狡猾な相棒、ミラ/Mila, Crafty Companion
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*[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034986/ 『ストリクスヘイヴン:魔法学院』と『統率者(2021年版)』のトークン]([[Daily MTG]] 2021年4月15日) | *[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034986/ 『ストリクスヘイヴン:魔法学院』と『統率者(2021年版)』のトークン]([[Daily MTG]] 2021年4月15日) | ||
*[[イコリア/Ikoria#眷者/Bonder|眷者/Bonder]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[イコリア/Ikoria#眷者/Bonder|眷者/Bonder]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
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*[[カード個別評価:ストリクスヘイヴン:魔法学院]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:ストリクスヘイヴン:魔法学院]] - [[神話レア]] | ||
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2021年9月14日 (火) 22:13時点における版
伝説のクリーチャー — 狐(Fox)
対戦相手1人が、あなたがコントロールしている1体以上のプレインズウォーカーを攻撃するたび、あなたがコントロールしている各プレインズウォーカーの上にそれぞれ忠誠(loyalty)カウンター1個を置く。
あなたがコントロールしているパーマネント1つが対戦相手がコントロールしている、呪文や能力の対象になるたび、あなたはカード1枚を引いてもよい。
Lukka, Wayward Bonder / むら気な眷者、ルーカ (4)(赤)(赤)
伝説のプレインズウォーカー — ルーカ(Lukka)
[+1]:あなたは「カード1枚を捨て、カード1枚を引く。これによりクリーチャー・カードが捨てられたなら、代わりにカード2枚を引く。」を選んでもよい。
[-2]:あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。それは速攻を得る。次のあなたのアップキープの開始時に、それを追放する。
[-7]:あなたは「クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。その戦場に出たクリーチャーは、それに、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。」を持つ紋章を得る。
クリーチャーとプレインズウォーカーのモードを持つ両面カード。第1面はプレインズウォーカーとパーマネントを守る伝説の狐。第2面は再登場のルーカ。忠誠度能力はルーター、クリーチャーの一時的リアニメイト、クリーチャーをETB火力にする紋章。
解説
第1面
ルーカがアルケヴィオス/Arcaviosで出会い、相棒にした狐。
自分のプレインズウォーカーが攻撃されるたびに忠誠カウンターを増加し、自分のパーマネントが対戦相手から対象に取られるたびにドローできる。
相手クリーチャーの攻撃によるプレインズウォーカーへのダメージを実質的に抑えることができる。除去やインスタント・タイミングでブロッカーを呼び出すことにより攻撃を完全に凌ぎきれば、攻撃されたのに忠誠度が逆に増えた、なんて芸当も可能。プレインズウォーカーを直接除去されても、対象を取るものであれば後半の能力で損失を補填してくれる。
第2面
- -2能力
- 浅すぎる墓穴/Shallow Grave系の速攻つき一時的リアニメイト。
- 追放されるのが次の自分のアップキープであるため、1ターン限りのブロッカーとしても運用できる。またそれまでに生け贄に捧げてしまえば再利用も可能。
- 黒の色の役割であるリアニメイトは赤では珍しいが、墓地からの騙し討ち/Sneak Attack系の効果と解釈できる。
- -7能力
- 戦嵐のうねり/Warstorm Surgeの紋章を得る。
- 適当にクリーチャーを出すだけで勝負を決められるようになる強力な能力。忠誠度を回復すれば、自身の-2能力で火力を放ち始める。
いずれの忠誠度能力もクリーチャーに関する能力となっている。このカードの第1面はクリーチャーのため、プレインズウォーカーでありながら二枚目以降の自身をクリーチャーとして換算できるのは強み。-2や-7能力のことを考えるとなるべくパワーの高い大型クリーチャーをデッキに入れておきたいところ。
統率者戦では実質的に統率者指定可能なプレインズウォーカーとして振舞うことができる。もちろん第1面を活かしフレンズ的に動いてもよいだろう。
ルール
- +1能力
- オラクルでは明確であるが、カード1枚を捨てるのは引くためのコストである。1枚捨てることができない状況では選択肢を選ぶことはできない。テンプレート、身震いする発見/Thrilling Discoveryも参照。
- その状況でも、忠誠度を上げるためにこの能力を起動することは適正である。
関連カード
- 銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast
- むら気な眷者、ルーカ/Lukka, Wayward Bonder
- 免れ得ぬ破滅、ルーカ/Lukka, Bound to Ruin
サイクル
ストリクスヘイヴン:魔法学院の神話レアのモードを持つ両面カードサイクル。少なくとも片方の面が伝説のクリーチャーまたは伝説のプレインズウォーカーである。オリークの首領、エクスタス/Extus, Oriq Overlordを除き、2つの面は対抗色の組み合わせとなっている。
- オリークの首領、エクスタス/Extus, Oriq Overlord(白黒) - 血の化身の目覚め/Awaken the Blood Avatar(黒赤)
- 火花の学者、ローアン/Rowan, Scholar of Sparks(赤) - 霜の学者、ウィル/Will, Scholar of Frost(青)
- 厄介な害獣、ブレックス/Blex, Vexing Pest(緑) - ブレックスの捜索/Search for Blex(黒)
- 狡猾な相棒、ミラ/Mila, Crafty Companion(白) - むら気な眷者、ルーカ/Lukka, Wayward Bonder(赤)
- アルケヴィオスの神託者、ジャズィ/Jadzi, Oracle of Arcavios(青) - 神託者への旅/Journey to the Oracle(緑)
ストーリー
故郷イコリア/Ikoriaから遠く離れ、アルケヴィオス/Arcaviosを彷徨うルーカ/Lukka。秘密結社オリーク/The Oriqの首領エクスタス・ナー/Extus Narrと取引し、魔法学院ストリクスヘイヴン/Strixhavenの襲撃に協力する。
ミラ/Milaは、アルケヴィオスに棲む狐に似た生物。ルーカは眷者/Bonderの力を用いてこの生物と繋がり、新たな相棒とした。
参考
- 『ストリクスヘイヴン:魔法学院』と『統率者(2021年版)』のトークン(Daily MTG 2021年4月15日)
- 眷者/Bonder(背景世界/ストーリー用語)
- リアニメイトカード
- カード個別評価:ストリクスヘイヴン:魔法学院 - 神話レア