ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh
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2022年9月27日 (火) 03:53時点における最新版
〔赤〕 伝説のクリーチャー — コボルド(Kobold) 戦士(Warrior)
先制攻撃、威迫、トランプル
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
レジェンドのRohgahh of Kher Keepの息子が伝説のクリーチャーとしてカード化。共闘に加え、先制攻撃・威迫・トランプルと計4つのキーワード能力を持つ伝説のコボルド・戦士。
デザインは父親よりも部下のKobolds of Kher Keepなどに似ており、0マナで唱えられる代わりにパワー0。先制攻撃もトランプルもそのままでは役に立たず、何らかの強化手段がなければただのチャンプブロック要員にしかならない。また、せっかく0マナであっても統率者税は支払う必要があるため、統率者に指定したならば2回目以降は0マナという旨味を活かしづらい。したがって普通には使いづらいクリーチャーである。
やはり、他の0マナコボルドと同様コンボパーツとしての活路を見出したい。例えば流し台型デザインであることを活かし、キーワード能力を参照するカードとのコンボを狙う使い方。早いうちに墓地に送り、様相ねじり、カスリル/Kathril, Aspect Warperを戦場に出せば、キーワード・カウンターを3つもばらまいた上に+3/+3修整がついてくる。同じ統率者レジェンズのイクシドールの理想、アクローマ/Akroma, Vision of Ixidorと一緒にいれば、戦闘開始時に4/5と大幅に強化される。こちらはリミテッドでも狙うことができるが、アクローマは7マナと重いので戦略がやや噛み合わないのが難点なので、そのギャップを埋める工夫が必要か。
別の例としては、「0マナで統率者を用意できる」「0マナで統率者を唱えた回数を増やせる」という点を活かす使い方がある。愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat, Doom of Foolsの+1忠誠度能力の専属生け贄要員にすれば0マナ3ドロー、2マナ6ドロー……、と高効率のドローエンジンに化ける。三度の再誕、ジェスカ/Jeska, Thrice Rebornなどのための「唱えた回数」を水増しするために使ったり、統率者の有無を参照する統率者2020のピッチスペルサイクルや統率者レジェンズの意志サイクルを確実に使うためのサポートとして使うのも手だろう。モックス・アンバー/Mox Amberや弱者選別/Culling the Weakのお供としても申し分なく、後者を使う場合はテヴェシュ・ザットと共闘すると生け贄シナジーでまとめやすい。
自由にカードを選択できないリミテッドでは使いづらさがより顕著に現れるため、採用には相応のシナジーが求められる。シンプルな使い方としては赤白絡みのオーラや装備品による強化が現実的か。共闘相手は上述したアクローマやテヴェシュ・ザットなどの他に陽光たてがみの使い魔、ケレス/Keleth, Sunmane Familiarなどが狙い目。
- 初の0マナの伝説のクリーチャー(土地から変身する不敬の皇子、オーメンダール/Ormendahl, Profane Princeを除く)。
- このため、有色である点も含めモックス・アンバー/Mox Amberと最も相性の良い伝説のクリーチャーと言える。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
統率者レジェンズの、リミテッドのアーキタイプに対応する単色の伝説のクリーチャーのサイクル。各色に4枚ずつ存在し、その色を含む2色のアーキタイプのいずれか1つに関する能力を持つ。また、いずれも共闘を持つ。稀少度はアンコモン。
- セラの大天使、レイディアント/Radiant, Serra Archangel(飛行)
- 鋼軍団のプラヴァ/Prava of the Steel Legion(トークン)
- 剛胆な考古学者、アーデン/Ardenn, Intrepid Archaeologist(オーラと装備品)
- 真面目な祭儀師、アルハール/Alharu, Solemn Ritualist(+1/+1カウンター)
- 嵐の目、シアーニ/Siani, Eye of the Storm(飛行)
- ラミレス・ディピエトロの幽霊/Ghost of Ramirez DePietro(墓地利用)
- 鋭い目の航海士、マルコム/Malcolm, Keen-Eyed Navigator(海賊)
- 月のクラーケン、ブリネリン/Brinelin, the Moon Kraken(マナ総量が6以上の呪文)
- ダスキネルの工作員、ネイディア/Nadier, Agent of the Duskenel(トークン)
- 冒涜する者、トーモッド/Tormod, the Desecrator(墓地利用)
- 肉体彫刻家、ケスキット/Keskit, the Flesh Sculptor(生け贄)
- 林間の茨、ミアーラ/Miara, Thorn of the Glade(エルフ)
- ロフガフフの息子、ログラクフ/Rograkh, Son of Rohgahh(オーラと装備品)
- 鉄面連合の略取者、ブリーチェス/Breeches, Brazen Plunderer(海賊)
- 船壊し、ダーゴ/Dargo, the Shipwrecker(生け贄)
- ケッシグの罠師、アレイナ/Alena, Kessig Trapper(パワー参照)
- すべてを取り込むもの、スラーク/Slurrk, All-Ingesting(+1/+1カウンター)
- ワイアウッドの呼び手、ギランラ/Gilanra, Caller of Wirewood(マナ総量が6以上の呪文)
- ジョラーガの酋長、ヌーマ/Numa, Joraga Chieftain(エルフ)
- ケッシグのレインジャー、ハラナ/Halana, Kessig Ranger (パワー参照)
[編集] ストーリー
ログラクフ/Rograkhは、ドミナリア/Dominariaのカー峠/Kher Ridgesに住むコボルド。男性(イラスト)。
カー砦/Kher Keepのコボルドたちは偉大なるドラゴン、プローシュ/Prosshを神の如く崇めている。彼らのいわば宗教の中心的教義は、神に相応しい行いをすること――主に略奪し、放火し、通り道に恐怖を振り撒くことだ。事実、このような理想に沿って生きるコボルドは、プローシュの卵の一つから孵り、ドラゴンとして生まれ変わると信じられている。
ある日、コボルドたちの指導者のロフガフフ/Rohgahhは思いついた。神のように生きる一番の方法は、神そのものになることだと。その瞬間から彼は暴君の役に就き、プローシュに捧げられるものと同等の貢ぎ物と生け贄を要求するようになった。ロフガフフの息子、ログラクフは、父が自分の民から略奪するさまを見るのは耐えられなかった。他に略奪できる奴らはいくらでもいるというのに。彼は今、カー砦のコボルドを「正義」の道に戻すため、父に対する抵抗勢力を率いている。
[編集] 登場作品・登場記事
- The Legendary Characters of Commander Legends, Part 1/『統率者レジェンズ』の伝説たち その1(Card Preview 2020年10月30日 Ari Zirulnik and Ethan Fleischer著)