ゴブヴァンテージ
提供:MTG Wiki
ゴブヴァンテージ(Gobvantage)は、オンスロートの種族強化によって生まれたエクステンデッドの部族ウィニーの一種。デッキ名はゴブリン+アドヴァンテージの造語。
ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiterとゴブリンの首謀者/Goblin Ringleaderのコンボを積み込んだ高速型のゴブリンデッキである。
ゴブリン徴募兵の能力でゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriverを4枚ライブラリーの一番上に置き、ゴブリンの首謀者でそのカードを手札に加える。後はそれを展開、入門の儀式/Rites of Initiationなども絡めて一気に20点以上のダメージをたたき出す。ゴブリンの戦長/Goblin Warchiefによって唱えるためのコストが軽減された上に、速攻も付くため全体除去すら間に合わないスピードである。
ゴブリン徴募兵の積み込み方しだいでは、対戦相手の全体除去の直後にすぐさま新たなゴブリンを並べることもできる。本来部族デッキには致命的なカードであるはずの仕組まれた疫病/Engineered Plagueを張られた上から殴り勝つという意味不明な現象をよく見かけた。
スカークの探鉱者/Skirk Prospectorでマナ加速することもでき、ゴブリンの女看守/Goblin Matronが教示者のような働きもする。
非常に高速化されたデッキで、世界選手権03で猛威を振るったがすぐに主力のゴブリンの従僕/Goblin Lackeyが禁止されてしまう。ところがミラディン以降もその勢いはとまらず、金属モックス/Chrome Moxと煮えたぎる歌/Seething Songというマナ加速を得てかえって強化され、ゴブリンによるビートダウンの他にゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcherとゴブリン徴募兵による瞬殺コンボも盛り込まれた。
しかしプロツアーニューオーリンズ03では、ミラディンによって強化されたティンカーに圧倒され、ベスト8入賞は逃した。その後ゴブリン徴募兵の禁止によって、同時期に禁止された修繕/Tinkerと共に姿を消した。
- 大量のゴブリンを並べる必要があるため寒け/Chillが最大の弱点。そのため、ミラディン以降は忘却石/Oblivion Stoneなどがエンチャント対策として使用された。
- マナ加速に食物連鎖/Food Chainを用いたバージョンは、食物連鎖ゴブリンと呼ばれる。
初期型
後期型
- こちらはミラディン参入後のバージョン。
- サイドボードにはティンカー対策のアーティファクト破壊と、仕組まれた疫病/Engineered Plague対策のゴブリンのうすのろ/Goblin Goonが投入される。
参考
- ゴブ-バンテージをゲットだぜ!(Braingeyser(internet.archive)、下の和訳)
- Extended; Get the Gob-Vantage!(英語)
- Ride on goblin wave!(文:池田剛)
- ゴブリン
- デッキ集