納墓/Entomb
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ライブラリー内の好きなカード1枚を墓地に置ける呪文。手札ではなくて墓地にカードを置く、一種のサーチカードと言える。墓地も立派なリソースの1つであり、特にエクステンデッド以下の環境ではその傾向が強いため、1マナと軽いこと、およびインスタントであることは評価が高い。
このカードの恩恵を強く受けるワールドゴージャーやベンツォといったデッキが登場し、実績を残している。スタンダードにおいても、正統派のリアニメイトデッキで活躍していた。
強いて弱点があるとすれば、それは墓地に置いたカードを活かす前に墓地対策をされることである。外科的摘出/Surgical Extraction、先攻1ターン目の死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanなどは正に天敵である。不利な相手にはサイド後に思い切ってデッキから抜くのも1つの手段。
- 類似の効果を持つカードにはこれ以前に、クリーチャー・カード限定だが3枚墓地に置ける生き埋め/Buried Aliveがある。
- 英語名カード名の「Entomb」は「墓に入れる」「埋葬する」「葬る」といった意味だが、埋葬/Buryとの被りを考慮して「納墓」とうまく造語を当てた。
- 8年後の基本セット2010にて、英語版カード名が対になる墓暴き/Disentombが登場した。そちらは墓地から手札に戻すがクリーチャー限定。それと同じ効果をETBで発揮する納墓の総督/Entomber Exarchもいる。
制限・禁止指定
1マナの墓地へのサーチという性質上、往々にしてゲームを決める力があるため、幾度となく制限カードもしくは禁止カードに指定されてきた。
- 2003年4月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定されていたが、2009年7月1日より制限解除となる。
- 2003年4月1日より、タイプ1.5で禁止カードに指定される。また、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されていたが、2009年10月1日より禁止が解除された。Magic Onlineのクラシックで使用可能にもかかわらずそれほど脅威ではなく、レガシー環境で新しいデッキの登場が期待されると判断されたため[1]。
- 2003年10月1日より、エクステンデッドで禁止カードに指定される。
スタンダードではカードプールがそれほど広くないためか、禁止されることはなかった。
関連カード
ライブラリーからカードを探し直接墓地に置くカード。
- 最後の別れ/Final Parting - カード2枚を探し、1枚を手札に、1枚を墓地に置く。(ドミナリア)
- 墓破りのラミア/Gravebreaker Lamia - ETB能力でカード1枚を墓地に置く。(テーロス還魂記)
- ブロコスの神話/Mythos of Brokkos - カード1枚を墓地に置き、墓地のカード2枚を手札に戻す。(イコリア:巨獣の棲処)
- オリークの伝承魔道士/Oriq Loremage - 起動型能力でカード1枚を墓地に置く。(ストリクスヘイヴン:魔法学院)
- 不快な納墓役/Vile Entomber - ETB能力でカード1枚を墓地に置く。(モダンホライゾン2)
探すカードに制限がある亜種。
- 生き埋め/Buried Alive - クリーチャー・カードを3枚まで墓地に置く。(ウェザーライト)
- 死体の鑑定人/Corpse Connoisseur - ETB能力でクリーチャー・カード1枚を墓地に置く。(アラーラの断片)
- ジャラドの命令/Jarad's Orders - クリーチャー・カード2枚を探し、1枚を手札に、1枚を墓地に置く。(ラヴニカへの回帰)
- ゴブリンの技師/Goblin Engineer - ETB能力でアーティファクト・カード1枚を墓地に置く。(モダンホライゾン)
- 無名の墓/Unmarked Grave - 伝説でないカード1枚を置く。(モダンホライゾン2)
- 幻影の馬車/Phantom Carriage - 降霊かフラッシュバックを持つカード1枚置く。(イニストラード:真夜中の狩り)
対戦相手に選択権があるカードは直観/Intuitionを参照。
参考
- ↑ This Land Is Your Land(Latest Decelopments 2009年9月17日)
- カード名英語辞典
- 誤訳/名訳
- カード個別評価:オデッセイ - レア
- カード個別評価:アルティメットマスターズ - レア
- カード個別評価:エターナルマスターズ - レア
- Amonkhet Invocations