12Knights

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2012年8月17日 (金) 03:25時点における版

12Knightsは、黎明期に存在したウィニーデッキの1つ。

3種12枚の騎士（実際にはスタンダード当時、騎士でないものも含むが（（その後のオラクルで騎士を得る））を用いているのが特徴で、デッキ名もそこから来ている。白と黒に存在するが、多くの場合白のスタンダード版を指す。

白

白版で使われるのは白騎士/White KnightとOrder of Leitbur、白き盾の騎士団/Order of the White Shield。

いずれもプロテクション(黒)を持ち、黒（当時は特にネクロ）が流行したときにアンチデッキとして用いられた。

特にスタンダードの、ネクロの夏とまで呼ばれるネクロが上位を占めた世界選手権96を制したものが有名。

白では標準装備と言ってもいい解呪/Disenchantによって、ネクロのキーカードであるネクロポーテンス/Necropotenceや、ネクロの中でも特に当時流行していたネクロディスクのネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskを破壊できるのもポイント。

また、黒以外のデッキにも上記の12体のプロテクションが生かせるように、青をタッチし臨機応変/Sleight of Mindするバージョンも存在する。

エクステンデッドでは、デュアルランドの存在から2～3色で組まれることも多かった。

スタンダード版

• 備考
  • 世界選手権96 優勝 （参考）
  • 使用者:Tom Chanpheng
• フォーマット
  • スタンダード（第４版＋クロニクル、フォールン・エンパイア、アイスエイジ・ブロック)

• 世界選手権96を制したデッキ。
• サイドボードの神への捧げ物/Divine Offeringはネクロ対策の一環。ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskや、制限カードの象牙の塔/Ivory TowerやZuran Orbに確実に対処することができる。
• 青をタッチして臨機応変/Sleight of Mindを採用している。しかし、Tom Chanphengは、デッキリスト登録の際に唯一の青マナ発生源であるアダーカー荒原/Adarkar Wastesを書き忘れたため、このデッキを完全な白単色として世界選手権を戦った。それでも優勝したということは、彼の実力もさることながらネクロの使用率がいかに高かったかを物語っている。

エクステンデッド版

• 備考
  • プロツアーシカゴ97 ベスト8 （参考）
  • 使用者:Olle Rade
• フォーマット
  • エクステンデッド（リバイズド～第５版、ザ・ダーク～テンペスト）

• 初期エクステンデッドのトリコロールバージョンで、赤と青が数枚タッチされている。

黒

黒版で使われるのは黒騎士/Black KnightとOrder of the Ebon Hand、ストロームガルドの騎士/Knight of Stromgald。

また、当時の黒を代表するカードであるネクロポーテンス/Necropotenceを使用したネクロウィニー型も多かった。

いずれもプロテクション(白)を持ち、白（当時は白ウィニーやカウンターポスト）に対するアンチデッキとして活躍した。また、余った暗黒の儀式/Dark Ritualやネクロポーテンスで引いた土地と、Order of the Ebon Hand及びストロームガルドの騎士との相性が良いことから、白がそこまで環境を支配していなくても用いられることもあった。

スタンダード版

• 備考
  • プロツアーダラス96 ベスト4 （参考）
  • 使用者:Brian Hacker
• フォーマット
  • スタンダード（第４版＋クロニクル＋アイスエイジ・ブロック＋ミラージュ）

• ネクロポーテンス/Necropotenceを採用したネクロウィニー型のデッキ。

エクステンデッド版

• 備考
  • プロツアーシカゴ97 第71位 （参考）
  • 使用者:Rudy Edwards
• フォーマット
  • エクステンデッド（リバイズド～第５版、ザ・ダーク～テンペスト）

• サイドボードは不明。
• 赤をタッチし火力を加えたバージョンである。

参考

• Dailydeck
• 白ウィニー
  • ネクロの夏
• 黒ウィニー
  • ネクロウィニー
• デッキ集