ソウルシスターズ
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ソウルシスターズ (Soul Sisters) とは、ライフを得ることで強力になるクリーチャーと、恒久的にライフを得る手段を組み合わせたデッキである。
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概要
クリーチャー — 猫(Cat) 兵士(Soldier)
あなたがライフを得るたび、あなたはアジャニの群れ仲間の上に+1/+1カウンターを1個置く。
2/2クリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)
絆魂(このクリーチャーがダメージを与える場合、さらにあなたは同じ点数のライフを得る。)
あなたのライフが30点以上であるかぎり、セラの高位僧は+5/+5の修整を受けるとともに飛行を持つ。
基本セット2011にて、アジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemateとセラの高位僧/Serra Ascendantの2種類の「ライフを得ることで強力になるクリーチャー」が登場したことによって生まれたデッキで、この2種類のクリーチャーの色である白単色デッキか、他に1色をタッチする。
基本セット2011の登場時は、スタンダードに魂の管理人/Soul Wardenと魂の従者/Soul's Attendantがいたため、この2種類のクリーチャーを「恒久的にライフを得る手段」として用いていた。デッキ名も魂の管理人と魂の従者のカード名に由来している。
ミラディンの傷跡参入に伴うローテーションで魂の管理人がスタンダード落ちしたことにより環境から一時退くが、新たなるファイレクシアで縫合の僧侶/Suture Priestが収録されたことにより、再びスタンダードで日の目を見るようになった。
モダン基準でも両クリーチャーは軽量高打点であり、同様のコンセプトのデッキを組むことができる。強力無比な回復手段である砂の殉教者/Martyr of Sandsが使用可能であり、ほかにも魂の管理人に幽体の行列/Spectral Processionや二の足踏みのノリン/Norin the Waryを組み合わせて回復回数を稼ぐことが可能なっている。性質上バーンや青赤Delver-Goといった速度重視のデッキに強いが、妨害手段が乏しいためコンボデッキに弱い。モダン環境は欠片の双子を筆頭に各種のコンボデッキがメタゲームに食い込んでいるため、トーナメントシーンではどうしてもこの点がネックになってしまう。
- 上記以外には、カビーラの交差路/Kabira Crossroadsや微光地/Glimmerpost、タッチをしている場合は隠れ家といった、ライフを得るETBを持った土地がキーカードとして挙げられる。
スタンダード
サンプルリスト
- 備考
- アメリカ選手権10 第14位、スタンダード部門6勝2敗 (参考)
- 使用者:Conley Woods
- フォーマット
モダン
サンプルリスト1
- 備考
- グランプリトリノ12 準優勝 (参考)
- 使用者:Michael Thiel
- フォーマット
- 白単色タイプ。
- さらなる回復手段として砂の殉教者/Martyr of Sands+再誕の宣言/Proclamation of Rebirthが組み込まれている。
サンプルリスト2
- 赤白のタイプ。
- 二の足踏みのノリン/Norin the Waryを採用している。ライフを得るほか、起源室/Genesis Chamberでトークン生成、鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forgeで直接ダメージを与えることが可能。さらにクリーチャー・タイプが人間なので教区の勇者/Champion of the Parishを強化でき、パワーが2なので弱者の師/Mentor of the Meekでドローができる。多様なシナジーが組み込まれたデッキ。
参考
- Great Looks at Great Decks (Magicthegathering.com)
- Soul Sisters (Magicthegathering.com)
- Soul Sisters 2011 (Magicthegathering.com)
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ 第19回:イギリス・ドイツ・アメリカ選手権 (mtg-jp.com)
- 津村健志の「先取り!」スタンダード・アナライズ 第55回:新たなるライフの活用法・ファイレクシアの脅威 (mtg-jp.com)
- デッキ集