呪い
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呪い/Curseは、エンチャント・タイプの1つ。イニストラード・ブロックのメカニズムとして登場し、後にいくつかのセットで再登場している。
エンチャント — オーラ(Aura) 呪い(Curse)
エンチャント(プレイヤー)
エンチャントされているプレイヤーのアップキープの開始時に、貫かれた心臓の呪いはそのプレイヤーかそのプレイヤーがコントロールしているプレインズウォーカーに1点のダメージを与える。
エンチャント — オーラ(Aura) 呪い(Curse)
エンチャント(プレイヤー)
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーから、エンチャントされているプレイヤーにつけられているどの呪い(Curse)とも同じ名前を持たない呪いカードを1枚探してもよい。そうしたなら、それをそのプレイヤーにつけられた状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
呪いであるカードはいずれも「エンチャント(プレイヤー)」のオーラ・エンチャントであり、原則としてつけられたプレイヤーが不利になる効果をもたらす。
このサブタイプ自体に特別なルールは存在しないが、呪いを参照するカードがいくつか存在する。苦心の魔女/Bitterheart Witchおよび不幸の呪い/Curse of Misfortunesは呪いをサーチして直接戦場に出すことができる。渇きの呪い/Curse of Thirstと監視の呪い/Curse of Surveillanceは呪いの枚数を参照して効果が増強される。陽気な拷問吏、リンディ/Lynde, Cheerful Tormentorは呪いをリアニメイトしまた対戦相手につけかえる能力を持つ。また、魔女封じの宝珠/Witchbane OrbはETB能力で呪いを破壊する。
血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tomeや服従の呪い/Curse of Conformityなど、つけられたプレイヤーにメリットをもたらす側面がある呪いも存在する。
- 開発部からの評価もプレイヤーからの評判も良い方であり[1]、アモンケット時点で、必要があればいつでも使える落葉樹メカニズムであると述べられている[2]。
- イニストラード・ブロックでは緑にだけ呪いが存在しない。Mark Rosewaterの当初の計画は、イニストラードで白以外の4色に呪いが登場し、続く闇の隆盛で白にも呪いが登場することでイニストラード/Innistradの残された部分まで穢され始めたことを示す、というものだった。しかしこのアイデアがデベロップ・チームにきちんと理解されていなかったため、デベロップ中に唯一の緑の呪いが赤に変更された際に、代替となる緑の呪いが作られなかったのである[3][4][5]。
- 後のイニストラード:真夜中の狩りでも再び、緑にだけ呪いが収録されなかった。これはもともとサイクルとなることを意図していたものではなく、セット・デザイン期間の終盤になって4枚目が作られ、誰も5枚目の必要性に気づかなかったためである。このことについてMarkは、緑のメカニズムは不利な効果をもたらす呪いには向いていないと述べながらも、特別な理由なしに不完全サイクルを作るのは誤りであるとして謝罪している[6]。
[編集] 該当カード
[編集] イニストラード
- 血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome
- 忘却の呪い/Curse of Oblivion
- 死の支配の呪い/Curse of Death's Hold
- 貫かれた心臓の呪い/Curse of the Pierced Heart
- 夜毎の狩りの呪い/Curse of the Nightly Hunt
- うろつく餌食の呪い/Curse of Stalked Prey
[編集] 闇の隆盛
- 疲労の呪い/Curse of Exhaustion
- こだまの呪い/Curse of Echoes
- 不幸の呪い/Curse of Misfortunes
- 渇きの呪い/Curse of Thirst
- 流血の呪い/Curse of Bloodletting
[編集] 統率者2013
- 見捨てられし者の呪い/Curse of the Forsaken
- 惰性の呪い/Curse of Inertia
- 浅すぎる墓穴の呪い/Curse of Shallow Graves
- 混沌の呪い/Curse of Chaos
- 捕食の呪い/Curse of Predation
[編集] イニストラードを覆う影
[編集] 統率者2016
[編集] アモンケット
[編集] 破滅の刻
[編集] 統率者2017
- 活力の呪い/Curse of Vitality
- 饒舌の呪い/Curse of Verbosity
- 騒然の呪い/Curse of Disturbance
- 豪奢の呪い/Curse of Opulence
- 褒賞の呪い/Curse of Bounty
[編集] 統率者2019
[編集] フォーゴトン・レルム探訪統率者デッキ
[編集] イニストラード:真夜中の狩り
- 静寂の呪い/Curse of Silence
- 監視の呪い/Curse of Surveillance
- ヒルの呪い/Curse of Leeches
- 揺らぐ信仰の呪い/Curse of Shaken Faith
[編集] イニストラード:真夜中の狩り統率者デッキ
- 服従の呪い/Curse of Conformity
- 解放の呪い/Curse of Unbinding
- 眠れぬ死者の呪い/Curse of the Restless Dead
- 執着の呪い/Curse of Obsession
- 絡みつく網の呪い/Curse of Clinging Webs
[編集] イニストラード:真紅の契り
[編集] 脚注
- ↑ Storm Scale: Innistrad and Shadows over Innistrad/ストーム値:『イニストラード』『イニストラードを覆う影』(Making Magic 2017年3月27日 Mark Rosewater著)
- ↑ Odds & Ends: Amonkhet, Part 2/こぼれ話:『アモンケット』 その2(Making Magic 2017年5月29日 Mark Rosewater著)
- ↑ Dark Shadows, Part 1/暗き影 その1(Making Magic 2012年1月23日 Mark Rosewater著)
- ↑ State of Design 2012/デザイン演説2012(Making Magic 2012年8月27日 Mark Rosewater著)
- ↑ Innistrad Design Handoff Document/『イニストラード』デザイン提出文書(Making Magic 2021年8月23日 Mark Rosewater著)
- ↑ Burning the Midnight Oil, Part 1/『真夜中』の油を燃やす その1(Making Magic 2021年9月13日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 2 カードの部分
- 205 タイプ行
- 205.3 サブタイプ
- 205.3h エンチャントにはそれ専用のサブタイプ群が存在する。それらのサブタイプはエンチャント・タイプと呼ばれる。エンチャント・タイプには、「オーラ/Aura」(rule 303.4 参照)「背景/Background」「カルトーシュ/Cartouche」「クラス/Class」(rule 716 参照)「呪い/Curse」「役割/Role」(rule 303.7 参照)「ルーン/Rune」「英雄譚/Saga」(rule 714 参照)「破片/Shard」「祭殿/Shrine」がある。
- 205.3 サブタイプ
- 205 タイプ行