注目のストーリー

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注目のストーリー/Story Spotlightは、ストーリー上の重要な場面を描いたカードに付けられるマーカー。カラデシュから導入された。

目次

解説

カラデシュ以降のカード・セットには、それぞれに数枚、背景ストーリーにおける重要な場面を意識してデザインされたカードが収録されている。これらのカードには以下の情報が記載される。

場所 情報
文章欄 プレインズウォーカー・シンボル透かし
コレクター番号の右 「注目のストーリー」の表記とセット内での通し番号
権利表記の上 ストーリーページのURL(mtgstory.com

これらのマーカーは、ゲーム上は特別な意味を持たない。

  • 背景ストーリーを描いたカードすべてが注目のストーリー・カードになるわけではない。
  • プレミアム・カード版であってもプレインズウォーカー・シンボル部分は箔押し加工はなされていない。

導入の経緯

マジックでは長年、ペーパーバック小説電子書籍などを購入しなければ詳細な背景ストーリーを知ることができず、ユーザーにとってストーリーが敷居の高いものになっていた。これを解消するため、開発部2014年に大きな方針転換を行った。一つは有料の小説を廃止し、公式サイトで無料公開される掌編記事「Magic Story(当時の名前はUncharted Realms)」でメインストーリーを展開すること。そしてもう一つは、カードそのものにストーリーを描くことである。

ニクスへの旅から「ストーリー上の重要な場面をカード化する」試みが始まり、神討ち/Deicideなどが作られた[1]。この試みはその後も続き、戦乱のゼンディカー・ブロックからは「重要なシーン/Pivotal Moment」として、1セットにつき約5枚、ストーリー上の重要な場面を描いたカードが作られることになった[2]。そしてカラデシュ・ブロックから、「重要なシーン」は「注目のストーリー」としてカードに直接記されるようになり[3]、それがストーリー上重要なカードであることをユーザーに明示的に示すとともに、ストーリーに興味を持ったユーザーをWebサイトに誘導するための仕組みが作られた。

一覧

イクサランの相克

  1. 想起横溢/Flood of Recollection
  2. 誘導記憶喪失/Induced Amnesia
  3. 首謀者の収得/Mastermind's Acquisition

イクサラン

  1. イクサランの束縛/Ixalan's Binding
  2. ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt
  3. 川の叱責/River's Rebuke
  4. 魔学コンパス/Thaumatic Compass
  5. 危険な航海/Perilous Voyage

破滅の刻

  1. 啓示の刻/Hour of Revelation
  2. 栄光の刻/Hour of Glory
  3. 約束の刻/Hour of Promise
  4. 永遠の刻/Hour of Eternity
  5. 破滅の刻/Hour of Devastation

アモンケット

  1. 新たな信仰/Renewed Faith
  2. 残酷な現実/Cruel Reality
  3. 選定された行進/Anointed Procession
  4. 力ずく/By Force
  5. ギデオンの介入/Gideon's Intervention

霊気紛争

  1. 領事府の弾圧/Consulate Crackdown
  2. ピアの革命/Pia's Revolution
  3. 不許可/Disallow
  4. 橋上の戦い/Battle at the Bridge
  5. 闇の暗示/Dark Intimations

カラデシュ

  1. 発明博覧会/Inventors' Fair
  2. 領事府による拘禁/Captured by the Consulate
  3. 行き詰まりの罠/Deadlock Trap
  4. 宿命の決着/Fateful Showdown
  5. 慮外な押収/Confiscation Coup

脚注

  1. A Voice for VorthosDoug Beyerブログ)
  2. Eldritch Perfect, Part 1/異界の完成 その1(Making Magic 2016年7月11日 Mark Rosewater著)
  3. Blogatog(Mark Rosewaterブログ)

参考

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