巻き戻し
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巻き戻し/Reversing Actionsとは、ある行動がルール上不正である場合に行われる処理のこと。ある行動が開始されたあとになってその行動が適正に処理できないことが判明した場合、その不正な行動が開始する直前までゲームの状況を戻す。
もちろん、トーナメントではペナルティの対象となるが、現状では帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returnedや助力によって合法的に一部の巻き戻しが起こる可能性はある。該当するような事態が起きた場合、ジャッジを呼んで指示を仰ぐこと。カジュアルプレイでは相手と合意した上で処理することもできるが、非公開情報が公開された後などは対処に困ることもしばしば。
日本選手権05のようにジャッジミスからゲーム自体が巻き戻った例もある。
[編集] 参考
引用:総合ルール 20220610.1
- 7 その他のルール
- 723 サブゲーム
- 723.1 あるカード(《Shahrazad》)によって、プレイヤーはマジックのサブゲームをプレイする。
- 723.1a 「サブゲーム/subgame」は、カードの効果によって作られたゲームのことを指し、ゲーム内の別のゲームである。「メインゲーム/main game」とは、そのサブゲームを作った呪文を唱えたり、能力を起動したりしたゲームのことを指す。サブゲームの進行中は、メインゲームは一時的に中断される。サブゲームが終わった後で、メインゲームが再開される。
- 723.1b メインゲームあるいはサブゲームで作られた効果や定義は、サブゲームを作る効果によって定義されているものを除いて、他方のゲームにおいては一切意味をもたない。たとえば、メインゲームにおいてサブゲームの勝者あるいは敗者に何らかの効果をもたらすことが効果に含まれていることがある。
- 723.2 サブゲームの開始に際して、既存の領域と別の新しい領域が一揃い作られる。各プレイヤーはメインゲームのライブラリーのカードを全てサブゲームのライブラリーに移動させ、切り直す。メインゲームのそれ以外の領域にあるカードは、rule 723.2a-d の例外を除き、サブゲームの対応する領域に移動することはない。どちらのプレイヤーが先攻かを無作為に決定し、サブゲームを通常のゲームと同様にrule 103〔ゲームの始め方〕に従って行う。
- 723.2a プレインチェイス戦のサブゲームの開始に際して、各プレイヤーは自分の次元デッキをメインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かし、切り直す(オモテ向きの次元・カードや現象・カードはメインゲームの統率領域に残る)。
- 723.2b ヴァンガード戦のサブゲームの開始に際して、各プレイヤーは自分のヴァンガード・カードをメインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かす。
- 723.2c 統率者戦のサブゲームの開始に際して、各プレイヤーは(統率領域にあれば)自分の統率者をメインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かす。
- 723.2d アーチエネミー戦のサブゲームの開始に際して、魔王は自分の計略 デッキを、メインゲームの統率領域からサブゲームの統率領域に動かし、切り直す。(オモテ向きの計略・カードはメインゲームの統率領域に残る。)
- 723.3 ゲーム開始時に各プレイヤーは手札7枚を引くので、デッキの枚数が7枚未満になっている場合、最初のターンのアップキープ・ステップ の間に、状況起因処理のチェックが行われる時点で敗北することになる。その後でマリガンをして手札を減らしても関係ない。rule 704〔状況起因処理〕参照。
- 723.4 メインゲームにある全てのオブジェクトならびにメインゲームの外部にある全てのカードは、(特別にサブゲームに持ち込まれない限り)サブゲームの外部にあるものとして扱う。サブゲームに関係していないプレイヤーは、サブゲームの外部にあるものとして扱う。
- 723.5 サブゲームの終了時に、自身がオーナーであるカードでサブゲームの統率領域以外の領域に残っているものをメインゲームのライブラリーに戻して切り直す。これには、サブゲームの追放 領域にあるカードも含む。rule 723.5a-d の例外を除き、サブゲームにある他のオブジェクトならびに全ての領域は消滅する。メインゲームは、中断されたところから再開する。まず、サブゲームを作った呪文や能力が解決される。その呪文・カードが既にスタックに存在しなくなっていてもこの処理は行う。次に、サブゲーム の間に メインゲームのカードを取り除くことによって誘発したメインゲームの能力がある場合、それらがスタックに積まれる。
- 723.5a プレインチェイス戦のサブゲームの終了に際して、オモテ向きの次元・カードや現象・カードを裏向きにし、オーナーの次元デッキの一番下に置く。その後、各プレイヤーは自分の次元デッキをサブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かし、切り直す。
- 723.5b ヴァンガード戦のサブゲームの終了に際して、各プレイヤーは自分のヴァンガード・カードをサブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かす。これはrule 312.2の例外である。
- 723.5c 統率者戦のサブゲームの終了に際して、各プレイヤーは(統率領域にあれば)自分の統率者をサブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かす。
- 723.5d アーチエネミー戦のサブゲームの終了時に、サブゲームの統率領域に存在するオモテ向きの計略・カードを裏向きにし、オーナーの計略 デッキの一番下に戻す。その後、魔王は自分の計略 デッキをサブゲームの統率領域からメインゲームの統率領域に動かし、切り直す。
- 723.6 サブゲームがサブゲーム中に作られることもありうる。この場合、新しいサブゲームから見ると、現在のサブゲームはメインゲームということになる。
- 723.1 あるカード(《Shahrazad》)によって、プレイヤーはマジックのサブゲームをプレイする。
- 723 サブゲーム