ドリーム・ホール/Dream Halls
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− | [[ターボ・ズヴィ]]の[[キーカード]] | + | ==解説== |
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+ | *[[2020年]]の[[ホリデーギフトカード]]、[[Topdeck the Halls]]の[[イラスト]]<ref>[https://twitter.com/wizards_magic/status/1326283502904553474 @wizards_magic](マジック米国公式Twitter [[2020年]]11月11日)</ref>はこのカードのパロディ({{Gatherer|id=5105|ドリームホールのイラスト}})。 | ||
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+ | [[マナ加速]]すら霞んで見えるカードが容認されるわけもなく、1999年4月1日より、[[スタンダード]]で[[禁止カード]]、そして同年10月1日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[エクステンデッド]]と[[タイプ1.5]]で禁止カードに指定されたが、ヴィンテージでは2008年9月20日より制限が解除された。 | ||
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+ | 2004年9月20日より[[タイプ1.5]]から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止になっていたが、2009年10月1日より禁止が解除された。[[Magic Online]]の[[クラシック]]で使用可能にもかかわらずそれほど驚異的ではなく、レガシー[[環境]]で新しい[[デッキ]]の登場が期待されると判断されたため<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/land-your-land-2009-09-17 This Land Is Your Land](Latest Decelopments 2009年9月17日)</ref>。 | ||
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+ | ==代表的なデッキ== | ||
+ | *[[ターボ・ズヴィ]] | ||
+ | *[[ドリームホールモマ]] | ||
+ | *[[Dream Halls]] | ||
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+ | ==開発秘話== | ||
+ | このカードは、[[アライアンス]]の[[ピッチスペル]]の影響を受けて作られたカードである。[[Mark Rosewater]]がこのカードをデザインしたときは「'''Pitch World'''」と呼んでいた<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/mistakes-i%E2%80%99ve-made-few-2002-11-11 Mistakes? I’ve Made a Few ](Making Magic 2002年11月11日)</ref>。 | ||
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+ | ==フレイバー・テキスト== | ||
+ | 英語版の[[フレイバー・テキスト]]は、複数の意味に取れる技巧的なもの。 | ||
+ | {{フレイバーテキスト|Within without.}} | ||
+ | {{フレイバーテキスト|こんな所で、どうしたらいいのだ。}} | ||
+ | withinをwithoutにかかる前置詞と見なせば「(呪文にマナが必要な世界の)外側の中」という意味に読める。withoutは「~なしで」という意味もあるので、「マナがなくても呪文を唱えられる空間の中」という意味合いもあるのだろう。 | ||
+ | *日本語訳は「通常の世界から除外された空間の中」と解釈しているようだが、{{Gatherer|id=5105|イラスト}}に描かれている[[ヴォルラス/Volrath]]は[[要塞/Stronghold]]の主であるため違和感がある。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
− | + | <references /> | |
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]]) | *[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]]) | ||
+ | *[[コスト変更カード]] | ||
*[[カード個別評価:ストロングホールド]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ストロングホールド]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:Tempest Remastered]] - [[神話レア]] | ||
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+ | [[Category:ストロングホールドの再録禁止カード|とりいむ ほおる]] |
2024年10月16日 (水) 18:05時点における最新版
すべての呪文に代替コストを定義するエンチャント。共通の色を持つカードを1枚捨てることでも唱えることができるようにする。
目次 |
[編集] 解説
登場当時はターボ・ズヴィのキーカードとして使われたが、そのカードパワーはまだ認知されていなかった。その後、時のらせん/Time Spiralのような重くてアドバンテージが得られるカードと組み合わせて使われるようになり、ドリームホールモマでは精神力/Mind Over Matterを戦場に出す手段として使用された。
レガシーで解禁されてからは、これをキーカードとするコンボデッキ・Dream Hallsを生み出したほか、全知実物提示教育にも組み込まれている。
- フリースペルを使用すれば、マナを増やすこともできる。時のらせんとの組み合わせはその意味でも凶悪。
- このカードの効果は各対戦相手も受ける。こちらがコンボをスタートさせようとしたところで打ち消し呪文が意志の力/Force of Willのごとく飛んでくるなど、逆に利用されることも。
- 後の基本セット2013にて、自分だけが無条件に手札にある土地でないカードのマナ・コストを踏み倒せる全知/Omniscienceが登場。ただしトリプルシンボル10マナとかなり重い。
- 2020年のホリデーギフトカード、Topdeck the Hallsのイラスト[1]はこのカードのパロディ(ドリームホールのイラスト)。
[編集] ルール
- この効果は呪文に対する代替コストを定義する。
- この効果を適用して唱えた呪文に対し、唱えることを条件とする能力や効果は通常通り処理される。
- 手札にカードが1枚しかないときにその呪文を唱えるなら、この代替コストを支払うことはできない。なぜなら、呪文を唱えることを宣言した時点で、そのカードは手札からスタックへ移動するからである。
- いずれかの領域にあるカードに「(そのカードを)唱えて(プレイして)もよい」という効果が適用されている場合、この能力により代替コストで唱えることができる。ただし、捨てるカードは手札から選択する必要がある。
- この効果により、無色の呪文のコストを支払うことはできない。なぜなら、無色の呪文は「色を持たない」ため、「共通の色を持つ」カードは存在しないからである。
- 同様に、この効果により無色のカードを捨てることもできない。
- 絵描きの召使い/Painter's Servantと一緒に使用すると、どんなカードでも代替コストに使用できる。逆にマイコシンスの格子/Mycosynth Latticeがあると、すべての呪文と手札にあるカードが無色になるため、ただの置物に成り下がる。
[編集] 禁止・制限履歴
マナ加速すら霞んで見えるカードが容認されるわけもなく、1999年4月1日より、スタンダードで禁止カード、そして同年10月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、エクステンデッドとタイプ1.5で禁止カードに指定されたが、ヴィンテージでは2008年9月20日より制限が解除された。
2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止になっていたが、2009年10月1日より禁止が解除された。Magic Onlineのクラシックで使用可能にもかかわらずそれほど驚異的ではなく、レガシー環境で新しいデッキの登場が期待されると判断されたため[2]。
[編集] 代表的なデッキ
[編集] 開発秘話
このカードは、アライアンスのピッチスペルの影響を受けて作られたカードである。Mark Rosewaterがこのカードをデザインしたときは「Pitch World」と呼んでいた[3]。
[編集] フレイバー・テキスト
英語版のフレイバー・テキストは、複数の意味に取れる技巧的なもの。
Within without.
こんな所で、どうしたらいいのだ。
withinをwithoutにかかる前置詞と見なせば「(呪文にマナが必要な世界の)外側の中」という意味に読める。withoutは「~なしで」という意味もあるので、「マナがなくても呪文を唱えられる空間の中」という意味合いもあるのだろう。
- 日本語訳は「通常の世界から除外された空間の中」と解釈しているようだが、イラストに描かれているヴォルラス/Volrathは要塞/Strongholdの主であるため違和感がある。
[編集] 参考
- ↑ @wizards_magic(マジック米国公式Twitter 2020年11月11日)
- ↑ This Land Is Your Land(Latest Decelopments 2009年9月17日)
- ↑ Mistakes? I’ve Made a Few (Making Magic 2002年11月11日)