ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter
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ルールのややこしさという点において[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最悪のカードの1枚。[[変異]]を持つクリーチャーや[[リシド]]、[[水銀の精霊/Quicksilver Elemental]]などとの相互作用で常に[[ジャッジ]]やルールの人間を悩ませつづけている。 | ルールのややこしさという点において[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最悪のカードの1枚。[[変異]]を持つクリーチャーや[[リシド]]、[[水銀の精霊/Quicksilver Elemental]]などとの相互作用で常に[[ジャッジ]]やルールの人間を悩ませつづけている。 | ||
− | + | ややこしいカードではあるが効果自体は非常に強力。特に、[[コスト]]を[[踏み倒し]]て強力クリーチャーに化けたり、通常の方法では[[戦場]]に出すことが難しいクリーチャーに化けたりすることができるため、瞬殺[[コンボ]]を構築することも可能。→[[Full English Breakfast]] | |
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+ | *[[2021年]]6月の[[オラクル]]変更で[[クリーチャー・タイプ]]に[[ファイレクシアン]]が追加された。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
*この[[能力]]は[[コピー]][[効果]]([[種類別]]第1種)ではなく、[[文章変更効果]](種類別第3種)である。 | *この[[能力]]は[[コピー]][[効果]]([[種類別]]第1種)ではなく、[[文章変更効果]](種類別第3種)である。 | ||
− | **このカード専用のルールが存在する({{CR|612. | + | **このカード専用のルールが存在する({{CR|612.6}})。通常の文章変更効果では[[文章欄]]と[[タイプ行]]しか書き換わらないが、このルールによって[[名前]]、[[マナ・コスト]]、[[色指標]]、[[パワー/タフネス|パワー、タフネス]]も書き換わる。 |
− | **仮にコピー効果であった場合、[[ | + | **仮にコピー効果であった場合、[[コントロール]]変更効果(種類別第2種)よりも先に適用されてしまう。そのため、他の[[プレイヤー]]がコントロールしていても、これを[[戦場に出す|戦場に出した]]プレイヤーの墓地を参照するというおかしな状況になる。 |
*「あなたの墓地の一番上のカードがクリーチャー・カードである限り」という条件を持つため、これは[[特性定義能力]]ではない。 | *「あなたの墓地の一番上のカードがクリーチャー・カードである限り」という条件を持つため、これは[[特性定義能力]]ではない。 | ||
*ヴォルラスの多相の戦士が戦場に出る際、[[置換効果 #戦場に出ることに対する置換効果|戦場に出ることに対する置換効果]]は自身の文章変更効果を考慮した上で適用される。 | *ヴォルラスの多相の戦士が戦場に出る際、[[置換効果 #戦場に出ることに対する置換効果|戦場に出ることに対する置換効果]]は自身の文章変更効果を考慮した上で適用される。 | ||
**[[モーニングタイド]]以前のルールでは、「戦場に出る時点で取る[[コピー可能な値]]を考慮して適用する」というルールだったので[[コピー]]効果ではないこの能力は考慮されなかった。 | **[[モーニングタイド]]以前のルールでは、「戦場に出る時点で取る[[コピー可能な値]]を考慮して適用する」というルールだったので[[コピー]]効果ではないこの能力は考慮されなかった。 | ||
− | *これが[[裏向き]]になったならば、あなたの墓地の一番上のカードが[[変異]][[コスト]]を持たない限り、表向きにはできない(ただし[[Illusionary Mask]] | + | *これが[[裏向き]]になったならば、あなたの墓地の一番上のカードが[[変異]][[コスト]]を持たない限り、表向きにはできない(ただし[[Illusionary Mask]]や[[予示]]で裏向きに出た場合は、この限りではない)。 |
*これが[[反転]]することは可能であるが、墓地にある[[反転カード]]は反転前の[[特性]]しか適用されないので、特に意味はない(あくまでも「テキスト」を得るということに注意)。 | *これが[[反転]]することは可能であるが、墓地にある[[反転カード]]は反転前の[[特性]]しか適用されないので、特に意味はない(あくまでも「テキスト」を得るということに注意)。 | ||
*これの能力は[[特殊タイプ]]も変更するため、墓地の一番上のカードが[[伝説のクリーチャー]]ならばこれも伝説のクリーチャーになる。 | *これの能力は[[特殊タイプ]]も変更するため、墓地の一番上のカードが[[伝説のクリーチャー]]ならばこれも伝説のクリーチャーになる。 | ||
− | ** | + | **[[名前]]も変わるので、伝説のクリーチャーをコントロールしているときに、同じ名前のカードが墓地の一番上に置かれると、[[レジェンド・ルール]]によりどちらか一方が[[墓地に置く|墓地に置かれる]](例えば、[[壮大]]持ちの伝説のクリーチャーで壮大を使った場合など)。 |
==参考== | ==参考== | ||
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2023年4月23日 (日) 15:45時点における最新版
Volrath's Shapeshifter / ヴォルラスの多相の戦士 (1)(青)(青)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 多相の戦士(Shapeshifter)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 多相の戦士(Shapeshifter)
あなたの墓地の一番上のカードがクリーチャー・カードであるかぎり、ヴォルラスの多相の戦士はそのカードのすべての文章と「(2):カードを1枚捨てる。」のテキストを持つ。(ヴォルラスの多相の戦士はそのカードの名前、マナ・コスト、色、タイプ、サブタイプ、特殊タイプ、能力、パワー、タフネスを持つ。)
(2):カードを1枚捨てる。
コントローラーの墓地の一番上のクリーチャー・カードの文章を真似る多相の戦士。手札からカードを捨てる起動型能力も持つ。
ルールのややこしさという点においてマジック史上最悪のカードの1枚。変異を持つクリーチャーやリシド、水銀の精霊/Quicksilver Elementalなどとの相互作用で常にジャッジやルールの人間を悩ませつづけている。
ややこしいカードではあるが効果自体は非常に強力。特に、コストを踏み倒して強力クリーチャーに化けたり、通常の方法では戦場に出すことが難しいクリーチャーに化けたりすることができるため、瞬殺コンボを構築することも可能。→Full English Breakfast
- 2021年6月のオラクル変更でクリーチャー・タイプにファイレクシアンが追加された。
[編集] ルール
- この能力はコピー効果(種類別第1種)ではなく、文章変更効果(種類別第3種)である。
- 「あなたの墓地の一番上のカードがクリーチャー・カードである限り」という条件を持つため、これは特性定義能力ではない。
- ヴォルラスの多相の戦士が戦場に出る際、戦場に出ることに対する置換効果は自身の文章変更効果を考慮した上で適用される。
- これが裏向きになったならば、あなたの墓地の一番上のカードが変異コストを持たない限り、表向きにはできない(ただしIllusionary Maskや予示で裏向きに出た場合は、この限りではない)。
- これが反転することは可能であるが、墓地にある反転カードは反転前の特性しか適用されないので、特に意味はない(あくまでも「テキスト」を得るということに注意)。
- これの能力は特殊タイプも変更するため、墓地の一番上のカードが伝説のクリーチャーならばこれも伝説のクリーチャーになる。