秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets

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[[アップキープ]]の開始時に[[ライブラリーの一番上]]の[[カード]]が[[インスタント]]か[[ソーサリー]]であれば、強力な[[昆虫]][[人間]]へと[[変身]]する[[クリーチャー]]。
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[[アップキープ]]の開始時に[[ライブラリーの一番上]]の[[カード]]が[[インスタント]]か[[ソーサリー]]であれば、強力な[[昆虫]][[人間]]へと[[変身]]する[[クリーチャー]]。[[第1面]]は[[クリーチャー・タイプ]]も含めて[[脱走魔術師/Fugitive Wizard]]と同等、[[第2面]]は4[[マナ]]の[[噛みつきドレイク/Snapping Drake]]と同等である。
  
最速2[[ターン]]目に3/2[[飛行]][[攻撃]]できるのは強力。ただしある程度インスタントやソーサリーが含まれる[[デッキ]]でないと活躍しづらく、[[ライブラリー操作]]なしでは運頼りになりがち。
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変身するかどうかは基本的に運任せだが、[[追加コスト]]もいらず、ゲーム[[展開]]に悪影響が出るような特殊な条件でもないため、扱いやすい。変身を前提に使うことになるが、特化せずともそのうち変身は可能であり、[[デッキ]][[構築]]段階でインスタント・ソーサリーが多く[[ライブラリー操作]]も得意なデッキを組めばさらに確実。事実上の1マナ3/2[[フライヤー]]という強烈な[[ウィニー]][[アタッカー]]として扱える。1マナと[[軽い]]ため隙を作りにくく、カードの性質上[[ゼロックス|土地を切り詰め]]軽量[[引く|ドロー]]を連打し[[打ち消す|カウンター]]でバックアップする[[クロック・パーミッション]]と特に合致したカードである。
  
*[[背面]][[人間]]でありながら[[昆虫]]であるかなり特殊な[[クリーチャー]]であり、{{Gatherer|id=274373|イラスト}}も気色悪い。この姿は、自分の身体を実験台にしてなった結果らしい。
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その[[カードパワー]]で[[フォーマット]]を問わず幅広く活躍、[[Delver-Go]]という固有の[[アーキタイプ]]をも生み出した。[[イニストラード]]登場時の[[スタンダード]]では当初[[イリュージョン (デッキ)|イリュージョンデッキ]]で注目され、その後バックアップに[[装備品]]を利用した[[Delver-Blade]]が[[メタゲーム]]の中心として猛威を振るった。また、[[カードプール]]が広くなるほど軽くて強力なインスタント・ソーサリーを扱いやすくなることから、[[モダン]]や[[エクステンデッド]]はもとより[[エターナル]][[フォーマット]]でも活躍。特に[[レガシー]]では、[[青緑スレッショルド#レガシー|青緑スレッショルド]]の派生デッキ([[Canadian Threshold]]や[[Team America]]など)で[[タルモゴイフ/Tarmogoyf]]と並ぶ主力アタッカーとして実績を挙げている。[[コモン]]であるため[[パウパー]]でも使用でき、[[渦まく知識/Brainstorm]]や[[定業/Preordain]]との[[シナジー]]で[[青ウィニー]]の主力を担う。
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[[リミテッド]]では基本的にどんなデッキもクリーチャー主体となるため変身条件を満たしにくいが、変身後の性能は4〜5マナ域と同等であるため、1[[ターン]]目に出して5ターン目ぐらいに変身したとしても十分に標準以上。第2面も[[人間]]であるため、人間を参照する[[装備品]]がつくと手がつけられない。また、[[イニストラード・ブロック]]には[[未練ある魂/Lingering Souls]]等のクリーチャーを戦場に出す呪文や、[[思考掃き/Thought Scour]]等のデッキの動きを阻害しない[[引く|ドロー]]呪文・[[デッキ圧縮]]呪文などが豊富であるため、それらを優先的に[[ピック]]することで変身する確率を底上げできるのもポイントで、青の基本戦略のひとつともされている。ただし変身したところを[[バウンス]]や[[月霧/Moonmist]]で妨害されやすい弱点には注意。
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[[イニストラード:真夜中の狩り]]で[[再録]]。かつてのような[[Delver-Go#イニストラード:真夜中の狩り期|クロック・パーミッション]]が組まれた他、[[ローテーション]]後は[[青単テンポ#イニストラード:真夜中の狩り〜機械兵団の進軍:決戦の後に期|青単テンポ]]に採用例が散見される。しかし10年の歳月を経た事で新録クリーチャーの性能が向上し、このカードの優位性が失われつつある事、[[切り崩し/Cut Down]]を始め優秀な軽量除去が充実した環境である事、競合相手としてフィニッシャーとシステムクリーチャーを兼ねる[[傲慢なジン/Haughty Djinn]]が存在する事などから、デッキの軸となるまでには至っていない。
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*「ライブラリーの一番上を[[見る|見て]]、(条件を満たしていて、かつ望むなら)[[公開する|公開]]して、変身」が一連の変身能力である。
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**変身しない場合は公開する必要はないため、[[手札]]の中身がバレる心配はない。また、あえて公開しないことで[[打ち消す|打ち消し]]などをこっそり手札に加える[[プレイング]]にも利用できる。
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**[[解決]]しはじめたら、その間に割り込むタイミングはない。例えば公開したのに[[対応して]]1点[[火力]]で[[除去]]、なんてことはできない。[[対戦相手]]側としては、除去するならばライブラリーの一番上を見る前の段階で決断する必要がある。
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*第2面は人間でありながら昆虫でもあるかなり特殊なクリーチャーであり、{{Gatherer|id=274373|イラスト}}も気色悪い。この姿は、自分の身体を実験台にしてなった結果らしい。
 
{{フレイバーテキスト|残念ながら、私の実験動物はすべて死ぬか逃げるかしてしまった。ならば私が最後の実験台となろう。 恐れは無い。 重大な夜となるだろう。|研究記録、最後の書き込み}}
 
{{フレイバーテキスト|残念ながら、私の実験動物はすべて死ぬか逃げるかしてしまった。ならば私が最後の実験台となろう。 恐れは無い。 重大な夜となるだろう。|研究記録、最後の書き込み}}
*マッドサイエンティストが自身の実験で自身を昆虫人間にしてしまうフレイバーのこのカードは、ホラー映画『[[Wikipedia:ja:ハエ男の恐怖|ハエ男の恐怖]]([[Wikipedia:ja:ザ・フライ|ザ・フライ]])』を参考にしている。(→[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/mm/162 Scary Stories, Part 2]]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/002206/ 恐るべき物語 その2]参照)
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**更に実験を続けた後の姿が[[リメイク]]としてカード化されている。ストーリー面でも昆虫の逸脱者の続きとなっている。[[#関連カード]]を参照。
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**イニストラード:真夜中の狩りの版は、{{Gatherer|id=536387}}や[[フレイバーテキスト]]を見る限り、この最終的に[[エルドラージ]]にまで至ってしまった研究者とは別人である。惨劇は何度でも繰り返される。
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*マッドサイエンティストが自身の実験で自身を昆虫人間にしてしまう[[フレイバー]]のこのカードは、ホラー映画『[[Wikipedia:ja:ハエ男の恐怖|ハエ男の恐怖]]([[Wikipedia:ja:ザ・フライ|ザ・フライ]])』を参考にしている<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/scary-stories-part-2-2011-09-23 Scary Stories, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0004000/ 恐るべき物語 その2]([[Making Magic]] 2011年9月23日)</ref>。
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*2013年4月27日〜28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、2011年を代表するカードとして展示された<ref>[https://www.facebook.com/media/set/?set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=1#!/photo.php?fbid=588329304518076&set=a.588329267851413.1073741827.443027549048253&type=3&theater ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース](マジック日本公式Facebook)</ref>。同展示では唯一の[[コモン]]カード。
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*[[From the Vault:Transform]]に新規{{Gatherer|id=439326}}で[[再録]]された。
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==関連カード==
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===サイクル===
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{{サイクル/秘密を掘り下げる者のメガサイクル}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[両面カード]]
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<references />
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*[[両面カード]] - [[変身する両面カード]]
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*[[カード個別評価:イニストラード:真夜中の狩り]] - [[アンコモン]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:イニストラード]] - [[コモン]]
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*[[From the Vault:Transform]]
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*[[Secret Lair Drop Series/2023年#From Cute to Brute|Secret Lair Drop Series: From Cute to Brute]]

2023年10月3日 (火) 18:44時点における最新版


Delver of Secrets / 秘密を掘り下げる者 (青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる。

1/1
Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)

飛行

3/2

アップキープの開始時にライブラリーの一番上カードインスタントソーサリーであれば、強力な昆虫人間へと変身するクリーチャー第1面クリーチャー・タイプも含めて脱走魔術師/Fugitive Wizardと同等、第2面は4マナ噛みつきドレイク/Snapping Drakeと同等である。

変身するかどうかは基本的に運任せだが、追加コストもいらず、ゲーム展開に悪影響が出るような特殊な条件でもないため、扱いやすい。変身を前提に使うことになるが、特化せずともそのうち変身は可能であり、デッキ構築段階でインスタント・ソーサリーが多くライブラリー操作も得意なデッキを組めばさらに確実。事実上の1マナ3/2フライヤーという強烈なウィニーアタッカーとして扱える。1マナと軽いため隙を作りにくく、カードの性質上土地を切り詰め軽量ドローを連打しカウンターでバックアップするクロック・パーミッションと特に合致したカードである。

そのカードパワーフォーマットを問わず幅広く活躍、Delver-Goという固有のアーキタイプをも生み出した。イニストラード登場時のスタンダードでは当初イリュージョンデッキで注目され、その後バックアップに装備品を利用したDelver-Bladeメタゲームの中心として猛威を振るった。また、カードプールが広くなるほど軽くて強力なインスタント・ソーサリーを扱いやすくなることから、モダンエクステンデッドはもとよりエターナルフォーマットでも活躍。特にレガシーでは、青緑スレッショルドの派生デッキ(Canadian ThresholdTeam Americaなど)でタルモゴイフ/Tarmogoyfと並ぶ主力アタッカーとして実績を挙げている。コモンであるためパウパーでも使用でき、渦まく知識/Brainstorm定業/Preordainとのシナジー青ウィニーの主力を担う。

リミテッドでは基本的にどんなデッキもクリーチャー主体となるため変身条件を満たしにくいが、変身後の性能は4〜5マナ域と同等であるため、1ターン目に出して5ターン目ぐらいに変身したとしても十分に標準以上。第2面も人間であるため、人間を参照する装備品がつくと手がつけられない。また、イニストラード・ブロックには未練ある魂/Lingering Souls等のクリーチャーを戦場に出す呪文や、思考掃き/Thought Scour等のデッキの動きを阻害しないドロー呪文・デッキ圧縮呪文などが豊富であるため、それらを優先的にピックすることで変身する確率を底上げできるのもポイントで、青の基本戦略のひとつともされている。ただし変身したところをバウンス月霧/Moonmistで妨害されやすい弱点には注意。

イニストラード:真夜中の狩り再録。かつてのようなクロック・パーミッションが組まれた他、ローテーション後は青単テンポに採用例が散見される。しかし10年の歳月を経た事で新録クリーチャーの性能が向上し、このカードの優位性が失われつつある事、切り崩し/Cut Downを始め優秀な軽量除去が充実した環境である事、競合相手としてフィニッシャーとシステムクリーチャーを兼ねる傲慢なジン/Haughty Djinnが存在する事などから、デッキの軸となるまでには至っていない。

  • 「ライブラリーの一番上を見て、(条件を満たしていて、かつ望むなら)公開して、変身」が一連の変身能力である。
    • 変身しない場合は公開する必要はないため、手札の中身がバレる心配はない。また、あえて公開しないことで打ち消しなどをこっそり手札に加えるプレイングにも利用できる。
    • 解決しはじめたら、その間に割り込むタイミングはない。例えば公開したのに対応して1点火力除去、なんてことはできない。対戦相手側としては、除去するならばライブラリーの一番上を見る前の段階で決断する必要がある。
  • 第2面は人間でありながら昆虫でもあるかなり特殊なクリーチャーであり、イラストも気色悪い。この姿は、自分の身体を実験台にしてなった結果らしい。
残念ながら、私の実験動物はすべて死ぬか逃げるかしてしまった。ならば私が最後の実験台となろう。 恐れは無い。 重大な夜となるだろう。
研究記録、最後の書き込み
    • 更に実験を続けた後の姿がリメイクとしてカード化されている。ストーリー面でも昆虫の逸脱者の続きとなっている。#関連カードを参照。
    • イニストラード:真夜中の狩りの版は、イラストフレイバーテキストを見る限り、この最終的にエルドラージにまで至ってしまった研究者とは別人である。惨劇は何度でも繰り返される。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsの変遷を描いたメガサイクル。いずれも第1面変身する両面カード

[編集] 参考

  1. Scary Stories, Part 2/恐るべき物語 その2Making Magic 2011年9月23日)
  2. ニコニコ超会議2 マジック:ザ・ギャザリング展示ブース(マジック日本公式Facebook)
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