メカ巨神のコア/Mechtitan Core
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(四肢の帰還能力を除去耐性としないのは違和感。2マッチ目以降対策されやすい、は蛇足か。) |
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機体としての素の性能は2[[マナ]]で[[搭乗]]2の2/4と、それなりの性能。[[タフネス]]が高めのため、[[対戦相手]]の[[ブロッカー]]を気にせず[[攻撃]]することも、ある程度のサイズまでの相手のアタッカーを[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]することもできる。 | 機体としての素の性能は2[[マナ]]で[[搭乗]]2の2/4と、それなりの性能。[[タフネス]]が高めのため、[[対戦相手]]の[[ブロッカー]]を気にせず[[攻撃]]することも、ある程度のサイズまでの相手のアタッカーを[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]することもできる。 | ||
− | しかし、このカードの本領はやはり[[起動型能力]] | + | しかし、このカードの本領はやはり[[起動型能力]]であろう。自身と、他の機体や[[アーティファクト・クリーチャー]]4体を追放して5体合体し、[[伝説の]][[クリーチャー]]・[[トークン]]、'''メカ巨神'''/''Mechtitan''が降臨する。10/10の巨大な[[サイズ]]に多数の[[キーワード能力]]を備えており、[[速攻]]により[[戦場]]に出た[[ターン]]から[[攻撃]]でき、[[飛行]]と[[トランプル]]によりブロックも困難。[[絆魂]]により合体した時点で[[ライフ]]を相当詰められていても巻き返せて[[警戒]]により守りも万全となっている。 |
− | + | また、この手のカードは多くの[[リソース]]をつぎ込む性質上、除去されたときの[[アドバンテージ]]喪失が難点だが、メカ巨神の場合は戦場を離れるとメカ巨神のコア以外の追放されたカードは戦場に[[戻す|戻る]]ため、単純に丸損ということはない。その際、[[電圧改竄メカ/Surgehacker Mech]]などが持つ[[ETB]][[能力]]が再度[[誘発]]するのもポイント。 | |
− | [[リミテッド]] | + | [[リミテッド]]では、機体としての基本性能だけでそれなりに優秀だが、[[中堅クリーチャー|中堅]]の機体としてだけなら[[アンコモン]]以下でもより優先度の高いカードは多い。やはりこのカードは合体してこそ。幸い[[起動コスト]]に充てる機体やアーティファクト・クリーチャーは低[[稀少度|レアリティ]]帯にも豊富で、リミテッドでも合体は現実的と言える。合体して一度でも攻撃できれば大きく戦況を有利にでき、[[除去]]されなければほぼ[[勝利]]は確実。 |
− | [[構築]]環境では、[[テンポ]]の悪さや行動の読まれやすさが問題。メカ巨神のコアを戦場に出した時点で対戦相手はメカ巨神の出現を念頭に動くので、[[青]]や[[黒]] | + | [[構築]]環境では、[[テンポ]]の悪さや行動の読まれやすさが問題。メカ巨神のコアを戦場に出した時点で対戦相手はメカ巨神の出現を念頭に動くので、[[青]]や[[黒]]相手にはメカ巨神を[[生成]]したそばから[[バウンス]]されたり、[[インスタント・タイミング]]で除去されたり、[[赤]]や[[緑]]相手にも[[削剥/Abrade]]や[[耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures]]といった[[メインデッキ]]から採用可能なアーティファクト対策で合体前後問わず処理されたりと、だいたいの[[色]]に安価で容易な対処手段があり、タイミングを計って狙い撃ちされてしまう。 |
総じて、実戦で活躍させるには一工夫が必要なカードである。機体を基本戦術とする[[デッキ]]に少数採用し、メカ巨神は「裏の手」程度に用いるのも一つの手か。 | 総じて、実戦で活躍させるには一工夫が必要なカードである。機体を基本戦術とする[[デッキ]]に少数採用し、メカ巨神は「裏の手」程度に用いるのも一つの手か。 | ||
− | *起動型能力を[[打ち消す|打ち消さ]]れてしまうと目も当てられない。5マナ[[支払う|支払]] | + | *起動型能力を[[打ち消す|打ち消さ]]れてしまうと目も当てられない。5マナ[[支払う|支払]]った挙句、メカ巨神トークンは生成されず、起動コストで追放した5枚のカードも戦場に戻ってくることはない。登場時のスタンダードにも能力の打ち消しが可能な[[過充電縫合体/Overcharged Amalgam]]、同セットに限っても[[鏡殻のカニ/Mirrorshell Crab]]が存在する。 |
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モチーフは、日本のアニメ「[[Wikipedia:ja:百獣王ゴライオン|百獣王ゴライオン]]」をアメリカ向けに編集したアニメ「[[Wikipedia:ja:ボルトロン|ボルトロン]]」<ref>[https://twitter.com/EthanFleischer/status/1488744100425703429 Ethan Fleischer]([[Ethan Fleischer]]のTwitter [[2022年]]2月2日)</ref>。 | モチーフは、日本のアニメ「[[Wikipedia:ja:百獣王ゴライオン|百獣王ゴライオン]]」をアメリカ向けに編集したアニメ「[[Wikipedia:ja:ボルトロン|ボルトロン]]」<ref>[https://twitter.com/EthanFleischer/status/1488744100425703429 Ethan Fleischer]([[Ethan Fleischer]]のTwitter [[2022年]]2月2日)</ref>。 | ||
− | *通常版のイラストを手掛けたVictor Adame Minguezはパワーレンジャー(スーパー戦隊シリーズの海外での名称) | + | *通常版のイラストを手掛けたVictor Adame Minguezはパワーレンジャー(スーパー戦隊シリーズの海外での名称)やマジンガーZやボルトロンを見た時の気持ちを表現したと述べており<ref>[https://www.facebook.com/groups/mtgartmarket/permalink/3248447012052162/ Victor Adame Minguez氏のFacebookでの発言]</ref>、日本の合体ロボットのイメージが色濃く反映されている。 |
*特別版カードイラストを手掛けたのは[[森下直親]]。森下は「[[Wikipedia:ja:機動戦士ガンダム|機動戦士ガンダム]]」シリーズに登場するロボット([[Wikipedia:ja:モビルスーツ|モビルスーツ]])のイラストを数多く手掛けてきたイラストレーターであり、それを踏まえての人選であろう。 | *特別版カードイラストを手掛けたのは[[森下直親]]。森下は「[[Wikipedia:ja:機動戦士ガンダム|機動戦士ガンダム]]」シリーズに登場するロボット([[Wikipedia:ja:モビルスーツ|モビルスーツ]])のイラストを数多く手掛けてきたイラストレーターであり、それを踏まえての人選であろう。 | ||
*「巨神」という単語は広辞苑には載っていない。1980年放送開始のアニメ「[[Wikipedia:ja:伝説巨神イデオン|伝説巨神イデオン]]」を初出とする、アニメ等のサブカルチャー作品で度々用いられる用語である。 | *「巨神」という単語は広辞苑には載っていない。1980年放送開始のアニメ「[[Wikipedia:ja:伝説巨神イデオン|伝説巨神イデオン]]」を初出とする、アニメ等のサブカルチャー作品で度々用いられる用語である。 |
2022年2月16日 (水) 17:26時点における版
アーティファクト — 機体(Vehicle)
(5),メカ巨神のコアと、あなたがコントロールしていてこれでないアーティファクト・クリーチャーや機体(Vehicle)のうち4体を追放する:《メカ巨神/Mechtitan》という名前で飛行と警戒とトランプルと絆魂と速攻を持ちすべての色である10/10の伝説の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。そのトークンが戦場を離れたとき、メカ巨神のコアを除く、メカ巨神のコアによって追放されているすべてのカードを、オーナーのコントロール下でタップ状態で戦場に戻す。
搭乗2
カード名、イラスト、能力の全てからむせ返るほどの夢とロマンとフレーバーが溢れ出している機体。
機体としての素の性能は2マナで搭乗2の2/4と、それなりの性能。タフネスが高めのため、対戦相手のブロッカーを気にせず攻撃することも、ある程度のサイズまでの相手のアタッカーをブロックすることもできる。
しかし、このカードの本領はやはり起動型能力であろう。自身と、他の機体やアーティファクト・クリーチャー4体を追放して5体合体し、伝説のクリーチャー・トークン、メカ巨神/Mechtitanが降臨する。10/10の巨大なサイズに多数のキーワード能力を備えており、速攻により戦場に出たターンから攻撃でき、飛行とトランプルによりブロックも困難。絆魂により合体した時点でライフを相当詰められていても巻き返せて警戒により守りも万全となっている。
また、この手のカードは多くのリソースをつぎ込む性質上、除去されたときのアドバンテージ喪失が難点だが、メカ巨神の場合は戦場を離れるとメカ巨神のコア以外の追放されたカードは戦場に戻るため、単純に丸損ということはない。その際、電圧改竄メカ/Surgehacker Mechなどが持つETB能力が再度誘発するのもポイント。
リミテッドでは、機体としての基本性能だけでそれなりに優秀だが、中堅の機体としてだけならアンコモン以下でもより優先度の高いカードは多い。やはりこのカードは合体してこそ。幸い起動コストに充てる機体やアーティファクト・クリーチャーは低レアリティ帯にも豊富で、リミテッドでも合体は現実的と言える。合体して一度でも攻撃できれば大きく戦況を有利にでき、除去されなければほぼ勝利は確実。
構築環境では、テンポの悪さや行動の読まれやすさが問題。メカ巨神のコアを戦場に出した時点で対戦相手はメカ巨神の出現を念頭に動くので、青や黒相手にはメカ巨神を生成したそばからバウンスされたり、インスタント・タイミングで除去されたり、赤や緑相手にも削剥/Abradeや耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Enduresといったメインデッキから採用可能なアーティファクト対策で合体前後問わず処理されたりと、だいたいの色に安価で容易な対処手段があり、タイミングを計って狙い撃ちされてしまう。
総じて、実戦で活躍させるには一工夫が必要なカードである。機体を基本戦術とするデッキに少数採用し、メカ巨神は「裏の手」程度に用いるのも一つの手か。
- 起動型能力を打ち消されてしまうと目も当てられない。5マナ支払った挙句、メカ巨神トークンは生成されず、起動コストで追放した5枚のカードも戦場に戻ってくることはない。登場時のスタンダードにも能力の打ち消しが可能な過充電縫合体/Overcharged Amalgam、同セットに限っても鏡殻のカニ/Mirrorshell Crabが存在する。
ルール
- メカ巨神トークンが戦場を離れたときに誘発する能力は、メカ巨神のコアの起動型能力が作り出す遅延誘発型能力である。メカ巨神が持つ能力ではないので、メカ巨神の能力を失わせてから除去しても追放されたカードは戻ってくる。
- メカ巨神トークンが伝説である一方で、メカ巨神のコア自身は伝説ではない。こればかりを戦場に並べて合体させることも可能。
モチーフ
モチーフは、日本のアニメ「百獣王ゴライオン」をアメリカ向けに編集したアニメ「ボルトロン」[1]。
- 通常版のイラストを手掛けたVictor Adame Minguezはパワーレンジャー(スーパー戦隊シリーズの海外での名称)やマジンガーZやボルトロンを見た時の気持ちを表現したと述べており[2]、日本の合体ロボットのイメージが色濃く反映されている。
- 特別版カードイラストを手掛けたのは森下直親。森下は「機動戦士ガンダム」シリーズに登場するロボット(モビルスーツ)のイラストを数多く手掛けてきたイラストレーターであり、それを踏まえての人選であろう。
- 「巨神」という単語は広辞苑には載っていない。1980年放送開始のアニメ「伝説巨神イデオン」を初出とする、アニメ等のサブカルチャー作品で度々用いられる用語である。
- 「きょじん」「きょしん」の2通りの読み方をされるが、本カードでは「きょしん」とルビが振られている。
参考
- ↑ Ethan Fleischer(Ethan FleischerのTwitter 2022年2月2日)
- ↑ Victor Adame Minguez氏のFacebookでの発言