青赤魂込め

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(パイオニア)
 
(1人の利用者による、間の1版が非表示)
36行: 36行:
 
{{#card:Skilled Animator}}
 
{{#card:Skilled Animator}}
  
[[ジンジャーブルート/Gingerbrute]]、[[ボーマットの急使/Bomat Courier]]、[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]といった優秀な[[軽い|軽量]][[アーティファクト・クリーチャー]]を、アーティファクトの魂込めや[[技量ある活性師/Skilled Animator]]で[[強化]]して[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を行う。とどめはもちろん[[爆片破/Shrapnel Blast]]。
+
[[ジンジャーブルート/Gingerbrute]]、[[ボーマットの急使/Bomat Courier]]、[[石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent]]といった優秀な[[軽い|軽量]][[アーティファクト・クリーチャー]]を、アーティファクトの魂込めや[[技量ある活性師/Skilled Animator]]で[[強化]]して[[ビートダウン (ゲーム用語)|ビートダウン]]を行う。とどめはもちろん[[爆片破/Shrapnel Blast]]。[[プレイヤーズツアーブリュッセル20]]および[[プレイヤーズツアー名古屋20]]では、共に使用率6位となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptbrussels2020/players-tour-brussels-day-1-pioneer-metagame-2020-01-31 Players Tour Brussels Day 1 Pioneer Metagame](Competitive Gaming [[2020年]]1月31日 [[Tobi Henke]]著)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/coverage/ptnag20/article/0033682/ プレイヤーズツアー・名古屋2020 1日目メタゲームブレイクダウン ~開拓者たちの選択~](EVENT COVERAGE 2020年2月1日 [[小山和志]]著)</ref>
  
[[プレイヤーズツアーブリュッセル20]]および[[プレイヤーズツアー名古屋20]]では、共に使用率6位となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptbrussels2020/players-tour-brussels-day-1-pioneer-metagame-2020-01-31 Players Tour Brussels Day 1 Pioneer Metagame](Competitive Gaming [[2020年]]1月31日 [[Tobi Henke]]著)</ref><ref>[https://mtg-jp.com/coverage/ptnag20/article/0033682/ プレイヤーズツアー・名古屋2020 1日目メタゲームブレイクダウン ~開拓者たちの選択~](EVENT COVERAGE 2020年2月1日 [[小山和志]]著)</ref>。
+
{{#card:Voldaren Epicure}}
 +
{{#card:Spyglass Siren}}
 +
 
 +
その後、[[ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure]][[遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren]]といった[[ETB]][[アーティファクト]][[トークン]]を[[生成]]する1マナ[[クリーチャー]]が登場したことで、これらをフル採用したタイプが登場した。クリーチャー自体は1/1と貧弱だが、[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]が禁止解除されるとその[[搭乗]]要員として活用できるようになった。
  
 
===サンプルリスト===
 
===サンプルリスト===
 +
====初期型====
 
*備考
 
*備考
**Pioneer Challenge #12052914 on 12/29/2019 ベスト8([https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/pioneer-challenge-2019-12-30 参考])
+
**[[グランプリ名古屋20冬]] ベスト4([https://coverage.channelfireball.com/event/53 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/mfnag20jan/ 参考])
**使用者:katoken([[加藤健介]]
+
**使用者:[[山下大輝]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
**[[パイオニア]](~[[エルドレインの王権]])
+
**[[パイオニア]](~[[テーロス還魂記]])
  
{{#MagicFactory:df319572}}
+
{{#MagicFactory: df319629}}
 
*[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch]]の採用が特徴的。[[対戦相手]]の[[デッキタイプ]]によっては、[[ギラプールの希望/Hope of Ghirapur]]をエムリーで毎[[ターン]]使い回して一種の[[ロック]]に持ち込むことが可能。
 
*[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch]]の採用が特徴的。[[対戦相手]]の[[デッキタイプ]]によっては、[[ギラプールの希望/Hope of Ghirapur]]をエムリーで毎[[ターン]]使い回して一種の[[ロック]]に持ち込むことが可能。
 +
====密輸人の回転翼機解禁後====
 +
*備考
 +
**Pioneer Challenge 32 on 10/25/2024 4位([https://www.mtgo.com/decklist/pioneer-challenge-32-2024-10-2512701214 参考])
 +
**使用者:Hernan72
 +
*[[フォーマット]]
 +
**[[パイオニア]](~[[ダスクモーン:戦慄の館]])
 +
 +
{{#MagicFactory:df324084}}
 +
*[[血]]・[[トークン]]や[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter]]と相性がいい[[太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun]]が採用され、[[アグロ]]デッキでありながら粘り強く戦える。
  
 
==脚注==
 
==脚注==

2024年12月8日 (日) 13:07時点における最新版

青赤魂込め(UR Ensoul)は、アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactキーカードとする青赤アーティファクトビートダウンデッキ。アーティファクトの魂込めのイラストから青赤ハサミとも呼ばれる。マジック・オリジン参入後のスタンダード、およびパイオニア環境に存在する。

目次

[編集] 概要


Darksteel Citadel / ダークスティールの城塞
アーティファクト 土地

破壊不能
(T):(◇)を加える。



Ensoul Artifact / アーティファクトの魂込め (1)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(アーティファクト)
エンチャントされているアーティファクトは、他のタイプに加えて基本のパワーとタフネスが5/5のクリーチャーである。



Shrapnel Blast / 爆片破 (1)(赤)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。爆片破はそれに5点のダメージを与える。


軽いアーティファクト・クリーチャーアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact幽霊火の刃/Ghostfire Blade強化してライフを詰めていき、最後は爆片破/Shrapnel Blastでとどめを刺す。

特にアーティファクトの魂込めは単純な強化効率の高さに加え、幽霊火の刃やダークスティールの城塞/Darksteel Citadelなどのクリーチャーでないアーティファクトクリーチャー化できることもあり、打点上昇に大きく貢献するこのデッキキーカード

[編集] テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

基本セット2015アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactなどのアーティファクト戦略の中心となるカードが登場して以来、スタンダードではそれらを活用するデッキが模索され続けてきたが、目立った成果を上げることはできなかった。しかしそれから約1年後、マジック・オリジンカラデシュ/Kaladesh関連のカード群が登場したことで、青赤アーティファクト(UR Artifacts)、青赤アーティファクトの魂込め(UR Ensoul Artifact)などの名で呼ばれるデッキがメタの一角を占めるまでになった。


Hangarback Walker / 搭載歩行機械 (X)(X)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)

搭載歩行機械は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
搭載歩行機械が死亡したとき、これの上に置かれている+1/+1カウンター1個につき、飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(1),(T):搭載歩行機械の上に+1/+1カウンターを1個置く。

0/0


Chief of the Foundry / 鋳造所の隊長 (3)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)

あなたがコントロールする他のアーティファクト・クリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

2/3

羽ばたき飛行機械/Ornithopter搭載歩行機械/Hangarback Walkerなどの軽いアーティファクト・クリーチャー、および搭載歩行機械やつむじ風のならず者/Whirler Rogue生成する飛行機械トークンを並べ、各種単体強化鋳造所の隊長/Chief of the Foundryによる全体強化でサポートする。爆片破/Shrapnel Blastはとどめになるのはもちろん、搭載歩行機械とのシナジーも有する重要なパーツ。

スタンダードに存在した期間は2ヶ月半と短かったものの、プロツアー「マジック・オリジン」では使用率4位となり[1]、Top8に2人を送り込む活躍を見せた。さらに翌週のグランプリサンディエゴ15では2日目開始時点の使用率1位となった[2]

[編集] サンプルリスト

UR Ensoul Artifact [1]
土地 (21)
4 ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
1 領事の鋳造所/Foundry of the Consuls
6 島/Island
1 マナの合流点/Mana Confluence
1 山/Mountain
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 天啓の神殿/Temple of Epiphany
クリーチャー (20)
4 鋳造所の隊長/Chief of the Foundry
4 搭載歩行機械/Hangarback Walker
4 羽ばたき飛行機械/Ornithopter
4 ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker
4 つむじ風のならず者/Whirler Rogue
呪文 (19)
1 巻き添え被害/Collateral Damage
4 爆片破/Shrapnel Blast
3 頑固な否認/Stubborn Denial
4 幽霊火の刃/Ghostfire Blade
3 バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact
サイドボード (15)
3 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
1 否認/Negate
1 引き裂く流弾/Rending Volley
4 焙り焼き/Roast
3 大地の断裂/Seismic Rupture
3 飛行機械の諜報網/Thopter Spy Network

[編集] パイオニア

スタンダードでの活躍から約4年、パイオニアにてアーティファクトの魂込め/Ensoul Artifactデッキが復活を遂げた。青赤魂込め(UR Ensoul)、イゼット・エンソウル(Izzet Ensoul)などと呼ばれる。


Stonecoil Serpent / 石とぐろの海蛇 (X)
アーティファクト クリーチャー — 蛇(Snake)

到達、トランプル、プロテクション(多色)
石とぐろの海蛇は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。

0/0


Skilled Animator / 技量ある活性師 (2)(青)
クリーチャー — 人間(Human) 工匠(Artificer)

技量ある活性師が戦場に出たとき、あなたがコントロールしているアーティファクト1つを対象とする。技量ある活性師が戦場に残り続けているかぎり、それは基本のパワーとタフネスが5/5のアーティファクト・クリーチャーになる。

1/3

ジンジャーブルート/Gingerbruteボーマットの急使/Bomat Courier石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpentといった優秀な軽量アーティファクト・クリーチャーを、アーティファクトの魂込めや技量ある活性師/Skilled Animator強化してビートダウンを行う。とどめはもちろん爆片破/Shrapnel Blastプレイヤーズツアーブリュッセル20およびプレイヤーズツアー名古屋20では、共に使用率6位となった[3][4]


Voldaren Epicure / ヴォルダーレンの美食家 (赤)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)

ヴォルダーレンの美食家が戦場に出たとき、これは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。血(Blood)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)

1/1


Spyglass Siren / 遠眼鏡のセイレーン (青)
クリーチャー — セイレーン(Siren) 海賊(Pirate)

飛行
遠眼鏡のセイレーンが戦場に出たとき、地図(Map)トークン1つを生成する。(それは「(1),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それは探検を行う。起動はソーサリーとしてのみ行う。」を持つアーティファクトである。)

1/1

その後、ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure遠眼鏡のセイレーン/Spyglass SirenといったETBアーティファクトトークン生成する1マナクリーチャーが登場したことで、これらをフル採用したタイプが登場した。クリーチャー自体は1/1と貧弱だが、密輸人の回転翼機/Smuggler's Copterが禁止解除されるとその搭乗要員として活用できるようになった。

[編集] サンプルリスト

[編集] 初期型

Izzet Ensoul [2]
土地 (21)
4 ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
3 変わり谷/Mutavault
2 シヴの浅瀬/Shivan Reef
4 産業の塔/Spire of Industry
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
4 蒸気孔/Steam Vents
クリーチャー (19)
4 ボーマットの急使/Bomat Courier
2 湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch
4 ジンジャーブルート/Gingerbrute
1 ギラプールの希望/Hope of Ghirapur
4 技量ある活性師/Skilled Animator
4 石とぐろの海蛇/Stonecoil Serpent
呪文 (20)
2 潜水/Dive Down
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact
3 幽霊火の刃/Ghostfire Blade
2 影槍/Shadowspear
4 爆片破/Shrapnel Blast
3 頑固な否認/Stubborn Denial
2 乱撃斬/Wild Slash
サイドボード (15)
2 霊気の疾風/Aether Gust
2 霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester
1 無効/Annul
1 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
2 搭載歩行機械/Hangarback Walker
1 神秘の論争/Mystical Dispute
1 ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar
2 焙り焼き/Roast
1 飛行機械の諜報網/Thopter Spy Network
2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt

[編集] 密輸人の回転翼機解禁後

Izzet Ensoul(Pioneer) [3]
土地 (22)
4 ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
1 島/Island
1 山/Mountain
1 天上都市、大田原/Otawara, Soaring City
2 河川滑りの小道/Riverglide Pathway
4 シヴの浅瀬/Shivan Reef
1 反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
4 蒸気孔/Steam Vents
クリーチャー (12)
4 太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun
4 遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren
4 ヴォルダーレンの美食家/Voldaren Epicure
呪文 (26)
3 謎めいた外套/Cryptic Coat
4 アーティファクトの魂込め/Ensoul Artifact
1 洪水の大口へ/Into the Flood Maw
2 軍団の成形機械/Legion Extruder
1 影槍/Shadowspear
4 爆片破/Shrapnel Blast
4 密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter
3 呪文貫き/Spell Pierce
4 塔の点火/Torch the Tower
サイドボード (15)
1 霊気の疾風/Aether Gust
2 無効/Annul
1 軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke
1 湧き出る源、ジェガンサ/Jegantha, the Wellspring
4 魔道士封じのトカゲ/Magebane Lizard
2 神秘の論争/Mystical Dispute
2 引き裂く流弾/Rending Volley
2 電圧のうねり/Voltage Surge

[編集] 脚注

  1. Pro Tour Magic Origins Standard Metagame Breakdown/プロツアー『マジック・オリジン』スタンダードメタゲーム・ブレイクダウン(Event Archive 2015年7月31日 Corbin Hosler著)
  2. Day 2 Archetype Breakdown(Event Coverage 2015年8月9日 Marc Calderaro著)
  3. Players Tour Brussels Day 1 Pioneer Metagame(Competitive Gaming 2020年1月31日 Tobi Henke著)
  4. プレイヤーズツアー・名古屋2020 1日目メタゲームブレイクダウン ~開拓者たちの選択~(EVENT COVERAGE 2020年2月1日 小山和志著)

[編集] 参考

QR Code.gif