ラクドスの魔除け/Rakdos Charm
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すべてのモードが「特定のデッキには効果的だが、効かない相手には全く効かない」という[[サイドボード]]向けの効果であり、魔除けらしからぬ非常に尖ったデザインとなっている。とはいえ、1枚のカードで複数の状況を対策できることは利点であり、サイドボードの[[スロット]]を節約しやすい。[[メタゲーム|メタ]]次第では[[メインデッキ]]からの投入もありえるだろう。 | すべてのモードが「特定のデッキには効果的だが、効かない相手には全く効かない」という[[サイドボード]]向けの効果であり、魔除けらしからぬ非常に尖ったデザインとなっている。とはいえ、1枚のカードで複数の状況を対策できることは利点であり、サイドボードの[[スロット]]を節約しやすい。[[メタゲーム|メタ]]次第では[[メインデッキ]]からの投入もありえるだろう。 | ||
− | 各種[[墓地]]利用・アーティファクトに加え、[[欠片の双子#モダン|欠片の双子]]や[[ゴブリンストーム#モダン|ゴブリンストーム]]、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]] | + | 各種[[墓地]]利用・アーティファクトに加え、[[欠片の双子#モダン|欠片の双子]]や[[ゴブリンストーム#モダン|ゴブリンストーム]]、[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]などへの対策として[[モダン]]でも採用を考えられるカード。 |
*3番目のモードが赤でなく黒赤の位置に置かれているのは、[[狂乱病/Delirium]]やその亜種の流れを汲んだものだろう。 | *3番目のモードが赤でなく黒赤の位置に置かれているのは、[[狂乱病/Delirium]]やその亜種の流れを汲んだものだろう。 | ||
*[[ジャンドの魔除け/Jund Charm]]とは黒のモードが全く同じ。 | *[[ジャンドの魔除け/Jund Charm]]とは黒のモードが全く同じ。 | ||
− | * | + | *{{Gatherer|id=356742}}を見ると、魔除けというには程遠い武器のような形状になっている。焼き鏝のように、体に刻み付けるタイプのものだろう。[[フレイバー・テキスト]]からもその片鱗が伺える。 |
==ルール== | ==ルール== | ||
*3番目のモードのダメージの[[発生源]]は各クリーチャーであり、ラクドスの魔除けではない。 | *3番目のモードのダメージの[[発生源]]は各クリーチャーであり、ラクドスの魔除けではない。 | ||
**ダメージを[[与える]]クリーチャーが[[絆魂]]や[[感染]]を持っている場合にはそれが機能する。 | **ダメージを[[与える]]クリーチャーが[[絆魂]]や[[感染]]を持っている場合にはそれが機能する。 | ||
− | **[[竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogenius]] | + | **[[竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogenius]]などの「プレイヤー1人にダメージを[[与える]]たび」の[[誘発型能力]]は[[誘発]]する。 |
− | **[[戦闘ダメージ]] | + | **[[戦闘ダメージ]]を与えたとき、あるいは「[[対戦相手]]にダメージを与えるたび」の[[能力]]は誘発しない。 |
+ | ***例えば[[見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen]]の[[暗殺者]]・トークンとの[[友情コンボ]]は成立しない。 | ||
+ | ***[[惑乱の死霊/Hypnotic Specter]]などの能力は誘発しない。(惑乱の死霊から見ればダメージを与えた先はそのコントローラーである) | ||
**公式サイトで公開されたよくある質問集では、3番目のモードで対戦相手に与えられるダメージをそのプレイヤーが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に[[移し変え]]られるように当初書かれていたが、これは誤り。対戦相手のプレインズウォーカーに移し変えられるのは、ダメージの発生源を自分がコントロールする場合であり、ダメージの発生源を対戦相手自身がコントロールする場合は移し変えられない。 | **公式サイトで公開されたよくある質問集では、3番目のモードで対戦相手に与えられるダメージをそのプレイヤーが[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]する[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]に[[移し変え]]られるように当初書かれていたが、これは誤り。対戦相手のプレインズウォーカーに移し変えられるのは、ダメージの発生源を自分がコントロールする場合であり、ダメージの発生源を対戦相手自身がコントロールする場合は移し変えられない。 | ||
2013年6月15日 (土) 19:19時点における版
インスタント
以下から1つを選ぶ。
・プレイヤー1人を対象とし、その墓地にあるすべてのカードを追放する。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。
・各クリーチャーはそれぞれのコントローラーに1点のダメージを与える。
ラヴニカへの回帰ブロックの魔除けのラクドス版。モードは墓地対策、アーティファクト破壊、対プレイヤー火力。
黒のモードは貪欲な罠/Ravenous Trap。軽いインスタントでこれだけ効果が大きいものは貴重。トーモッドの墓所/Tormod's Cryptなどに対しては奇襲性で勝っている。
赤のモードは粉砕/Shatter。溶解/Smeltより重いが、2マナなら十分実用レベル。
黒赤のモードは全クリーチャーにコントローラーを殴らせる、ちょっと変わった火力。対ビートダウンでは安定したダメージを期待でき、トドメにもなり得るが、ノンクリーチャーないし少数のフィニッシャーに頼るようなデッキにはほとんど何もできない。自分にも被害が及ぶ点と、あくまで単発の本体火力であり、カード・アドバンテージを失っている点にも注意が必要。なお、無限トークン・大量トークンを勝ち手段とするデッキに対しては一発逆転の強烈なアンチカードとなる。
すべてのモードが「特定のデッキには効果的だが、効かない相手には全く効かない」というサイドボード向けの効果であり、魔除けらしからぬ非常に尖ったデザインとなっている。とはいえ、1枚のカードで複数の状況を対策できることは利点であり、サイドボードのスロットを節約しやすい。メタ次第ではメインデッキからの投入もありえるだろう。
各種墓地利用・アーティファクトに加え、欠片の双子やゴブリンストーム、瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageなどへの対策としてモダンでも採用を考えられるカード。
- 3番目のモードが赤でなく黒赤の位置に置かれているのは、狂乱病/Deliriumやその亜種の流れを汲んだものだろう。
- ジャンドの魔除け/Jund Charmとは黒のモードが全く同じ。
- イラストを見ると、魔除けというには程遠い武器のような形状になっている。焼き鏝のように、体に刻み付けるタイプのものだろう。フレイバー・テキストからもその片鱗が伺える。
ルール
- 3番目のモードのダメージの発生源は各クリーチャーであり、ラクドスの魔除けではない。
- ダメージを与えるクリーチャーが絆魂や感染を持っている場合にはそれが機能する。
- 竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogeniusなどの「プレイヤー1人にダメージを与えるたび」の誘発型能力は誘発する。
- 戦闘ダメージを与えたとき、あるいは「対戦相手にダメージを与えるたび」の能力は誘発しない。
- 例えば見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseenの暗殺者・トークンとの友情コンボは成立しない。
- 惑乱の死霊/Hypnotic Specterなどの能力は誘発しない。(惑乱の死霊から見ればダメージを与えた先はそのコントローラーである)
- 公式サイトで公開されたよくある質問集では、3番目のモードで対戦相手に与えられるダメージをそのプレイヤーがコントロールするプレインズウォーカーに移し変えられるように当初書かれていたが、これは誤り。対戦相手のプレインズウォーカーに移し変えられるのは、ダメージの発生源を自分がコントロールする場合であり、ダメージの発生源を対戦相手自身がコントロールする場合は移し変えられない。
関連カード
サイクル
ラヴニカへの回帰ブロックの魔除けサイクル。いずれも2マナのインスタントであり、各ギルド/Guildに1枚ずつ存在する。3つのモードはそれぞれ、1色目にできることと2色目にできること、そして両方の色が共通してできることの組み合わせになっている(参考)。
- アゾリウスの魔除け/Azorius Charm
- イゼットの魔除け/Izzet Charm
- ラクドスの魔除け/Rakdos Charm
- ゴルガリの魔除け/Golgari Charm
- セレズニアの魔除け/Selesnya Charm
- オルゾフの魔除け/Orzhov Charm
- ディミーアの魔除け/Dimir Charm
- グルールの魔除け/Gruul Charm
- ボロスの魔除け/Boros Charm
- シミックの魔除け/Simic Charm