補充/Replenish
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4マナにして、自分の墓地のみ全てのエンチャントを戦場に出す呪文。
大量のエンチャントをまとめて、しかも唱えたプレイヤーのみ恩恵を受けられる、驚異的なアドバンテージにつながる呪文。これをキーカードとした補充デッキを成立させ、スタンダードではパララクス補充、エクステンデッドではパンデバーストを生み、一時代を築いた。
- これで戦場に戻ろうとするオーラは、戦場に出る際にエンチャントするものを選ぶ。このとき、同時に戦場に出るエンチャントを選ぶことはできない。適正にエンチャントできるものがないオーラはそのまま墓地に残る。
- これによって戦場に戻るオーラは対象を取っていないため、呪文や能力の対象にならないオブジェクトやプレイヤーにもつけることができる。ただし、当然ながらプロテクションなどでエンチャントできないものを選ぶことはできない。
- 「Replenish」というカード名は、実はもともとプレイテスト段階の休耕地/Fallow Earthに仮につけられていたものだった[1]。
- 『デュエル・マスターズ』のカード《魂の再動》のデザインに影響を与えている[2]。
2001/04/01より、エクステンデッドで禁止カードになった。2004/09/20より、タイプ1.5からの移行に伴ってレガシーで禁止となったが、2007/06/20より禁止が解除される。
[編集] 関連カード
- エンチャントではなくアーティファクトをすべての墓地から戻すようになると再利用の咆哮/Roar of Reclamation、土地だと次元の誕生/Planar Birth、クリーチャーだと闇の領域の隆盛/Rise of the Dark Realmsになる。
[編集] 主な亜種
特記しない限り白のソーサリーで、対戦相手の墓地は影響を受けない。
- 再拘束/Retether - 4マナ。クリーチャーにつけられるオーラ限定で自分の墓地から戻すようになったリメイク版。(次元の混乱)
- 雪花石を率いる者、ブルーナ/Bruna, Light of Alabaster - 青白6マナクリーチャー。戦闘に参加するたび再拘束が誘発。これにつけた状態でしか戻せないが手札や戦場からもつけられる。(アヴァシンの帰還)
- 嵐の伝令/Storm Herald - 赤の3マナ速攻クリーチャーのETB能力が再拘束。ただしあなたのクリーチャーにしかつけられない上、全て終了ステップに追放される。(テーロス還魂記)
- 古き者のまとい身/Mantle of the Ancients - 5マナのオーラ版再拘束。これのエンチャント先にしかつけられないが、装備品でも戻せる上にその数だけ+1/+1修整が加わる。(フォーゴトン・レルム探訪)
- 蔵の開放/Open the Vaults - 6マナ。アーティファクトも戻す。ただし対戦相手にも戻させてしまう。(基本セット2010)
- 仮面使い、エストリッド/Estrid, the Masked - 緑白青の4マナプレインズウォーカーの-7忠誠度能力。先に7枚切削を挟む上に、オーラだけ後出しで戻せる補充。(統率者2018)
- 屋敷の踊り/Dance of the Manse - 青白のX呪文版。マナ・コストX以下のみX個まで戻す。アーティファクトも戻せる上に、X=6以上ならそれらが4/4クリーチャー化。(エルドレインの王権)
- 運命の手、ケイリクス/Calix, Destiny's Hand - 緑白4マナプレインズウォーカーの-7忠誠度能力が補充。(テーロス還魂記)
- 勝利の算段/Triumphant Reckoning - 9マナ。アーティファクトとプレインズウォーカーも戻す。(統率者レジェンズ)
- 信仰の復活/Resurgent Belief - マナ・コストの無いカード版補充。待機2-1W。(モダンホライゾン2)
- 目覚ましい修復術/Brilliant Restoration - 7マナ。アーティファクトも戻す。(神河:輝ける世界)
[編集] 参考
- ↑ Playtest names find new homes(Internet Archive)(Arcana 2003年10月7日 WotC著)
- ↑ 射場本正巳氏のTwitter(2023年1月13日)