対抗呪文/Counterspell
提供:MTG Wiki
(58.89.207.190 (会話) の編集 ( 46286 版 ) を取り消し) |
細 |
||
7行: | 7行: | ||
唯一の弱点は、2[[マナ]]の[[ダブルシンボル]]という[[色拘束]]の強さ。[[ウルザランド]]で色マナが圧迫される[[ウルザトロン]]では採用が見送られることが多い。また[[ヴィンテージ]]では、[[Mox]]を使う上での安定性の面から[[マナ漏出/Mana Leak]]の方が優先して使われる。 | 唯一の弱点は、2[[マナ]]の[[ダブルシンボル]]という[[色拘束]]の強さ。[[ウルザランド]]で色マナが圧迫される[[ウルザトロン]]では採用が見送られることが多い。また[[ヴィンテージ]]では、[[Mox]]を使う上での安定性の面から[[マナ漏出/Mana Leak]]の方が優先して使われる。 | ||
− | [[第8版]]で[[再録]]されず[[スタンダード]]落ち。[[再録]]を望む人も(特に当時の日本人には[[青]]を好むプレイヤーが)多かったが、また同時に、これを手放しで喜んだプレイヤーが多かった事も事実である。その後[[第10版]]には、このカードの後継者としてデザインされた[[取り消し/Cancel]] | + | [[第8版]]で[[再録]]されず[[スタンダード]]落ち。[[再録]]を望む人も(特に当時の日本人には[[青]]を好むプレイヤーが)多かったが、また同時に、これを手放しで喜んだプレイヤーが多かった事も事実である。その後[[第10版]]には、このカードの後継者としてデザインされた[[取り消し/Cancel]]が収録された。これにより、現[[スタンダード]][[環境]]においては、対抗呪文は既にその役目を終えたカードであるとみなされている。様々な人に好かれ嫌われ、そして見送られた、本当に恵まれたカードである。 |
なお、現在は[[エターナル]]でしか使えないが青中心のデッキにおいて、相変わらずの活躍を見せている。 | なお、現在は[[エターナル]]でしか使えないが青中心のデッキにおいて、相変わらずの活躍を見せている。 |
2009年5月18日 (月) 17:23時点における版
アルファ・ベータ時代にカウンターという概念を生みだしたカード。パーミッションという青の最も代表的な戦術の1つの中核を成し、青いカードの代表格として多くのエキスパンションに収録された。
どんな強力なカードがプレイされようとも、たったの(青)(青)でそれを相殺してしまう。そのため、アンタップ状態の島/Island2枚と手札1枚があるだけでブラフが成立した。またその強力なカードが既に場にパーマネントとして出てしまっている場合であっても、これまた青の基本戦術であるバウンスで手札に戻して、再展開された所を打ち消すというテクニックもある。カード・アドバンテージは失ってしまうが、相手からすれば「一度通しても安心できない」というプレッシャーとして機能する。
唯一の弱点は、2マナのダブルシンボルという色拘束の強さ。ウルザランドで色マナが圧迫されるウルザトロンでは採用が見送られることが多い。またヴィンテージでは、Moxを使う上での安定性の面からマナ漏出/Mana Leakの方が優先して使われる。
第8版で再録されずスタンダード落ち。再録を望む人も(特に当時の日本人には青を好むプレイヤーが)多かったが、また同時に、これを手放しで喜んだプレイヤーが多かった事も事実である。その後第10版には、このカードの後継者としてデザインされた取り消し/Cancelが収録された。これにより、現スタンダード環境においては、対抗呪文は既にその役目を終えたカードであるとみなされている。様々な人に好かれ嫌われ、そして見送られた、本当に恵まれたカードである。
なお、現在はエターナルでしか使えないが青中心のデッキにおいて、相変わらずの活躍を見せている。
- 略称は「カンスペ」など。
- その強さと歴史の長さにより、多くのイラストレーターの手によって様々なイラストが描かれた。プロモーション・カードやそのFoilまで登場しているところを見るに、いかに人気が高かったかをも証明している。
- 「最強カード」候補にもよく挙げられる。
- 第4版まではアンコモンだったが、需要の多さのためか第5版でコモンに格下げされた。ちなみにスターターやMasters Edition 2でもアンコモンである。
- カウンターカードの父とも言える存在で、後の多くのカウンターのコスト設定は、だいたいこのカードを基礎としている(→コラム「対抗注文」)。
- Mana Drainは、その最大の例外である。
関連カード
主な亜種
上記の通り、ほぼすべてのカウンターはたどっていけばこれの亜種と言える。ここではキーワード能力やメカニズム関連で確定カウンターであるものを挙げる。いずれもダブルシンボルである。
- Force of Will - 手札の青のカード1枚と1点ライフの代替コストを持つピッチスペル。5マナ。
- 雲散霧消/Dissipate - 打ち消した呪文をゲームから取り除く。3マナ。
- 権威の確立/Assert Authority - 親和(アーティファクト)付きの雲散霧消。7マナ。
- 放逐/Dismiss - キャントリップ付き。4マナ。
- 禁止/Forbid - カードを2枚捨てるバイバック付き。3マナ。
- 巻き直し/Rewind - フリースペル版。4マナ。
- 妨害/Thwart - 島3つを手札に戻す代替コストを持つピッチスペル。4マナ。
- 撃退/Foil - 島ともう1つのカードを捨てる代替コストを持つピッチスペル。4マナ。
- 全面否定/Fervent Denial - フラッシュバック(5)(青)(青)付き。5マナ。
- 最後の言葉/Last Word - 打ち消されない対抗呪文。4マナ。
- 水面院の翻弄/Minamo's Meddling - 打ち消した後で、連繋されたカードをすべて捨てさせる。4マナ。
- 妄想の誘導/Induce Paranoia - (黒)が支払われていると、打ち消した呪文のマナ・コスト分のライブラリーを削る向上呪文。4マナ。
- 論駁/Controvert - 復活(2)(青)(青)付き。4マナ。
- 取り消し/Cancel - 1マナ重い調整版。
- Spell Counter - ゴチ付き。4マナ。
参考
- Counterspell Conundrum(Wizards社;英語)
- カード個別評価:メルカディアン・マスクス - コモン
- カード個別評価:テンペスト - コモン
- カード個別評価:アイスエイジ - コモン
- カード個別評価:第7版 - コモン
- カード個別評価:第6版 - コモン
- カード個別評価:第5版 - コモン
- カード個別評価:第4版 - アンコモン
- カード個別評価:リバイズド - アンコモン
- カード個別評価:アンリミテッド - アンコモン
- カード個別評価:スターター - アンコモン
- カード個別評価:Masters Edition 2 - アンコモン