蝕み/Undermine

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Undermine / 蝕み (青)(青)(黒)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。それのコントローラーは、3点のライフを失う。


ライフロス付き対抗呪文/Counterspell

マナ・コストで考えると、対抗呪文に黒マナ1点でライフロス3点が付いてくる計算で、などの違いはあれど稲妻/Lightning Boltのオマケつきと表現できる、高コスト・パフォーマンス呪文である。色拘束の厳しさはネックではあるが、インベイジョン・ブロック環境多色推奨でタップインデュアルランドなどの色マナ基盤が充実していたため欠点というほどではない。

登場時は対となっている吸収/Absorbがライバルだった。数値的なパフォーマンスにおいては、稲妻と治癒の軟膏/Healing Salveカードパワーの差がそのまま当てはまると考えられ、当初は蝕みのほうが評価が高かった。しかし実戦になると、これだけでは最大12点までしかライフ削ることができず、結局ほかの勝ち手段と併用しなければならないため、吸収のライフゲインに比べライフロスの価値があまり高くないことが明らかとなり、次第に評価が逆転していった。インベイジョン周辺のスタンダードではクロック・パーミッションがほとんど成立せずフル・パーミッションが主流であったこともこの傾向を後押ししたと言える。カードの強さとは、単体の性能だけでなくデッキ全体や環境全体によって左右されるという好例である。

とはいえ確実に1:1交換を取りつつダメージレースも有利にできる便利な呪文であることは間違いなく、純正青黒ネザーゴー青黒赤クローシスコントロール入りVoidなどのデッキで存分に活躍していた。特にネザーゴーにおいては、冥界のスピリット/Nether Spiritの打撃力不足を補う重要カードであった。吸収と完全に競合するドロマーコントロールにおいても、ドロマーの魔除け/Dromar's Charm登場前は吸収の次の選択肢として採用されるケースもあった。

しかし、オデッセイ・ブロックスタンダードに参入後の代表的な青黒コントロールたる激動サイカトグでは、それに対抗しうる強力なデッキであるステロイドが幅を利かせたため、そのようなメタゲームに合わせて青黒コントロールも激動コンボ一辺倒型からサイカトグ/Psychatogによる一撃必殺型に移行していった。それに伴いより軽いコストで使用できるカウンターが重宝され、このカードを含む重いカウンターは使用されなくなっていた。

[編集] 関連カード

[編集] 主な亜種

打ち消しと同時にライフロスまたはダメージを与える呪文。特筆しない限り、打ち消す対象に制限のないインスタント。

[編集] サイクル

インベイジョン・ブロックのオマケ付き多色確定カウンターサイクル

[編集] 参考

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