ボーマットの急使/Bomat Courier
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アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
速攻
ボーマットの急使が攻撃するたび、あなたのライブラリーの一番上のカードを裏向きに追放する。(あなたはそれを見ることができない。)
(赤),あなたの手札を捨てる,ボーマットの急使を生け贄に捧げる:ボーマットの急使により追放されたすべてのカードをオーナーの手札に加える。
攻撃するたびにライブラリーの一番上のカードを追放し、後にそれを手札に加えることができるアーティファクト・クリーチャー。
カードを追放する能力は、手札さえ使い切れば多くのアドバンテージを得ることができる。速いアグロでは難しいことではなく、癇しゃく/Fiery Temperを始めとしたマッドネスカードを捨てることで、ディスアドバンテージを抑えることも可能。早いターンにプレイできれば捨てる枚数を超えるカードを手札に加えられることも珍しくない。
多くのカードを追放したボーマットの急使は、対戦相手にしてみれば除去せざるを得ないが、マナさえあれば生け贄に捧げられるため非常に対処しにくい。1/1なのでブロッカーの存在で攻撃できないことも多いが、機体の搭乗に使用したり、手札に有効なカードがなくなる後半では最低限サイクリングのようにカードを補充できるため無駄にはならない。
スタンダードでは赤黒アグロなどのアグロデッキで採用されている。マッドネスシナジーのほか、発明者の見習い/Inventor's Apprenticeや無許可の分解/Unlicensed Disintegrationなどのアーティファクトシナジーにも大きく寄与している。アモンケット・ブロック期のラムナプ・レッドでも先陣を切る。イクサラン・ブロック期も引き続きラムナプ・レッドで採用され、ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins禁止後も赤単アグロや赤黒アグロといった赤系のアグロデッキでフル投入された。ドミナリア参入後は、ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirlerが多用される環境柄タフネス1のクリーチャーが敬遠されるようになり、ミラーマッチを考慮してこのカードを抜いてミッドレンジ寄りの構成を取るケースも増えた。それでも、赤黒アグロや 赤単アグロでは引き続き採用され、カードプールから落ちるまで一線級のカードであり続けた。
- Knowledge Vaultという似たようなカードがある。
ルール
- 手札に1枚もカードがない場合でも、「あなたの手札を捨てる」というコストは支払うことができる。
- ルール文章に書かれている「ボーマットの急使」とは、これ自身のみを指す(CR:201.4)。他のボーマットの急使の攻撃で1番目の能力が誘発したり、他のボーマットの急使が追放したカードを3番めの能力で手札に加えることはできない。カード名の項も参照。
- 2番目の能力と3番目の能力は関連している能力である。例えば、虚空の力線/Leyline of the Voidなどの効果で起動コストとして捨てるカードが追放されたとしても、それは手札に加えられるカードにはならない。
関連カード
サイクル
カラデシュ・ブロックの能力のコストに色マナを要求するレアのアーティファクト・サイクル。
- 平和歩きの巨像/Peacewalker Colossus
- 商人の荷運び/Merchant's Dockhand
- 屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger
- ボーマットの急使/Bomat Courier
- 造命師の動物記/Lifecrafter's Bestiary