スランのタービン/Thran Turbine
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アップキープに無色マナ2点を生み出すマナ・アーティファクト。ただしそのマナは呪文には使えないという制限がある。
主な用途はウルザ・ブロックで登場したエコーの支払いである。もちろんそれ以外にも用途は広く、同じくウルザ・ブロックで登場したサイクリングや、後のレベルのリクルート能力など、基本的に起動型能力なら何でも使用できる。
1マナのアーティファクトが2マナ出すというとまさに太陽の指輪/Sol Ring並の性能ではあるのだが、呪文に使えずタイミングも制限されているとあってはさすがに扱いづらい。ウルザ・ブロックには強力なマナ・アーティファクトがほかにも多数存在したため、あまり使われることはなかった。
性質が噛み合えば強力であることに違いはなく、ターボ・サイクリングではサイクリングの加速手段兼トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyのカウント水増しとして使用されている。
- これで出たマナを何らかのマナフィルター能力で変換した場合、そのマナは呪文を唱えるために使用できる。
- 第6版でのフェイズ構成変更によりアップキープ・ステップに出たマナをドロー・ステップまで持ち越すことができるようになった(開始フェイズ参照)ため、これが出したマナを知識の井戸/Well of Knowledgeなどのドロー・ステップで使用する能力のコストに使用することが可能であった。しかし基本セット2010発売に伴うルール変更で各ステップの終了時にもマナ・プールが空になるようになったため、現在では不可能。
- 初期のルール文章は「最大2点の無色マナを加えてもよい」であり、1マナだけ加えることが可能であったが、2017年9月のオラクル更新により、マナ・プールに2点のマナを加えるかマナを加えないかのどちらかを選ぶようになった。変更の理由として、マナ・バーンが廃止されたため1マナだけ加える必要性がほとんどなくなったこと、紙のゲームよりMagic Online上で使われることの方が多く余分なクリックを減らせる利点が大きいことが挙げられている。(Ixalan Oracle Changes)