アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast
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− | + | サイクルの面々が変身を積極的に目指していくデザインである中、これは第1面に運用の比重が置かれた変わり種である。変身前と変身後で異なる[[カード名]]を利用して補完し合うこともできるが、支払いのリミットや[[伝説性]]を持つ都合上、これを中核に据えた大量採用がしにくい類のカードでもあるため、あくまで「可能である」と言った程度。ライフゲイン手段は他に用意しておいて、[[引く|ドロー]]で引き込んでしまうのも手。 | |
− | * | + | コントロールには劇的に刺さる反面、[[アグロ]]に対しては自爆になりかねないため、主に[[サイドボード]]に採用される。参入時の[[スタンダード]]では黒絡みのコントロールにおいて、しばしば1枚[[挿す|挿し]]された。ライフの潤沢な[[白黒トークン]]では2~3枚が搭載されることも。遅れて[[メタゲーム]]に食い込んだ[[青黒コントロール/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期|青黒ミッドレンジ]]では、[[スカラベの神/The Scarab God]]との[[シナジー]]により[[メインデッキ]]からの採用も見られた。[[ドミナリア]]参入後も引き続き[[青黒コントロール/スタンダード/カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|青黒コントロール]]に採用される他、[[黒赤ビートダウン#カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019期|赤黒ミッドレンジ]]でも採用された。[[ローテーション]]で[[ラヴニカのギルド]]が追加されてからは、[[黒緑ビートダウン#イクサラン・ブロック+ドミナリア+基本セット2019+ラヴニカのギルド期|ゴルガリ・ミッドレンジ]]に少数採用される。 |
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+ | *[[起動型能力]]は[[死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead]]と同じものである。 | ||
+ | *[[イクサラン]]の宝箱キャンペーンにて、第2面の[[絵|イラスト]]が[[イクサラン/Ixalan]]の地図になっている特殊な[[プレミアム・カード]]が配布された。そのカードが指し示す場所が光る加工がされている<ref>[http://mtg-jp.com/reading/kochima/0029879/ こちらマジック広報室!!:11月24日(金)はブラックフライデー!? 『イクサラン』の宝箱キャンペーン開始!](2017年11月10日)</ref>。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[非マナ能力を持つ土地]] | ||
+ | *[[イクサランのその他のキャラクター#アルゲール/Arguel|アルゲール/Arguel]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
+ | *[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk#断血/The Blood Fast|断血/The Blood Fast]](背景世界/ストーリー用語) | ||
+ | *[[アクロゾズ/Aclazotz]](背景世界/ストーリー用語) | ||
*[[カード個別評価:イクサラン]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:イクサラン]] - [[レア]] | ||
+ | *[[From the Vault:Transform]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2023年11月10日 (金) 14:03時点における最新版
伝説のエンチャント
(1)(黒),2点のライフを支払う:カードを1枚引く。
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライフが5点以下である場合、あなたはアルゲールの断血を変身させてもよい。
伝説の土地
(《アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast》から変身する。)
(T):(黒)を加える。
(T),クリーチャー1体を生け贄に捧げる:あなたは生け贄に捧げたクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
伝説の土地に変身する両面伝説のエンチャントサイクルの黒。変身条件は、窮地を彷彿とさせる僅少ライフの参照。
第1面は黒の得意なライフ要求型のドローエンジンで、強欲/Greedのマナ・コストが半分、起動コストは倍になった恰好。ライフというゲーム進行につれて支払いにくくなっていくリソースの特性上、余裕ある序盤の内に展開できるようになった恩恵は大きく、コントロールなどの攻め気が少ない相手にはかなりのアドバンテージが見込める。打ち消しを構えにくい序盤に設置できるのも、コントロールにとっては厄介な点。起動コストの増加についても1マナと軽く、ターンごとに1枚程度の手札を稼いでいくのであれば影響の少ない点が有難い。アドバンテージの補填目的で張ってから即座に起動する場合、差し引きで1マナ軽くなっているのも地味に見逃せない。
第2面は、黒マナが出せるDiamond Valley。変身に一手間掛かるだけあって本家より優れ、第1面で磨り減ったライフを安全圏へ振り戻せる。ただし、以後はハンド・アドバンテージが得られなくなる上、相当追い込まれてからでないと使えないため、過信は禁物。あくまで保険のひとつとして捉えておくのが無難。
サイクルの面々が変身を積極的に目指していくデザインである中、これは第1面に運用の比重が置かれた変わり種である。変身前と変身後で異なるカード名を利用して補完し合うこともできるが、支払いのリミットや伝説性を持つ都合上、これを中核に据えた大量採用がしにくい類のカードでもあるため、あくまで「可能である」と言った程度。ライフゲイン手段は他に用意しておいて、ドローで引き込んでしまうのも手。
コントロールには劇的に刺さる反面、アグロに対しては自爆になりかねないため、主にサイドボードに採用される。参入時のスタンダードでは黒絡みのコントロールにおいて、しばしば1枚挿しされた。ライフの潤沢な白黒トークンでは2~3枚が搭載されることも。遅れてメタゲームに食い込んだ青黒ミッドレンジでは、スカラベの神/The Scarab Godとのシナジーによりメインデッキからの採用も見られた。ドミナリア参入後も引き続き青黒コントロールに採用される他、赤黒ミッドレンジでも採用された。ローテーションでラヴニカのギルドが追加されてからは、ゴルガリ・ミッドレンジに少数採用される。
- 起動型能力は死者の神、エレボス/Erebos, God of the Deadと同じものである。
- イクサランの宝箱キャンペーンにて、第2面のイラストがイクサラン/Ixalanの地図になっている特殊なプレミアム・カードが配布された。そのカードが指し示す場所が光る加工がされている[1]。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
イクサランの伝説の変身する両面カードサイクル。第1面は伝説のエンチャントで、その能力に関連した条件を満たすことで変身する。第2面は伝説の土地で、対応する色のマナを生み出すマナ能力ともう一つの起動型能力を持つ。いずれもレア。
- 軍団の上陸/Legion's Landing - 一番砦、アダント/Adanto, the First Fort
- アズカンタの探索/Search for Azcanta - 水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin
- アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast - アクロゾズの神殿/Temple of Aclazotz
- ヴァンスの爆破砲/Vance's Blasting Cannons - 火を吐く稜堡/Spitfire Bastion
- イトリモクの成長儀式/Growing Rites of Itlimoc - 太陽の揺籃の地、イトリモク/Itlimoc, Cradle of the Sun
イクサランの相克の伝説の変身する両面カードサイクル。第1面は対抗色の伝説のエンチャント。第2面は伝説の土地で、好きな色のマナ1点を生み出すマナ能力に加え、何らかの起動型能力を持つ。いずれもレア。
- 不敬の行進/Profane Procession - 薄暮薔薇の墓所/Tomb of the Dusk Rose
- 宝物庫襲撃/Storm the Vault - カトラカンの宝物庫/Vault of Catlacan
- 永遠への旅/Journey to Eternity - 永遠の洞窟、アザル/Atzal, Cave of Eternity
- 胆力の道/Path of Mettle - 制覇の塔、メッツァーリ/Metzali, Tower of Triumph
- ハダーナの登臨/Hadana's Climb - オラーズカの翼神殿/Winged Temple of Orazca
[編集] 脚注
- ↑ こちらマジック広報室!!:11月24日(金)はブラックフライデー!? 『イクサラン』の宝箱キャンペーン開始!(2017年11月10日)
[編集] 参考
- 非マナ能力を持つ土地
- アルゲール/Arguel(背景世界/ストーリー用語)
- 断血/The Blood Fast(背景世界/ストーリー用語)
- アクロゾズ/Aclazotz(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:イクサラン - レア
- From the Vault:Transform