刹那
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− | * | + | *刹那を持つカードの[[絵|イラスト]]は呪文を唱える前・唱えた後を描くことで時間的連続性を表現しており<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/act-two-three-2007-02-15 Act Two of Three]/[http://web.archive.org/web/20070312041010/http://mtg.takaratomy.co.jp:80/others/column/yonemura/20070301/index.html 三部作第2部 マジックの風味(Internet Archive)](Feature [[2007年]]2月15日 [[Jeremy Jarvis]]著)</ref>、また多くのイラストでは[[待機]]に描かれているものと同じような「境界」が描かれている({{Gatherer|id=133589}})。待機は「前後」の境界であるが、刹那のものは二次元的な境界である。 |
*刹那呪文を唱える際は[[優先権]]の確認が重要。[[対戦相手]]が自分のクリーチャー呪文の解決後に、優先権をパスせず即座に[[岩石樹の祈り/Stonewood Invocation]]を唱えた場合、あなたに割り込む余地は一切無い。相手に自分の優先権の放棄を確認するか、相手があなたの優先権を確認せずに別の行動に移った場合には[[巻き戻し]]を要求すること。 | *刹那呪文を唱える際は[[優先権]]の確認が重要。[[対戦相手]]が自分のクリーチャー呪文の解決後に、優先権をパスせず即座に[[岩石樹の祈り/Stonewood Invocation]]を唱えた場合、あなたに割り込む余地は一切無い。相手に自分の優先権の放棄を確認するか、相手があなたの優先権を確認せずに別の行動に移った場合には[[巻き戻し]]を要求すること。 | ||
*刹那を利用したテクニックとして、[[深海のクラーケン/Deep-Sea Kraken]]との例が挙げられる。対戦相手の深海のクラーケンの[[時間カウンター]]が残り1個の状態で刹那付きの呪文を唱えると、刹那の「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられない」という[[ルーリング|ルール]]に従い、深海のクラーケンは[[追放]]されたままとなる。 | *刹那を利用したテクニックとして、[[深海のクラーケン/Deep-Sea Kraken]]との例が挙げられる。対戦相手の深海のクラーケンの[[時間カウンター]]が残り1個の状態で刹那付きの呪文を唱えると、刹那の「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられない」という[[ルーリング|ルール]]に従い、深海のクラーケンは[[追放]]されたままとなる。 | ||
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==参考== | ==参考== |
2021年2月5日 (金) 06:59時点における版
刹那/Split second | |
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種別 | 常在型能力 |
登場セット | 時のらせんブロック 統率者2019 |
CR | CR:702.61 |
刹那(せつな)/Split secondは、時のらせんブロックに登場したキーワード能力。スタック上にある間のみ機能する常在型能力である。
Sudden Death / 突然の死 (1)(黒)(黒)
インスタント
インスタント
刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-4/-4の修整を受ける。
定義
刹那/Split secondは、「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは他の呪文を唱えられず、マナ能力でない能力を起動できない。」を意味する。
解説
刹那を持つ呪文が唱えられスタックに乗ると、乗っている間はすべてのプレイヤーが呪文を唱えたり、能力を起動したりできなくなる。そのため、刹那を持つ呪文を対抗呪文/Counterspellなどで打ち消したり、クリーチャーを巨大化/Giant Growthで救助したりはできない。
今までの打ち消されない呪文などのように「妨害を受け付けない」のではなく、「妨害を試みること自体ができない」というイメージである(厳密には妨害をする手段はある。下記参照)。
ルール
- 刹那の効果は、呪文を唱えることとマナ能力でない起動型能力の起動を禁止するだけである。マナ能力は起動できるし、誘発型能力が誘発しなくなることもない。また既にスタックに乗っている呪文や能力に対しては何もしない。
- 呪文を打ち消されなくする効果はないので、氷の洞窟/Ice Caveの能力などで刹那を持つ呪文を打ち消すことは可能。
- 特別な処理も影響を受けない。例えば、刹那を持つ呪文がスタック上にあっても変異で裏向きになっているパーマネントを表向きにできる。
- 虚空魔道士の弟子/Voidmage Apprenticeや意志を曲げる者/Willbenderで、刹那を持つ呪文に対処することができる。
- 刹那を持つ呪文がスタックにある間に誘発した能力の中に「呪文を唱えさせる」効果が含まれていた場合、刹那によって呪文が唱えられないので、「不可能な処理」としてその部分は無視される。
- 刹那を持つ呪文をスタックに乗せても、それが解決されてスタックから離れると再び呪文を唱えたり能力を起動したりできるようになるため、すでにスタックにある他の呪文や能力を守るといった使い方はできない。
- 刹那を持つ呪文のあとでスタックに乗った誘発型能力や、それにより作られる呪文のコピーに対しては、(刹那を持つ呪文を打ち消すなどして先にスタックから取り除かない限り)唱えたり起動したりできなくなる。
その他
- 刹那もSplit secondも「一瞬」という意味。この場合のsecondは「2番目」ではなく「秒」を意味する。
- 刹那を持つカードのイラストは呪文を唱える前・唱えた後を描くことで時間的連続性を表現しており[1]、また多くのイラストでは待機に描かれているものと同じような「境界」が描かれている(イラスト)。待機は「前後」の境界であるが、刹那のものは二次元的な境界である。
- 刹那呪文を唱える際は優先権の確認が重要。対戦相手が自分のクリーチャー呪文の解決後に、優先権をパスせず即座に岩石樹の祈り/Stonewood Invocationを唱えた場合、あなたに割り込む余地は一切無い。相手に自分の優先権の放棄を確認するか、相手があなたの優先権を確認せずに別の行動に移った場合には巻き戻しを要求すること。
- 刹那を利用したテクニックとして、深海のクラーケン/Deep-Sea Krakenとの例が挙げられる。対戦相手の深海のクラーケンの時間カウンターが残り1個の状態で刹那付きの呪文を唱えると、刹那の「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられない」というルールに従い、深海のクラーケンは追放されたままとなる。
刹那を持つカード
時のらせん
- アンコモン
- レア
次元の混乱
未来予知
統率者2019
脚注
- ↑ Act Two of Three/三部作第2部 マジックの風味(Internet Archive)(Feature 2007年2月15日 Jeremy Jarvis著)
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール