戦乱のゼンディカー・ブロック
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[[ゼンディカー・ブロック]]の続編。[[次元/Plane]]を越えた捕食者[[エルドラージ/Eldrazi]]が[[エルドラージ覚醒|覚醒]]した後の[[ゼンディカー/Zendikar]]を舞台とする。 | [[ゼンディカー・ブロック]]の続編。[[次元/Plane]]を越えた捕食者[[エルドラージ/Eldrazi]]が[[エルドラージ覚醒|覚醒]]した後の[[ゼンディカー/Zendikar]]を舞台とする。 | ||
− | このブロックから2セット1ブロックでの構成になる。[[スタンダード]] | + | このブロックから2セット1ブロックでの構成になる。[[スタンダード]]でこれ以降のブロックは2ブロックごとに[[ローテーション]]し、このブロックは[[イニストラードを覆う影ブロック]]と同時に[[落ちる|スタンダード落ち]]する。 |
新たな[[マナ・シンボル]]として[[無色マナ]]・シンボルが登場。新たな[[キーワード能力]]として[[覚醒]]、[[嚥下]]、[[欠色]]、[[怒濤]]が登場。新たな[[キーワード処理]]として[[支援]]が登場。新たな[[能力語]]として[[結集]]、[[収斂]]、[[盟友]]が登場し、[[上陸]]が再登場した。 | 新たな[[マナ・シンボル]]として[[無色マナ]]・シンボルが登場。新たな[[キーワード能力]]として[[覚醒]]、[[嚥下]]、[[欠色]]、[[怒濤]]が登場。新たな[[キーワード処理]]として[[支援]]が登場。新たな[[能力語]]として[[結集]]、[[収斂]]、[[盟友]]が登場し、[[上陸]]が再登場した。 | ||
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+ | 2度にわたるスタンダードのローテーション変更により、スタンダードで使用できる期間や共存するセットの内容に大きく影響を受けたブロックである。 | ||
+ | このブロック登場時のスタンダードはそれまでの基本セット+2ブロックの方式に従い、[[タルキール覇王譚ブロック]]+[[マジック・オリジン]]+戦乱のゼンディカー・ブロックであったが、[[2016年]]は従来と異なり1ブロック(2セット)半年ごとのローテーションが導入されていた。 | ||
+ | そのため2016年の春には「[[タルキール龍紀伝]]+マジック・オリジン」+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック、秋には戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+[[カラデシュ・ブロック]]となり、共存するセットが短いスパンで大きく変化している。 | ||
+ | このブロックも[[2017年]]春にスタンダード落ちする予定であったが、2016年10月の発表で「2017年以降は2ブロック(4セット)1年ごとにローテーションする」とさらに変更されたため、このブロックの使用可能期間は2017年秋まで延長され、予定されていなかった[[アモンケット・ブロック]]との共存も実現した。 | ||
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+ | *発売後のローテーション変更によりスタンダードでの使用可能期間が延長されたのは、[[1997年]]当時の[[アイスエイジ・ブロック]]以来である。 | ||
*ゼンディカー・ブロックは、[[土地]]に焦点を当て冒険要素を描いた[[ゼンディカー]]・[[ワールドウェイク]]と、巨大[[クリーチャー]]と[[無色]]に焦点を当てエルドラージとの戦いを描いた[[エルドラージ覚醒]]で、大きくテーマの異なるブロックであった。特に人気が高いのは前者の2セットだったが、この戦乱のゼンディカー・ブロックは最終セットである後者の続編として描かれており、前者の要素を大きく切り捨てている。[[Mark Rosewater]]は、自身のコラムでこれを「後知恵で考えれば、相当の誤り」「世界を再訪するときは、その世界を最初に訪れた時にプレイヤーが愛したそのものへ戻るべし」と述べている([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/because-salt-makes-mistakes-taste-great-2016-05-09 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0016961/ 翻訳])。次の[[イニストラードを覆う影ブロック]]はこの反省から、ホラー要素の強いブロック前半を再訪している。 | *ゼンディカー・ブロックは、[[土地]]に焦点を当て冒険要素を描いた[[ゼンディカー]]・[[ワールドウェイク]]と、巨大[[クリーチャー]]と[[無色]]に焦点を当てエルドラージとの戦いを描いた[[エルドラージ覚醒]]で、大きくテーマの異なるブロックであった。特に人気が高いのは前者の2セットだったが、この戦乱のゼンディカー・ブロックは最終セットである後者の続編として描かれており、前者の要素を大きく切り捨てている。[[Mark Rosewater]]は、自身のコラムでこれを「後知恵で考えれば、相当の誤り」「世界を再訪するときは、その世界を最初に訪れた時にプレイヤーが愛したそのものへ戻るべし」と述べている([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/because-salt-makes-mistakes-taste-great-2016-05-09 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0016961/ 翻訳])。次の[[イニストラードを覆う影ブロック]]はこの反省から、ホラー要素の強いブロック前半を再訪している。 | ||
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*[http://mtg-jp.com/publicity/0015672/ 『ゲートウォッチの誓い』 発表] | *[http://mtg-jp.com/publicity/0015672/ 『ゲートウォッチの誓い』 発表] | ||
*[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0011148/ 変身](ブロック制変更の記事) | *[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0011148/ 変身](ブロック制変更の記事) | ||
− | *[http://mtg-jp.com/publicity/0017853/ スタンダード・ローテーションの見直しについて] | + | *[http://mtg-jp.com/publicity/0017853/ スタンダード・ローテーションの見直しについて](2016年10月スタンダード変更の記事) |
==参考== | ==参考== |
2016年10月21日 (金) 14:32時点における版
戦乱のゼンディカー・ブロック/Battle for Zendikar blockは戦乱のゼンディカー、ゲートウォッチの誓いの2つのセットからなるブロック。
セット名 | 略号 | 発売日 | セット枚数 | 製品情報(WotC) | カードリスト(Wisdom Guild) |
---|---|---|---|---|---|
戦乱のゼンディカー/Battle for Zendikar | BFZ | 2015年10月2日 | 274枚 | 製品情報 | カードリスト |
ゲートウォッチの誓い/Oath of the Gatewatch | OGW | 2016年1月22日 | 184枚 | 製品情報 | カードリスト |
目次 |
概要
ゼンディカー・ブロックの続編。次元/Planeを越えた捕食者エルドラージ/Eldraziが覚醒した後のゼンディカー/Zendikarを舞台とする。
このブロックから2セット1ブロックでの構成になる。スタンダードでこれ以降のブロックは2ブロックごとにローテーションし、このブロックはイニストラードを覆う影ブロックと同時にスタンダード落ちする。
新たなマナ・シンボルとして無色マナ・シンボルが登場。新たなキーワード能力として覚醒、嚥下、欠色、怒濤が登場。新たなキーワード処理として支援が登場。新たな能力語として結集、収斂、盟友が登場し、上陸が再登場した。
スタンダードのローテーション変更による影響
2度にわたるスタンダードのローテーション変更により、スタンダードで使用できる期間や共存するセットの内容に大きく影響を受けたブロックである。 このブロック登場時のスタンダードはそれまでの基本セット+2ブロックの方式に従い、タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロックであったが、2016年は従来と異なり1ブロック(2セット)半年ごとのローテーションが導入されていた。 そのため2016年の春には「タルキール龍紀伝+マジック・オリジン」+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック、秋には戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロックとなり、共存するセットが短いスパンで大きく変化している。 このブロックも2017年春にスタンダード落ちする予定であったが、2016年10月の発表で「2017年以降は2ブロック(4セット)1年ごとにローテーションする」とさらに変更されたため、このブロックの使用可能期間は2017年秋まで延長され、予定されていなかったアモンケット・ブロックとの共存も実現した。
その他
- 発売後のローテーション変更によりスタンダードでの使用可能期間が延長されたのは、1997年当時のアイスエイジ・ブロック以来である。
- ゼンディカー・ブロックは、土地に焦点を当て冒険要素を描いたゼンディカー・ワールドウェイクと、巨大クリーチャーと無色に焦点を当てエルドラージとの戦いを描いたエルドラージ覚醒で、大きくテーマの異なるブロックであった。特に人気が高いのは前者の2セットだったが、この戦乱のゼンディカー・ブロックは最終セットである後者の続編として描かれており、前者の要素を大きく切り捨てている。Mark Rosewaterは、自身のコラムでこれを「後知恵で考えれば、相当の誤り」「世界を再訪するときは、その世界を最初に訪れた時にプレイヤーが愛したそのものへ戻るべし」と述べている(参考/翻訳)。次のイニストラードを覆う影ブロックはこの反省から、ホラー要素の強いブロック前半を再訪している。
Zendikar Expeditions
戦乱のゼンディカー・ブロックのブースターパックには、特殊な土地・カードが封入されている場合がある。これらはフルアート仕様のプレミアム・カードであり、言語は英語版しか存在しないがどの言語のパックにも封入されている。
これらのカードは独自のエキスパンション・シンボルを持ち、戦乱のゼンディカー・ブロックのセットの一部としては扱われない。よって構築では同名のカードが許可されているフォーマットのみで使用できる。リミテッドではカードプールに組み込むことができる。
収録カードの内容など、詳細はZendikar Expeditionsの項を参照。
関連ページ
- 『戦乱のゼンディカー』 発表
- 『ゲートウォッチの誓い』 発表
- 変身(ブロック制変更の記事)
- スタンダード・ローテーションの見直しについて(2016年10月スタンダード変更の記事)
参考
- 戦乱のゼンディカー・ブロック構築
- カード個別評価:戦乱のゼンディカー・ブロック
- デュエルデッキ
- カードセット一覧
- タルキール覇王譚ブロック
- マジック・オリジン
- 戦乱のゼンディカー・ブロック
- イニストラードを覆う影ブロック
- カラデシュ・ブロック
- アモンケット・ブロック