契約に縛られし決闘者、ワイル/Wyll, Pact-Bound Duelist
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MTGアリーナ専用カード
Wyll, Pact-Bound Duelist / 契約に縛られし決闘者、ワイル (3)(赤)(赤)伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock)
専門化(2)
契約に縛られし決闘者、ワイルが戦場に出たとき、アーティファクトやクリーチャーのうち対戦相手がコントロールしていてマナ総量が4以下である1つを対象とする。次のあなたのターンの終了時まで、あなたはそれのコントロールを得る。
アーティスト:Mads Ahm
マナ総量が4以下のアーティファクトかクリーチャーのコントロールを2ターンに跨って奪える伝説の人間・邪術師。
同じくアーティファクトやクリーチャーを奪える乗っ取り/Hijackと比べると対象に制限がついた上にアンタップも速攻も無いが持続期間は長め。しかし本人がクリーチャーとして使えるとはいえ実質バニラでありマナレシオは物足りないか。ヒストリック以外に同居するフォーマットは無いとはいえ、素の性能が微妙に中途半端なので採用する場合は専門化が前提になるだろう。
専門化はいずれも、直後の誘発型能力で他のアーティファクトやクリーチャーの生け贄を要求してくる。奪ったパーマネントを使えればアドバンテージを稼げるが、正面から唱えるつもりであれば合計7マナ必要。マナ加速と併用したり、割り切って自分のパーマネントを使うことも選択肢に入れておくべきか。後者の場合、専門化も含めて2枚分のカードを使う羽目になるのを忘れずに。
- カードイラストは専門化後も含め辺境の刃、ワイル/Wyll, Blade of Frontiersの流用。
[編集] 専門化先
カード名・マナ・コスト以外で共通していない部分は太字で表す。
白:
MTGアリーナ専用カード
Wyll of the Celestial Pact / セレスチャルと契約せし者ワイル (3)(赤)(赤)(白)伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock)
このクリーチャーが専門化したとき、あなたはクリーチャーやアーティファクトのうちこれでない1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それは速攻を得る。それのマナ総量が4以上であるなら、次のあなたの終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
5/5アーティスト:Mads Ahm
白の専門化はリアニメイト。こちらは速攻つき。マナ総量が大きいと終了ステップに生け贄に捧げる必要があるが、歩く火力気分で使うのであれば問題無く、白は小型クリーチャーの質に優れるので完全蘇生に限定して使ったとしてもそれなりに優秀。
青:
MTGアリーナ専用カード
Wyll of the Elder Pact / 古きものと契約せし者ワイル (3)(青)(赤)(赤)伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock)
このクリーチャーが専門化したとき、あなたはクリーチャーやアーティファクトのうちこれでない1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。
5/5アーティスト:Mads Ahm
青の専門化はインスタントやソーサリーの回収。前述の通り、対戦相手から奪ったパーマネントを使ってない場合は2:1交換になるが、それでも盤面にそぐわないカードを呪文に変換できるのは選択肢としては嬉しい。
黒:
MTGアリーナ専用カード
Wyll of the Fiend Pact / フィーンドと契約せし者ワイル (3)(黒)(赤)(赤)伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock)
このクリーチャーが専門化したとき、あなたはクリーチャーやアーティファクトのうちこれでない1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーが5点のライフを支払わないかぎり、あなたはカード3枚を引く。
5/5アーティスト:Mads Ahm
黒の専門化はライフロスか3枚ドローかを選ばせる。対象を取るようになり、能動的にライフを失う使い方はできなくなったが基本は黒くなった怒鳴りつけ/Browbeat。ドローの場合は自分のパーマネントを使ってもカード・アドバンテージに繋がるが、対戦相手に選択権があるのはやはり短所。序盤から積極的にライフを狙い、どちらを選ばれても即ゲームセットを狙える状況に持っていきたい。
赤:
MTGアリーナ専用カード
Wyll of the Blade Pact / 剣の契約のワイル (3)(赤)(赤)(赤)伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock)
このクリーチャーが専門化したとき、あなたはクリーチャーやアーティファクトのうちこれでない1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、剣の契約のワイルをアンタップする。このメイン・フェイズの後に追加の戦闘フェイズ1つと、それの後に追加のメイン・フェイズ1つを加える。
5/5アーティスト:Mads Ahm
赤の専門化は自身限定の今を生きる/Seize the Day。奪ったパーマネントを間接的に打点に繋げられる。一方で盤面で負けている状況だと効果が薄いのはこの手の呪文のお約束。ワイル自体に戦闘を有利に進める能力や突破力のある回避能力がないのも難点。
警戒を付与するなどしない限り、ワイルを連続で攻撃させるためには一度戦闘フェイズを終えたあとで専門化する必要がある。前のターンに奪ったクリーチャーを攻撃させた後で生け贄にするデザインなのだろうが、最初の戦闘でワイルが倒されると全てが台無しになってしまう。
緑:
MTGアリーナ専用カード
Wyll of the Fey Pact / フェイと契約せし者ワイル (3)(赤)(赤)(緑)伝説のクリーチャー — 人間(Human) 邪術師(Warlock)
このクリーチャーが専門化したとき、あなたはクリーチャーやアーティファクトのうちこれでない1つを生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、フェイと契約せし者ワイルは、+3/+3の修整を永久に受け、トランプルを永久に得る。
5/5アーティスト:Mads Ahm
緑の専門化は自身の恒久的な強化。合計7マナ8/8トランプルになり、マナレシオとしても悪くないライン。緑は土地加速が得意なため、7マナの支払いも割と現実的で、カード・アドバンテージの損失を最小限に留めやすい。
- 専門化後のカード名のうち、赤以外はダンジョンズ&ドラゴンズ第5版においてウォーロックが選ぶことができる「この世ならぬ契約相手」(サブクラス)が由来だろう。一方で、赤は「契約の恩恵」の選択肢のひとつ「Pact of the Blade/剣の契約」を思わせる。