原始のタイタン/Primeval Titan
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− | *[[Secret Lair Drop Series#Showcase: Kaldheim – Part 1|Secret Lair Drop Series: Showcase: Kaldheim – Part 1]] | + | *[[Secret Lair Drop Series/2022年#Artist Series: Chris Rahn|Secret Lair Drop Series: Artist Series: Chris Rahn]] |
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2023年7月12日 (水) 20:35時点における最新版
クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
緑のタイタンはトランプルと土地サーチ。戦場に出るか、攻撃するたびに基本でない土地も選べる爆発的植生/Explosive Vegetation、のちのカードで言えば砂漠を用いない場合の約束の刻/Hour of Promiseが誘発する。
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[編集] 解説
戦場に出た時点でアドバンテージを得ており、一度でも攻撃できれば爆発的にマナを伸ばすことができる。ここからさらに重量級のカードを連打していくこともできるし、もし青と組んでいれば打ち消し用のマナも確保できる。単純なデッキ圧縮効果としてもなかなか。
また基本でない土地もサーチ範囲に入っているため、マナ基盤確保のみならず様々なギミックに応用できる。上陸能力を複数回誘発させたり、ミシュラランドをサーチして頭数を増やしたり、用途は幅広い。
総じて強力なカードであり、タイタン・サイクルの筆頭、基本セット2011のトップレアと呼んで間違いないだろう。
[編集] 活躍
スタンダードで共存していたゼンディカー・ブロック~イニストラード・ブロックに様々な能力を持つ土地が収録されていたことは大きな追い風。特に溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacleとは、このカードを出した次のターンには勝てるほどの相性の良さを誇る(→ヴァラクート)。他にも、ウギンの目/Eye of Uginとエルドラージの寺院/Eldrazi Templeを揃えて伝説のエルドラージを高速召喚したり(→エルドラージ・ランプ)、各色の重めのパワーカードをかき集めたコントロールデッキの中核にもなったり(→各種ターボランドデッキ)。ゼンディカー・ブロックの退場後も、ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Runを活用したケッシグ・ランプのキーカードとして活躍を続け、世界選手権11を制した。
サーチの常として、カードプールが広がればますます強力になる。エクステンデッドでは前述したヴァラクートの他、秘匿土地を中核とした緑白秘匿のキークリーチャーであった。
モダンでもヴァラクートのほかバウンスランドなどを用いるAmulet Comboでサーチ役兼フィニッシャーとして活躍する。雲上の座/Cloudpostや死者の原野/Field of the Deadが禁止される前は12postや死者の原野でもそれぞれ活躍していた。
レガシーでも12Postでサーチ要員として活躍する。
一方リミテッドでは、基本セット2011および基本セット2012には強烈な基本でない土地が無く、仮にあっても常にピックできるとは限らないので、せいぜい基本土地を持ってきてライブラリーを圧縮できるファッティにしかならない。それはそれで強力なのだが、他のタイタンに比べると一段見劣るのは仕方ない。
[編集] 禁止指定
統率者戦では2012年9月20日に禁止カードに指定された。重いランプ戦術が過剰に存在しすぎたため、その抑制としての決定である[1]。
[編集] その他
- ヤヴィマヤのワーム/Yavimaya Wurmなど、数多くの緑6マナのバニラおよびトランプル持ちのクリーチャーの上位互換。比べるのも酷と言うほかない。
- 非常に強力である一方、緑はクリーチャー除去が苦手な色であるため、コントロール奪取カードに非常に弱い。特に反逆の印/Mark of Mutiny系統の一時的コントロール奪取呪文は天敵であり、撃たれて総攻撃されて敗北、というケースがままある。
- そのためタイタン現役時のスタンダード環境の赤デッキ(特にアグロ)には、一時的奪取呪文はサイドボードにほぼ必須の扱いであった。デッキによってはさらにぐらつく峰/Teetering Peaks2枚を出して11/7トランプルで逆襲、なんてことも。
- タイタン側のケアとしては、サイドボードに濃霧/Fogや転倒の磁石/Tumble Magnetを積むことが多い。これらはアグロ全般への対策も兼ねている。
- 2013年前半のグランプリ参加者に新規イラスト版のプロモーション・カードが配布された[2]。
- 探すかどうかは任意であり、探した上で見つけるかどうかも(条件指定のあるサーチであるため)任意である。
- そのため、(通常はあまりすることはないだろうが)「シャッフルしたくないので探さない」「シャッフルするためだけに0枚探す」といったプレイングも適正である。
- デザインモデルはTCG『デュエル・マスターズ』の《大勇者「ふたつ牙」》[3]。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
基本セット2011のタイタン・サイクル。いずれも神話レアで6マナダブルシンボル6/6の巨人であり、戦場に出たときと攻撃したときに誘発する誘発型能力を持つ。基本セット2012でも引き続き再録されている。
- 太陽のタイタン/Sun Titan
- 霜のタイタン/Frost Titan
- 墓所のタイタン/Grave Titan
- 業火のタイタン/Inferno Titan
- 原始のタイタン/Primeval Titan
[編集] 脚注
- ↑ Commander Official Banned List And Format Philosophy(StarCityGames.com 2012年9月19日 Sheldon Menery著)
- ↑ Completing the Premier Play Picture for 2013(Daily MTG 2013年12月10日)
- ↑ 射場本正巳氏のTwitter(2021年5月4日)
[編集] 参考
- Titanic Trouble/タイタン問題(Latest Developments 2010年7月30日 Tom LaPille著 リンク消失につきいずれもWebarchive)
- 土地サーチカード(機能別カードリスト)
- カード個別評価:基本セット2012 - 神話レア
- カード個別評価:基本セット2011 - 神話レア
- カード個別評価:時のらせんリマスター - 旧枠加工カード
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - 神話レア
- カード個別評価:モダンマスターズ2015 - 神話レア
- カード個別評価:ヒストリック・アンソロジー7 - 神話レア
- Secret Lair Drop Series: Artist Series: Chris Rahn
- Secret Lair Drop Series: Showcase: Kaldheim – Part 1