ビッグ・マナ
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ビッグ・マナ(Big Mana)
ステロイドの一種。別名「マナ・ランプ(Mana Rump)」。
元は時のらせんブロック構築発祥のデッキだが、第10版とローウィンで強力なパーツを入手し、スタンダードでも頭角を現している。
クリーチャー — 植物(Plant) 壁(Wall)
防衛
根の壁の上に-0/-1カウンターを1個置く:(緑)を加える。毎ターン1回のみ起動できる。
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
瞬速
飛行
ボガーダンのヘルカイトが戦場に出たとき、好きな数のクリーチャーとプレイヤーとプレインズウォーカーの組み合わせを対象とする。ボガーダンのヘルカイトはそれらに、5点のダメージを望むように割り振って与える。
各種マナブーストから火力によるコントロールや大型クリーチャー召喚へと繋ぎ、マナブーストによって失ったハンド・アドバンテージを調和/Harmonizeで補充する。
時のらせんブロック+ローウィン・ブロック期
伝説のプレインズウォーカー — ガラク(Garruk)
[+1]:土地2つを対象とし、それらをアンタップする。
[-1]:緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-4]:ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+3の修整を受けるとともにトランプルを得る。
ソーサリー
キッカー(赤)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(赤)を支払ってもよい。)
この呪文がキッカーされていたなら、それは刹那を持つ。(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
溶鉄の災難は、飛行を持たない各クリーチャーと各プレイヤーにそれぞれX点のダメージを与える。
時のらせんブロック構築と基本的な動きは変らず、マナ加速を繰り返し、ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteや包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commanderに繋ぐのが基本。 序盤をタルモゴイフ/Tarmogoyfや火葬/Incinerateが支える。
初期は野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerとのシナジーを考慮し肥沃な大地/Fertile Groundを投入したタイプがほとんどだった。 しかし、バウンスや同系対策として用いられるムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Mossには非常に脆いので、北方行/Into the Northと占術の岩床/Scrying Sheetsの組み合わせを利用した「スノウ・ランプ/Snow Rump」とも呼ばれる氷雪タイプが主流になった。 定番の火葬/Incinerateに加え雪崩し/Skredが使えるのが強み。それに加えてファイレクシアの鉄足/Phyrexian Ironfootを有効利用できる。
3色目に青を加え永劫の年代史家/Aeon Chroniclerを投入される場合も多い。
- カウンターデッキ対策として、猛牛の目/Eyes of the Wisentやクァーグノス/Quagnoth、憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Furyがサイドボードに投入される。
- ドラゴンストームに対抗するため白をタッチし法の定め/Rule of Lawや発光/Luminesceを利用するものも。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリクラクフ07 第3位(参考)
- 使用者:Armin Birner
- フォーマット
aligen="center" | LEFT: | |
メインデッキ (60) | ||
クリーチャー (17) | ||
4 | 根の壁/Wall of Roots | |
3 | ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite | |
2 | 雲打ち/Cloudthresher | |
1 | 敵愾/Hostility | |
3 | タルモゴイフ/Tarmogoyf | |
4 | 包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander | |
呪文 (20) | ||
4 | 明日への探索/Search for Tomorrow | |
4 | 調和/Harmonize | |
1 | 分解/Disintegrate | |
3 | 肥沃な大地/Fertile Ground | |
3 | 野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker | |
4 | 火葬/Incinerate | |
1 | 溶鉄の災難/Molten Disaster | |
土地 (23) | ||
4 | 森/Forest | |
3 | 燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows | |
4 | カープルーザンの森/Karplusan Forest | |
5 | 山/Mountain | |
1 | ペンデルヘイヴン/Pendelhaven | |
4 | 樹上の村/Treetop Village | |
2 | ウルザの工廠/Urza's Factory | |
サイドボード | ||
2 | 古えの遺恨/Ancient Grudge | |
3 | 砕岩を食うもの/Detritivore | |
2 | ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer | |
1 | 溶鉄の災難/Molten Disaster | |
4 | ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss | |
1 | 原基の印章/Seal of Primordium | |
2 | 硫黄破/Sulfurous Blast |
時のらせんブロック構築
ソーサリー
土地1つを対象とし、それを破壊する。あなたのライブラリーから森(Forest)カードを1枚探し、そのカードをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
エンチャント
(2),カードを1枚無作為に選んで捨てる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。嵐の束縛はそれに2点のダメージを与える。
スクリブ・アンド・フォース、獣群の呼び声/Call of the Herd等の優良クリーチャー軍団を火力でサポートする。
動きはかつてのファイアーズや、フレッシュメーカーに近い。 根の壁/Wall of Rootsや明日への探索/Search for Tomorrowなどからマナ加速し大型クリーチャーにつなぐ構成になっており、デッキ名もここから来ている。
当時は環境に確定カウンターの枚数も少なく、確定除去に使い易いものがあまりなかったため、マナ加速からの大型クリーチャー召喚が有効だった。
調和/Harmonize、嵐の束縛/Stormbindが息切れを防いでくれる。
- 土地破壊色を高めたコントロール寄りのものも存在した。 →参考
- 緑の土地サーチを用いるため3色目をタッチしたりと色々と工夫が利く。カウンターに非常に弱い構成のため、カウンターされないドローソースとして永劫の年代史家/Aeon Chroniclerをタッチしたものや、黒を加えて虚空/Voidや滅び/Damnationを投入したものなど。
未来予知参入後は、タルモゴイフ/Tarmogoyfなど優秀な小型クリーチャーが増え、軽量化したビートダウンの赤緑プレデターがメインとなったが、根強い人気が有り、色を足す方向で生きながらえることとなった。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー横浜07ベスト8(参考)
- 使用者:Paulo Carvalho
- フォーマット
aligen="center" | LEFT: | |
メインデッキ (60) | ||
クリーチャー (20) | ||
4 | 幽体の魔力/Spectral Force | |
4 | 根の壁/Wall of Roots | |
3 | スクリブのレインジャー/Scryb Ranger | |
3 | ケルドの後継者、ラーダ/Radha, Heir to Keld | |
4 | ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite | |
2 | 憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury | |
呪文 (18) | ||
4 | 明日への探索/Search for Tomorrow | |
4 | 睡蓮の花/Lotus Bloom | |
4 | ムウォンヴーリーの酸苔/Mwonvuli Acid-Moss | |
3 | 調和/Harmonize | |
3 | 嵐の束縛/Stormbind | |
土地 (22) | ||
8 | 山/Mountain | |
1 | ペンデルヘイヴン/Pendelhaven | |
9 | 森/Forest | |
2 | 菌類の到達地/Fungal Reaches | |
2 | 広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse | |
サイドボード | ||
2 | クローサの掌握/Krosan Grip | |
3 | 運命の盗人/Fortune Thief | |
2 | 古えの遺恨/Ancient Grudge | |
4 | 硫黄の精霊/Sulfur Elemental | |
4 | 鋸刃の矢/Serrated Arrows |