揮をとった。が、途中で行方不明に。彼は無明の予見者/Blind Seerとしてウェザーライト/Weatherlightのクルーたちに助言を与え、コイロスの戦いでは直接手も貸した。その後ウルザはナイン・タイタンズ/Nine Titansを率いてファイレクシアに攻め込む。しかしウルザは機械次元のファイレクシアに魅かれていき、遂に第六球層で次元破壊爆弾の起爆装置を解体し、更に仲間のテイザー/Taysirを殺害して敵に寝返ってしまう。彼はヨーグモス/Yawgmothの導きにより第七球層でミシュラに対面するが、助けを乞う弟を見捨ててヨーグモスに忠誠を誓う(→詳細はこちら参照)。ウルザはファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaに連れられ、ヨーグモスの言葉どおりジェラード/Gerrardと戦うが、敗れて首を切られた。首だけとなってもウルザは両目のパワーストーンによって死なず、ドミナリアに帰還した。ヨーグモスが倒された後、ジェラードと共にカーン/Karnに融合してその長い生涯を終えた。
次元の混乱
公式記事Backwards Through the Looking Glassで明かされた、もう1つのマジックの”if”の歴史では、全く異なるストーリーを持つ。
才能ある若き精霊術師(elementalist)としてミシュラ/Mishraと共にトカシア/Tocasiaの教えを受けたとされ、邪悪な子孫ジェラード/Gerrardに対抗するため、スフィンクスのプレインズウォーカーであるセラ/serraの援助を求めている。
また、ドミナリアではエレメンタル・インベイジョン(the Elemental Invasions)が発生し(ファイレクシアのドミナリア侵攻に相当する事件か)、フレイアリーズ/Freyaliseは策略を巡らす魔女(witch)となっている。
登場作品
登場カード
カード名に登場
- アルファ
- ウルザの眼鏡/Glasses of Urza、ウルザの色眼鏡/Sunglasses of Urza
- アンティキティー
- ウルザの報復者/Urza's Avenger、Urza's Chalice、ウルザの鉱山/Urza's Mine、Urza's Miter、ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant、ウルザの塔/Urza's Tower
- アイスエイジ
- ウルザのガラクタ/Urza's Bauble
- アライアンス
- Urza's Engine
- アングルード
- Urza's Contact Lenses、Urza's Science Fair Project
- ウルザズ・サーガ
- ウルザの鎧/Urza's Armor
- ウルザズ・レガシー
- ウルザの青写真/Urza's Blueprints
- ウルザズ・デスティニー
- ウルザの保育器/Urza's Incubator
- インベイジョン
- ウルザのろ過器/Urza's Filter、ウルザの激怒/Urza's Rage
- プレーンシフト
- ウルザの罪/Urza's Guilt
- アンヒンジド
- Urza's Hot Tub
- 時のらせん
- ウルザの工廠/Urza's Factory
イラストに登場
- エクソダス
- 精神力/Mind Over Matter
- ウルザズ・サーガ
- 酸性土/Acidic Soil、刻印/Brand、から威張り/Bravado、堕落/Corrupt、平和な心/Pacifism、仕返し/Retaliation、降り注ぐ火の粉/Shower of Sparks、病めるもの/Sicken、天才のひらめき/Stroke of Genius、ウルザの鎧/Urza's Armor、聖域の守衛/Sanctum Custodianガラクタの壁/Wall of Junk
- ウルザズ・レガシー
- 幸いなる逆転/Blessed Reversal、好機/Opportunity、次元の崩壊/Planar Collapse、拮抗/Rivalry、セカンド・チャンス/Second Chance
- ウルザズ・デスティニー
- 対立/Opposition、スランの鋳造所/Thran Foundry
- インベイジョン
- 栄光か死か/Death or Glory、解体の一撃/Dismantling Blow (無明の予見者)、撹乱/Disrupt、反論/Gainsay、聖なる日/Holy Day、哀悼/Mourning、忠誠の誓約/Pledge of Loyalty、力の鎧/Power Armor、超心理戦/Psychic Battle、多様性の報酬/Rewards of Diversity、ウルザの激怒/Urza's Rage、周到な計画/Well-Laid Plans
- プレーンシフト
- 予見者の幻視/Seer's Vision、ウルザの罪/Urza's Guilt、歪んだ愛着/Warped Devotion
- アポカリプス
- 死のわしづかみ/Death Grasp、ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena、魂の結合/Soul Link、抑制/Suppress
- アンヒンジド
- Urza's Hot Tub
- 第10版
- レガシーの兵器/Legacy Weapon
- ファイレクシアvsドミナリア連合
- ウルザの激怒/Urza's Rage (新規イラスト)
- ミラディン包囲戦
- 遥かなる記憶/Distant Memories
フレイバー・テキストに登場
- アンティキティー
- クルーグの護符/Amulet of Kroog、Artifact Blast、Candelabra of Tawnos、粘土像/Clay Statue、ぶどう弾カタパルト/Grapeshot Catapult、ジェイラム秘本/Jalum Tome、Mightstone、再帰のオベリスク/Obelisk of Undoing、オニュレット/Onulet、羽ばたき飛行機械/Ornithopter、ラカライト/Rakalite、露天鉱床/Strip Mine、Tablet of Epityr、タウノスの武具/Tawnos's Weaponry、ウルザの報復者/Urza's Avenger、Urza's Chalice、ウルザの塔/Urza's Tower、ヨーティアの兵/Yotian Soldier
- アイスエイジ
- 鯨骨の滑空機/Whalebone Glider、Word of Undoing
- 第5版
- 羽ばたき飛行機械/Ornithopter (新規フレイバー・テキスト)
- エクソダス
- 精神力/Mind Over Matter
- アングルード
- Spatula of the Ages
- ウルザズ・サーガ
- 絶対の優雅/Absolute Grace、堕落/Corrupt、真に暗き時間/Darkest Hour、エルフの牧人/Elvish Herder、治癒の軟膏/Healing Salve、錬金術の研究/Hermetic Study、不正利得/Ill-Gotten Gains、平和な心/Pacifism、汚物の雨/Rain of Filth、仕返し/Retaliation、聖域の守衛/Sanctum Custodian、病めるもの/Sicken、天才のひらめき/Stroke of Genius、スランのタービン/Thran Turbine、ウルザの鎧/Urza's Armor、ガラクタの壁/Wall of Junk、旋風/Whirlwind
- ウルザズ・レガシー
- 酸性土/Acidic Soil、天使の学芸員/Angelic Curator、役畜/Beast of Burden、刻印/Brand、マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer、次元の崩壊/Planar Collapse、世界を支える者/Sustainer of the Realm、スランのレンズ/Thran Lens、背信の絆/Treacherous Link、ツリーフォークの神秘家/Treefolk Mystic
- ウルザズ・デスティニー
- 吹雪の精霊/Blizzard Elemental、押し出し成形機械/Extruder、光る翼/Illuminated Wings、カマキリ・エンジン/Mantis Engine、精神鍛練/Mental Discipline、メタスランの兵士/Metathran Soldier、対立/Opposition、救出/Rescue、泥棒カササギ/Thieving Magpie、スランの発電機/Thran Dynamo、スランの鋳造所/Thran Foundry、スランのゴーレム/Thran Golem
- インベイジョン
- 調律/Attunement、沼の信徒/Bog Initiate、無神経な巨人/Callous Giant、合同勝利/Coalition Victory、打破/Confound、撹乱/Disrupt、反論/Gainsay、カヴーのカメレオン/Kavu Chameleon、哀悼/Mournin、忠誠の誓約/Pledge of Loyalty、力の鎧/Power Armor、多様性の報酬/Rewards of Diversity、はぐれカヴー/Rogue Kavu、菌獣の横行/Saproling Infestation、拾い集めた武具/Scavenged Weaponry、焼尽の光線/Searing Rays、抵抗の精神/Spirit of Resistance、地盤の揺らぎ/Tectonic Instability、テフェリーの濠/Teferi's Moat、塹壕のワーム/Trench Wurm、ウルザのろ過器/Urza's Filter、周到な計画/Well-Laid Plans、希望の翼/Wings of Hope
- プレーンシフト
- 闇の疑惑/Dark Suspicions、ウルザの罪/Urza's Guilt、歪んだ愛着/Warped Devotion
- 第8版
- ウルザの鎧/Urza's Armor (新規フレイバー・テキスト)
- 時のらせん
- 燭台の大魔術師/Magus of the Candelabra、ウルザの工廠/Urza's Factory
登場作品
- ささやきの森/Whispering Woods (小説、名前のみ)
- Antiquities War on the World of MAGIC: the Gathering (コミック)
- The Brothers' War (小説)
- Rath and Storm (小説)
- Planeswalker (小説)
- Time Streams (小説)
- Bloodlines (小説)
- Prophecy (小説)
- Invasion (小説)
- Planeshift (小説)
- マジック URZA&MISHRA (コミック)
- Apocalypse (小説)